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バレンタインコンサート
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元旦と二日も、小夜は想のマンションで一緒に過ごした。
作って来たおせち料理を食べ、ピアノを弾き、ソファでおしゃべりをしてまたピアノを弾く。
贅沢に気ままに時間を過ごし、三日の朝に仕事に向かう想に最寄駅まで車で送ってもらった。
「じゃあな、小夜。実家でゆっくりしてきて」
「うん。お仕事がんばってね、想」
「ああ。また連絡する」
駅から少し離れた路地裏で、小夜は想の車を降りた。
見えなくなるまで見送ると、駅へと歩き出す。
電車を乗り継いで千葉の実家に帰り、久しぶりに家族揃って新年を祝った。
仕事始めの六日に、実家からそのまま勤務先の楽器店に出勤する。
「明けましておめでとうございます」
皆で挨拶しながら、久しぶりの再会を喜んだ。
「小夜、あけおめ」
光もいつものように声をかけてくる。
「明けましておめでとう、光くん。今年もよろしくね」
「ああ、こちらこそ」
年末はどこかぎこちない雰囲気のまま別れたが、時間が経って落ち着いた気がした。
それでも、いずれは光にきちんと話をしよう。
悩みを聞いて、心配してくれていたのだから。
小夜はそう思いながら、戻って来た日常をいつものように過ごしていた。
◇
新年最初のバーでの演奏の日。
小夜はマスターから、バレンタインコンサートについて聞かされていた。
「この日もクリスマスと同じように、カップル向けのディナーを予約制でご用意します。またあの時のように、光くんと藤原さんで演奏してもらえないかな? とっても好評だったので」
「わかりました。彼に聞いてみますね」
翌日、早速職場で話をしてみると、光は二つ返事で引き受ける。
「やるやる、やりますとも」
「ほんと? よかった。じゃあマスターとの打ち合わせに一緒に行ってくれる? 来週の土曜日の、私の演奏の前に相談したいって」
「オッケー」
そして土曜日。
仕事終わりに二人で連れ立ってバーに向かった。
「今回はバレンタインにちなんだ愛の曲がメインでお願いします。前回と同じ流れで、光くんのソロ、二人のセッション、それから藤原さんのソロ。そんな感じで」
「わかりました」
打ち合わせはスムーズに終えたが、問題は選曲だ。
「愛の曲かあ、なにがいいかな」
「バレンタインだから、チョコレートのCMソングは?」
おどける光に「絶対だめ」と真顔で牽制する。
「光くんは、ジャズとかシャンソンとか色々ありそうだね。私もクラシックから選んでおこう」
「クラシックこそ、色々ありそうだろ? 愛の曲なんて」
「それが案外、ドロドロだったりするのよね。今でいう不倫だったり略奪愛だったり」
「そんな背景、詳しい人しか知らないって。聴いた感じがロマンチックだったらいいんじゃねえ?」
「そうかなあ」
そう言って考え込んだ小夜は、想に聞いてみようと思い立った。
◇
『バレンタインの愛の曲か……』
その日の夜遅く、早速電話で相談すると、想も真剣に考え始めた。
久しぶりに聞く想の声に少しドキッとして、小夜は顔を赤らめる。
お正月に会った切り、半月ほど顔を合わせていなかった。
想が忙しいのもあるが、小夜はなるべく会う回数を減らそうと思っていた。
誰かに見られては困るし、こうして電話をするだけで充分幸せだから。
(でもそろそろ会いたいな)
本題とは別のことを考え始めた小夜は、いけない、と真顔に戻る。
「想、なにか思いつかない? お母さんからクラシックピアノ教わってたんだよね?」
『ああ。だけどビシビシしごかれただけで、曲の思い出なんてほとんどないな。ましてや、愛の曲なんて』
「そ、そうなのね。想のお母さんって、厳しかったんだ」
『普段はおっとりしてるけどな。ピアノ弾くと人が変わる感じ』
「へえ。想の今の活躍も、喜んでくれてるでしょうね」
『いや。俺がクラシックの道に進まなかったから、見捨てられたかな。どんな曲書いてるかなんて、きっと知らないと思う』
「そうなの?」
『ああ。年の離れた高三の妹がいてさ、音大に推薦で受かったから、そっちに大喜びしてる』
初めて聞く話に、小夜は興味津々になった。
「想、高校生の妹さんがいるんだ! 美人でしょうねえ。彼氏とかいるんでしょ?」
『知るかよ。そんなの兄貴に知られたくないだろうし』
「確かに。私もお兄ちゃんには知られたくないな」
『小夜も兄弟いるんだ』
「うん。三歳年上の二十七歳で、普通のサラリーマンやってる」
『えっ、俺と同い年じゃないか? 来月、俺も二十七になるから』
「ほんと? やだ! お兄ちゃんと想なんて全然違う……ってそうじゃなくて。想、来月お誕生日なの? 何日?」
『十五日』
ということは、バレンタインデーの翌日になる。
「私、張り切ってお祝いしたい! その日、ちょっとだけでも会えない?」
『お祝いなんていいよ。けど、小夜には会いたい』
「じゃあバレンタインデーの演奏が終わったら、ホテルの部屋で会わない? そうすればバレンタインも一緒に過ごせるし、十五日に日付けが変わった瞬間にお祝いできるから」
『わかった、ありがとう。仕事が終わったらすぐに向かう』
「うん! 部屋の予約は私がしておくね。ふふっ、楽しみ!」
『俺もだ』
心は早くもバレンタインデーに行ってしまい、肝心の曲の相談もしないまま、二人はひたすら待ち切れないとばかりにわくわくしていた。
◇
「じゃあ二人でやる曲、決めるぞ」
仕事が終わった店内で、久しぶりに光とピアノに向かう。
「耳馴染みのある曲を、色んなジャンルで展開していく……。うーん、愛の曲ではないけど、パッヘルベルのカノンは?」
「おお、いいかも。やってみるか」
「うん」
まずは小夜がオリジナルを弾き、途中で光が引き取ってジャズ風にアレンジする。
あとは即興で、色々なテイストで繋げていった。
ラストは小夜がまたオリジナルに戻し、光が華やかに彩りを添えて終わる。
「うん、いいんじゃね? あとは本番のノリで」
「そうだね。当日のお楽しみにしよう」
「じゃ、小夜はソロがんばって」
「ありがとう。って、光くんもでしょ?」
「俺は余裕っすよー」
軽く手を挙げて去っていくうしろ姿を見送ると、小夜はひたすら曲をさらっていった。
◇
無事に二月十四日のホテルを予約し、小夜はコンサートと想の誕生日を祝う準備に忙しくなる。
(えっと、コンサートの曲はこれで決まり。あとは想の誕生日プレゼントか。なにがいいだろう? 私のお給料で買えるものなんて、想にとっては嬉しくもなんともないかな。でも少しでも喜んでもらいたい)
頭を悩ませるが、なかなかいいものが思いつかない。
勤務先の楽器店で、音楽モチーフの小物やインテリアを眺めてみたが、いまいちピンと来なかった。
そうこうしているうちに、二月に入る。
(わー、ほんとに早く決めないと)
コンサートに向けて練習しつつ、毎日あれこれとオンラインショップを検索する。
そのうちに、ふとあるものが目についた。
(これいいかも! 多分、想は持ってないだろうし。よし、これに決めた)
早速ポチッとして、自宅に届くのを待つ。
無事に配達されると、綺麗にラッピングしてバースデーカードを挟んだ。
(ふふっ、渡すのが楽しみ!)
プレゼントを贈る側もこんなに嬉しいなんて、と小夜は新鮮な気持ちになっていた。
◇
迎えた二月十四日。
楽器店の仕事を終えると、光と一緒にバーに向かう。
マスターと最終確認をしてから、控え室に入った。
光が着替えている間に、小夜はフロントに下りてチェックインを済ませる。
想の為にカードキーを一枚預けておいた。
【これから本番です。もし想の方が早かったら、フロントで「1505室の藤原です」って伝えてカードキーを受け取って、部屋で待っててね】
メッセージを送ってから控え室に戻ると、着替えを終えた光が髪をセットしているところだった。
「へえ、光くん、今夜はブルーのシャツなんだね」
「おう。かっこいいだろ?」
「自分で言わなければね」
軽くあしらいながら、小夜も鏡の前に座り、髪をポニーテールにする。
毛先を巻いて動きをつけ、結び目にくるくると巻きつけてから、赤いベルベットのシュシュで飾った。
「おっ、いいなその色。やっぱりドレスも赤か?」
「うん。バレンタインだもんね」
「早く着替えろよ」
「着替えませんよ」
言い合っているうちに、時間になる。
小夜は「行ってらっしゃい」と光を見送った。
作って来たおせち料理を食べ、ピアノを弾き、ソファでおしゃべりをしてまたピアノを弾く。
贅沢に気ままに時間を過ごし、三日の朝に仕事に向かう想に最寄駅まで車で送ってもらった。
「じゃあな、小夜。実家でゆっくりしてきて」
「うん。お仕事がんばってね、想」
「ああ。また連絡する」
駅から少し離れた路地裏で、小夜は想の車を降りた。
見えなくなるまで見送ると、駅へと歩き出す。
電車を乗り継いで千葉の実家に帰り、久しぶりに家族揃って新年を祝った。
仕事始めの六日に、実家からそのまま勤務先の楽器店に出勤する。
「明けましておめでとうございます」
皆で挨拶しながら、久しぶりの再会を喜んだ。
「小夜、あけおめ」
光もいつものように声をかけてくる。
「明けましておめでとう、光くん。今年もよろしくね」
「ああ、こちらこそ」
年末はどこかぎこちない雰囲気のまま別れたが、時間が経って落ち着いた気がした。
それでも、いずれは光にきちんと話をしよう。
悩みを聞いて、心配してくれていたのだから。
小夜はそう思いながら、戻って来た日常をいつものように過ごしていた。
◇
新年最初のバーでの演奏の日。
小夜はマスターから、バレンタインコンサートについて聞かされていた。
「この日もクリスマスと同じように、カップル向けのディナーを予約制でご用意します。またあの時のように、光くんと藤原さんで演奏してもらえないかな? とっても好評だったので」
「わかりました。彼に聞いてみますね」
翌日、早速職場で話をしてみると、光は二つ返事で引き受ける。
「やるやる、やりますとも」
「ほんと? よかった。じゃあマスターとの打ち合わせに一緒に行ってくれる? 来週の土曜日の、私の演奏の前に相談したいって」
「オッケー」
そして土曜日。
仕事終わりに二人で連れ立ってバーに向かった。
「今回はバレンタインにちなんだ愛の曲がメインでお願いします。前回と同じ流れで、光くんのソロ、二人のセッション、それから藤原さんのソロ。そんな感じで」
「わかりました」
打ち合わせはスムーズに終えたが、問題は選曲だ。
「愛の曲かあ、なにがいいかな」
「バレンタインだから、チョコレートのCMソングは?」
おどける光に「絶対だめ」と真顔で牽制する。
「光くんは、ジャズとかシャンソンとか色々ありそうだね。私もクラシックから選んでおこう」
「クラシックこそ、色々ありそうだろ? 愛の曲なんて」
「それが案外、ドロドロだったりするのよね。今でいう不倫だったり略奪愛だったり」
「そんな背景、詳しい人しか知らないって。聴いた感じがロマンチックだったらいいんじゃねえ?」
「そうかなあ」
そう言って考え込んだ小夜は、想に聞いてみようと思い立った。
◇
『バレンタインの愛の曲か……』
その日の夜遅く、早速電話で相談すると、想も真剣に考え始めた。
久しぶりに聞く想の声に少しドキッとして、小夜は顔を赤らめる。
お正月に会った切り、半月ほど顔を合わせていなかった。
想が忙しいのもあるが、小夜はなるべく会う回数を減らそうと思っていた。
誰かに見られては困るし、こうして電話をするだけで充分幸せだから。
(でもそろそろ会いたいな)
本題とは別のことを考え始めた小夜は、いけない、と真顔に戻る。
「想、なにか思いつかない? お母さんからクラシックピアノ教わってたんだよね?」
『ああ。だけどビシビシしごかれただけで、曲の思い出なんてほとんどないな。ましてや、愛の曲なんて』
「そ、そうなのね。想のお母さんって、厳しかったんだ」
『普段はおっとりしてるけどな。ピアノ弾くと人が変わる感じ』
「へえ。想の今の活躍も、喜んでくれてるでしょうね」
『いや。俺がクラシックの道に進まなかったから、見捨てられたかな。どんな曲書いてるかなんて、きっと知らないと思う』
「そうなの?」
『ああ。年の離れた高三の妹がいてさ、音大に推薦で受かったから、そっちに大喜びしてる』
初めて聞く話に、小夜は興味津々になった。
「想、高校生の妹さんがいるんだ! 美人でしょうねえ。彼氏とかいるんでしょ?」
『知るかよ。そんなの兄貴に知られたくないだろうし』
「確かに。私もお兄ちゃんには知られたくないな」
『小夜も兄弟いるんだ』
「うん。三歳年上の二十七歳で、普通のサラリーマンやってる」
『えっ、俺と同い年じゃないか? 来月、俺も二十七になるから』
「ほんと? やだ! お兄ちゃんと想なんて全然違う……ってそうじゃなくて。想、来月お誕生日なの? 何日?」
『十五日』
ということは、バレンタインデーの翌日になる。
「私、張り切ってお祝いしたい! その日、ちょっとだけでも会えない?」
『お祝いなんていいよ。けど、小夜には会いたい』
「じゃあバレンタインデーの演奏が終わったら、ホテルの部屋で会わない? そうすればバレンタインも一緒に過ごせるし、十五日に日付けが変わった瞬間にお祝いできるから」
『わかった、ありがとう。仕事が終わったらすぐに向かう』
「うん! 部屋の予約は私がしておくね。ふふっ、楽しみ!」
『俺もだ』
心は早くもバレンタインデーに行ってしまい、肝心の曲の相談もしないまま、二人はひたすら待ち切れないとばかりにわくわくしていた。
◇
「じゃあ二人でやる曲、決めるぞ」
仕事が終わった店内で、久しぶりに光とピアノに向かう。
「耳馴染みのある曲を、色んなジャンルで展開していく……。うーん、愛の曲ではないけど、パッヘルベルのカノンは?」
「おお、いいかも。やってみるか」
「うん」
まずは小夜がオリジナルを弾き、途中で光が引き取ってジャズ風にアレンジする。
あとは即興で、色々なテイストで繋げていった。
ラストは小夜がまたオリジナルに戻し、光が華やかに彩りを添えて終わる。
「うん、いいんじゃね? あとは本番のノリで」
「そうだね。当日のお楽しみにしよう」
「じゃ、小夜はソロがんばって」
「ありがとう。って、光くんもでしょ?」
「俺は余裕っすよー」
軽く手を挙げて去っていくうしろ姿を見送ると、小夜はひたすら曲をさらっていった。
◇
無事に二月十四日のホテルを予約し、小夜はコンサートと想の誕生日を祝う準備に忙しくなる。
(えっと、コンサートの曲はこれで決まり。あとは想の誕生日プレゼントか。なにがいいだろう? 私のお給料で買えるものなんて、想にとっては嬉しくもなんともないかな。でも少しでも喜んでもらいたい)
頭を悩ませるが、なかなかいいものが思いつかない。
勤務先の楽器店で、音楽モチーフの小物やインテリアを眺めてみたが、いまいちピンと来なかった。
そうこうしているうちに、二月に入る。
(わー、ほんとに早く決めないと)
コンサートに向けて練習しつつ、毎日あれこれとオンラインショップを検索する。
そのうちに、ふとあるものが目についた。
(これいいかも! 多分、想は持ってないだろうし。よし、これに決めた)
早速ポチッとして、自宅に届くのを待つ。
無事に配達されると、綺麗にラッピングしてバースデーカードを挟んだ。
(ふふっ、渡すのが楽しみ!)
プレゼントを贈る側もこんなに嬉しいなんて、と小夜は新鮮な気持ちになっていた。
◇
迎えた二月十四日。
楽器店の仕事を終えると、光と一緒にバーに向かう。
マスターと最終確認をしてから、控え室に入った。
光が着替えている間に、小夜はフロントに下りてチェックインを済ませる。
想の為にカードキーを一枚預けておいた。
【これから本番です。もし想の方が早かったら、フロントで「1505室の藤原です」って伝えてカードキーを受け取って、部屋で待っててね】
メッセージを送ってから控え室に戻ると、着替えを終えた光が髪をセットしているところだった。
「へえ、光くん、今夜はブルーのシャツなんだね」
「おう。かっこいいだろ?」
「自分で言わなければね」
軽くあしらいながら、小夜も鏡の前に座り、髪をポニーテールにする。
毛先を巻いて動きをつけ、結び目にくるくると巻きつけてから、赤いベルベットのシュシュで飾った。
「おっ、いいなその色。やっぱりドレスも赤か?」
「うん。バレンタインだもんね」
「早く着替えろよ」
「着替えませんよ」
言い合っているうちに、時間になる。
小夜は「行ってらっしゃい」と光を見送った。
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