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第六章・過去の亡霊
32・想定内と想定外
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あれからノートン家がどうなったのかは知らない。ただ風の噂に聞いたのは、シンシアはロリーの死亡事故の責任を問われて、修道院送りになったとか。尊い命に比べて余りに軽い責任だとは思うけど、ロリーに対して殺意がなかったことと、やはり貴族家の令嬢だということが大きかったよう。ロリーはあくまで平民だから…悲しいけどそれが現実。
それでせめて反省してくれればロリーも浮かばれるのでしょうけど、それは私には分からない。だけど思うのは、もしかしてシンシアが望んでいたものが、そこにはあるのかも知れないってこと。精神の安寧と終の棲家…どちらもあの人が一番欲しがっていたものだから。
ノートン家に来てからも、ずっと不安だったのかも。いつまた父親から捨てられるのか、そして母親がお母様を殺したことがバレて、家を追い出されるのではと。それを考えるともう、追い出されることはないでしょう。死ぬその時まで…
それからお兄様はお医者様のカウンセリングを受けていて、お父様は皇帝陛下の相談役を降りた。それによってこれまでのようにはいかなくなるでしょう。だけど一人ではなくて二人だから…どうにかなるって思ってる。もう私の考えることではないわね?そして…
私はフレデリカ・フラウになった。どういうことかって?そう、伯母様の養女になったの。
私はあの時もちろん、平民になる覚悟をしていた。誰も知らないけど、私は既に二度目の人生…だったら枠から飛び出してみるのもいいんじゃないかって。その先には、苦しいことも理不尽なことだって続くのかも知れない。だけど私はもう、誰かのために生きる人生には疲れていた。一度目はノートン家の家族の為、そしてエズラの為に…その結果あんなふうに命を落とした。
あんな呆気ない最期を迎えて、それから何故か死に戻って…それから二度目は前とはかなり変わっているけど、それでも漠然とした不安が付き纏う。私はまた、突然死ぬのではないかと…
あの時、少し前から原因不明の体調不良が続いていた。微熱が続いて、少し歩いたら息切れしてしまう…そんな状態だった私。お母様と同じ病気だった?だけど遺伝性の病気なら、流石に知らされていた筈。だから怖い…今は大好きな人達に囲まれているから。私がああやって死んだとしたら、どれだけ哀しませてしまうのかと。それならいっそ、平民でいた方がいいのかもと…
そんなことを知らない伯母様は、大いに私を心配する。それでフラウ家の籍に入るようにと頼んできた。ノートン家を出ることには一切の反対はなかったし、それもまた運命ならと受け入れることにした。だから今の私は、辺境伯家の令嬢…
そしてフラウ家の顧問弁護士に一任されたその手続きは、思ったよりもスムーズに済んだという。それはもちろん、私達には皇帝陛下がついているから…
「ジョルジュは反省せねばならない。どうしてあんなになるまで放っておいたんだ?罪滅ぼしと言うには余りに不可解で、それに第一フレデリカには何の罪もないだろう!」
そう憤っているのは何と陛下!お父様…いえ、ノートン伯爵とは旧知の間柄なのに相当怒っていらっしゃる。だからこその怒りなのかもね…相談して欲しかったのだと思う。それはお兄様にも言えることだけど、ノートン家の男どもの辞書には、相談するという言葉はないのかしら?プライドが邪魔をするのかも。そんなの、死んだら何の役にも立たないのに…
「それでフレデリカは、辺境伯家領に行ってしまうのか?それは少し淋しいが…カサンドラも帰ってしまうのだろう?」
「あら、淋しいの?だからいつでも遊びにいらしてもいいって言ってるのにねぇ」
幼馴染み二人によるお馴染みの会話。それにどう反応すればよいのか分からないけど、ちょっとだけ慣れてきた。陛下は伯母様の前では少年のようになり、大抵のことは大目に見てくださる。そんな二人を微笑ましいと思うほどに…不敬かしら?
「私は暫く、首都に残ることになりました。こちらで家業の勉強をしてからルードアに向かうことになります」
そう陛下に話すと、ウンウン頷いて下さっている。それには一年ほど必要かと思っていて、それまではここにいられる。そして密かに気になっているのはスチワートのことで…
「そういえば今日は、スチワートは来なかったのか?あの者も忙しいだろうが…」
その陛下の問いに、勢いよく首を縦に振る。そして…
「はい。お会い出来ずに残念だと申しておりました。何でも仕事が立て込んでいるとかで…」
帰るのに時間が掛かってしまった分、仕事が山積みになってしまったのだ。それで作業場に缶詰になっているスチワート。申し訳ないと思うけど、そればかりは協力も出来ないし…頑張って貰う他はないわ。
「それでどうする?二人は結婚するのかな。身分的には釣り合っているがな」
突然陛下がそう言って、一瞬何を言われているのか分からない。ええっ、私とスチワートのこと?嘘でしょう…
「そういうの、余計なお世話っていうのよ!」
私の代わりに伯母様がそう叫んでくれたけど、気付いた瞬間顔が真っ赤になる。スチワートがここに居なくて良かったわ!恥ずかしい…
「だけどフレデリカ、あなた達がそう思うんだったら私は反対はしないわ。こうして私の養女にはなったけど、そのことで自分の気持ちを誤魔化すようなことはして欲しくないの…だから正直でいていいのよ?」
伯母様のそんな言葉がジンと心に染みる。自分の心には正直に…それでいいのだと伝えてくれている。そのことが本当に有り難いと思う。伯母様はこれから直ぐにルードアに向けて出発する。それで皇帝陛下に挨拶に来たんだけど…そのことが急に淋しくなってきた。ワザと考えないようにしていたのに。
「分かりました。ありがとうございます、伯母様…いいえ、お母様!」
+++++
「それじゃあ、フレデリカ。余り無理せずに勉強なさいね。スチワートにも頼みたかったんだけど…今日も缶詰に?」
出発の時がとうとうやって来た…それで見送りに来ている。スチワートはどうしても作業場から出られず、発明した映像通信器なるものを持たされた。通信器といえば黄色い鳥…それを改良して、顔を見ながら話せるのだとか。進歩って早い!
「お母様、これスチワートからです。何でもこれで顔を見ながら話せるそうですよ?落ち着いたらこれで連絡をするとか言ってました。ちょっと重いですが気を付けて!」
そう言って顔の大きさくらいの丸い楯のような物を渡す。それは丸い水晶のようなものに台座が付いている。ちょっと重いのが難点で、まだ改良の余地があるとか言っていた。それもあっという間に終えるのだと思うけど。
「ありがとう。そう伝えておいて!それじゃあ行くわね」
どんどん淋しくなってくるけど、我慢して堪えている。泣いちゃダメ!永遠の別れじゃないんだから。そう思いながら馬車に乗り込むお母様の背中を見送っていると、突然クルリと振り返って…
「そうそう、聞いておかなきゃと思っていたの。スチワートって若く見えるけど二十五歳なの?その後直ぐ二十一だって言い直したんだけど…まあ、どっちでもいいわね」
思いも寄らないことに息が止まりそうになる。スチワートが二十五…そんなことは絶対にない!これって、どういう意味なの?
それでせめて反省してくれればロリーも浮かばれるのでしょうけど、それは私には分からない。だけど思うのは、もしかしてシンシアが望んでいたものが、そこにはあるのかも知れないってこと。精神の安寧と終の棲家…どちらもあの人が一番欲しがっていたものだから。
ノートン家に来てからも、ずっと不安だったのかも。いつまた父親から捨てられるのか、そして母親がお母様を殺したことがバレて、家を追い出されるのではと。それを考えるともう、追い出されることはないでしょう。死ぬその時まで…
それからお兄様はお医者様のカウンセリングを受けていて、お父様は皇帝陛下の相談役を降りた。それによってこれまでのようにはいかなくなるでしょう。だけど一人ではなくて二人だから…どうにかなるって思ってる。もう私の考えることではないわね?そして…
私はフレデリカ・フラウになった。どういうことかって?そう、伯母様の養女になったの。
私はあの時もちろん、平民になる覚悟をしていた。誰も知らないけど、私は既に二度目の人生…だったら枠から飛び出してみるのもいいんじゃないかって。その先には、苦しいことも理不尽なことだって続くのかも知れない。だけど私はもう、誰かのために生きる人生には疲れていた。一度目はノートン家の家族の為、そしてエズラの為に…その結果あんなふうに命を落とした。
あんな呆気ない最期を迎えて、それから何故か死に戻って…それから二度目は前とはかなり変わっているけど、それでも漠然とした不安が付き纏う。私はまた、突然死ぬのではないかと…
あの時、少し前から原因不明の体調不良が続いていた。微熱が続いて、少し歩いたら息切れしてしまう…そんな状態だった私。お母様と同じ病気だった?だけど遺伝性の病気なら、流石に知らされていた筈。だから怖い…今は大好きな人達に囲まれているから。私がああやって死んだとしたら、どれだけ哀しませてしまうのかと。それならいっそ、平民でいた方がいいのかもと…
そんなことを知らない伯母様は、大いに私を心配する。それでフラウ家の籍に入るようにと頼んできた。ノートン家を出ることには一切の反対はなかったし、それもまた運命ならと受け入れることにした。だから今の私は、辺境伯家の令嬢…
そしてフラウ家の顧問弁護士に一任されたその手続きは、思ったよりもスムーズに済んだという。それはもちろん、私達には皇帝陛下がついているから…
「ジョルジュは反省せねばならない。どうしてあんなになるまで放っておいたんだ?罪滅ぼしと言うには余りに不可解で、それに第一フレデリカには何の罪もないだろう!」
そう憤っているのは何と陛下!お父様…いえ、ノートン伯爵とは旧知の間柄なのに相当怒っていらっしゃる。だからこその怒りなのかもね…相談して欲しかったのだと思う。それはお兄様にも言えることだけど、ノートン家の男どもの辞書には、相談するという言葉はないのかしら?プライドが邪魔をするのかも。そんなの、死んだら何の役にも立たないのに…
「それでフレデリカは、辺境伯家領に行ってしまうのか?それは少し淋しいが…カサンドラも帰ってしまうのだろう?」
「あら、淋しいの?だからいつでも遊びにいらしてもいいって言ってるのにねぇ」
幼馴染み二人によるお馴染みの会話。それにどう反応すればよいのか分からないけど、ちょっとだけ慣れてきた。陛下は伯母様の前では少年のようになり、大抵のことは大目に見てくださる。そんな二人を微笑ましいと思うほどに…不敬かしら?
「私は暫く、首都に残ることになりました。こちらで家業の勉強をしてからルードアに向かうことになります」
そう陛下に話すと、ウンウン頷いて下さっている。それには一年ほど必要かと思っていて、それまではここにいられる。そして密かに気になっているのはスチワートのことで…
「そういえば今日は、スチワートは来なかったのか?あの者も忙しいだろうが…」
その陛下の問いに、勢いよく首を縦に振る。そして…
「はい。お会い出来ずに残念だと申しておりました。何でも仕事が立て込んでいるとかで…」
帰るのに時間が掛かってしまった分、仕事が山積みになってしまったのだ。それで作業場に缶詰になっているスチワート。申し訳ないと思うけど、そればかりは協力も出来ないし…頑張って貰う他はないわ。
「それでどうする?二人は結婚するのかな。身分的には釣り合っているがな」
突然陛下がそう言って、一瞬何を言われているのか分からない。ええっ、私とスチワートのこと?嘘でしょう…
「そういうの、余計なお世話っていうのよ!」
私の代わりに伯母様がそう叫んでくれたけど、気付いた瞬間顔が真っ赤になる。スチワートがここに居なくて良かったわ!恥ずかしい…
「だけどフレデリカ、あなた達がそう思うんだったら私は反対はしないわ。こうして私の養女にはなったけど、そのことで自分の気持ちを誤魔化すようなことはして欲しくないの…だから正直でいていいのよ?」
伯母様のそんな言葉がジンと心に染みる。自分の心には正直に…それでいいのだと伝えてくれている。そのことが本当に有り難いと思う。伯母様はこれから直ぐにルードアに向けて出発する。それで皇帝陛下に挨拶に来たんだけど…そのことが急に淋しくなってきた。ワザと考えないようにしていたのに。
「分かりました。ありがとうございます、伯母様…いいえ、お母様!」
+++++
「それじゃあ、フレデリカ。余り無理せずに勉強なさいね。スチワートにも頼みたかったんだけど…今日も缶詰に?」
出発の時がとうとうやって来た…それで見送りに来ている。スチワートはどうしても作業場から出られず、発明した映像通信器なるものを持たされた。通信器といえば黄色い鳥…それを改良して、顔を見ながら話せるのだとか。進歩って早い!
「お母様、これスチワートからです。何でもこれで顔を見ながら話せるそうですよ?落ち着いたらこれで連絡をするとか言ってました。ちょっと重いですが気を付けて!」
そう言って顔の大きさくらいの丸い楯のような物を渡す。それは丸い水晶のようなものに台座が付いている。ちょっと重いのが難点で、まだ改良の余地があるとか言っていた。それもあっという間に終えるのだと思うけど。
「ありがとう。そう伝えておいて!それじゃあ行くわね」
どんどん淋しくなってくるけど、我慢して堪えている。泣いちゃダメ!永遠の別れじゃないんだから。そう思いながら馬車に乗り込むお母様の背中を見送っていると、突然クルリと振り返って…
「そうそう、聞いておかなきゃと思っていたの。スチワートって若く見えるけど二十五歳なの?その後直ぐ二十一だって言い直したんだけど…まあ、どっちでもいいわね」
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