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13 やっぱり相談したいのは可愛い弟です。
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大変大変、どうしたんだろう?どうしよう。
静かに切れた電話。
熱くなった携帯、だって今までこんな会話を伝えたことがない、そんな機能があったとは・・・・ってくらい。
携帯を見て思わず『大丈夫?』と聞きたくなる。
知恵熱を出したように熱くなってる。
自分の手と耳からも熱が伝わったし。
もちろんすぐに紬に電話した。
『ちい、お疲れ、どうしたの?』
「大変なのツムギ、お礼言ったら告白されたっ!」
『良かったね。』
「ねえ、もっと騒いでよ、一人で浮かれてるみたいじゃない。」
『浮かれてるんだ?うれしいもんね。おめでとう。やったね。僕もすごくうれしい。』
「浮かれてません。」
冷静になろう。
『じゃあ、何?』
「何って・・・・どうしたらいいのかって、ツムギに相談しようかと思って。」
『どうしたら、どうなって、そうなったの?』
お礼と一万円分の飲み会と告白、ざっと教えた。
紬と二人でいるところを見られて、恋人と思われたことも教えた。
『ちいの恋人って思われたんだ、僕。照れるね。』
「いつものことでしょう?この間は彼女に間違えられて、ショックを受けて離れたでしょう?」
『あ、バレた?』
「私にも聞こえてました。」
『ねえ、ちい、髪の毛伸ばしてよ。絶対似合う髪型あるし。そうしたらもう間違えられないから。恩田さんもビックリしたあと喜ぶよ。』
「関係ないじゃない。」
『だって自分と付き合って彼女がもっときれいで魅力的になったらうれしいよ。絶対うれしいよ。』
「付き合うっては言ってないじゃない。」
『言ってないの?』
言ってないと思う。友達になろうというところだと思う。
「多分、言ってない。」
『じゃあ、何て言ったの?返事はどうしたの?』
「友達でいいから、誘いたいって、言われて。待ち伏せしたり、馴れ馴れしく声をかけたりしないからって。あとは・・・・。」
『あとは?』
「・・・・お尻を触ったりはしないって、そんなことを言われた。」
『ふ~ん。最後は冗談だろうけどね。それで、ちいは何て返事したの?』
「じゃあ、友達からって感じで、今度連絡しますって言われた。」
『具体的にはいつ?』
何で聞くの?ぼかしたのに。
「一応、金曜日、食事とか、かな?」
『へぇ、どんな人だろう?興味あるから今度写真送って。弟が気にしてるから、ちゃんと見せて欲しいって言ってるって頼んで。』
「なんで?顔だけで判断するの?」
『少しは圧力をかけておこうかなと。大切な姉を傷つけたら許さないぞって。』
「・・・・・分かった。」
そんなの頼める?
勝手に撮ったりしたら失礼だし、正直に頼むしかないけど。
『一人の写真は嫌だといったらちいと一緒でもいいよ。僕の言葉は伝えてね。』
「・・・頼んでみる。」
『じゃあ、土曜日でもいいし、報告して。楽しい食事が出来たらいいね。恩田さんすごく楽しみにしてるだろうから。』
そうは言われたけど。
「何喋っていいか分からない。」
『そんなのは男がリードしてくれるからいいの。年上だし任せてればいいんじゃない?』
「ねえ、緊張してきた。」
『残念だけどまだまだだよ。いきなり明日が金曜日じゃなくて残念だね。』
「そんな事言ってない。」
『でもいい人だといいな。助けてくれたんだからいい人だと思うけどね。』
「うん、いい人だとは思う。人気もあるし。」
『やっぱりかっこいいんだ。身長は?ちいと並んでいい感じ?』
「多分、高い方だとは思う。」
この間並んでも違和感なかった。まあ、いいと思う。身長は・・・・ですが。
『ああ、僕も緊張してきたなあ。楽しみ過ぎて眠れない。とりあえず報告と写真よろしく。』
「うん、聞いてくれてありがとう。」
『どういたしまして。じゃあお休み。』
「お休み。」
通話を終えて、またため息をついた。
ドキドキする。
気分悪いくらい。
取りあえず寝よう。
静かに切れた電話。
熱くなった携帯、だって今までこんな会話を伝えたことがない、そんな機能があったとは・・・・ってくらい。
携帯を見て思わず『大丈夫?』と聞きたくなる。
知恵熱を出したように熱くなってる。
自分の手と耳からも熱が伝わったし。
もちろんすぐに紬に電話した。
『ちい、お疲れ、どうしたの?』
「大変なのツムギ、お礼言ったら告白されたっ!」
『良かったね。』
「ねえ、もっと騒いでよ、一人で浮かれてるみたいじゃない。」
『浮かれてるんだ?うれしいもんね。おめでとう。やったね。僕もすごくうれしい。』
「浮かれてません。」
冷静になろう。
『じゃあ、何?』
「何って・・・・どうしたらいいのかって、ツムギに相談しようかと思って。」
『どうしたら、どうなって、そうなったの?』
お礼と一万円分の飲み会と告白、ざっと教えた。
紬と二人でいるところを見られて、恋人と思われたことも教えた。
『ちいの恋人って思われたんだ、僕。照れるね。』
「いつものことでしょう?この間は彼女に間違えられて、ショックを受けて離れたでしょう?」
『あ、バレた?』
「私にも聞こえてました。」
『ねえ、ちい、髪の毛伸ばしてよ。絶対似合う髪型あるし。そうしたらもう間違えられないから。恩田さんもビックリしたあと喜ぶよ。』
「関係ないじゃない。」
『だって自分と付き合って彼女がもっときれいで魅力的になったらうれしいよ。絶対うれしいよ。』
「付き合うっては言ってないじゃない。」
『言ってないの?』
言ってないと思う。友達になろうというところだと思う。
「多分、言ってない。」
『じゃあ、何て言ったの?返事はどうしたの?』
「友達でいいから、誘いたいって、言われて。待ち伏せしたり、馴れ馴れしく声をかけたりしないからって。あとは・・・・。」
『あとは?』
「・・・・お尻を触ったりはしないって、そんなことを言われた。」
『ふ~ん。最後は冗談だろうけどね。それで、ちいは何て返事したの?』
「じゃあ、友達からって感じで、今度連絡しますって言われた。」
『具体的にはいつ?』
何で聞くの?ぼかしたのに。
「一応、金曜日、食事とか、かな?」
『へぇ、どんな人だろう?興味あるから今度写真送って。弟が気にしてるから、ちゃんと見せて欲しいって言ってるって頼んで。』
「なんで?顔だけで判断するの?」
『少しは圧力をかけておこうかなと。大切な姉を傷つけたら許さないぞって。』
「・・・・・分かった。」
そんなの頼める?
勝手に撮ったりしたら失礼だし、正直に頼むしかないけど。
『一人の写真は嫌だといったらちいと一緒でもいいよ。僕の言葉は伝えてね。』
「・・・頼んでみる。」
『じゃあ、土曜日でもいいし、報告して。楽しい食事が出来たらいいね。恩田さんすごく楽しみにしてるだろうから。』
そうは言われたけど。
「何喋っていいか分からない。」
『そんなのは男がリードしてくれるからいいの。年上だし任せてればいいんじゃない?』
「ねえ、緊張してきた。」
『残念だけどまだまだだよ。いきなり明日が金曜日じゃなくて残念だね。』
「そんな事言ってない。」
『でもいい人だといいな。助けてくれたんだからいい人だと思うけどね。』
「うん、いい人だとは思う。人気もあるし。」
『やっぱりかっこいいんだ。身長は?ちいと並んでいい感じ?』
「多分、高い方だとは思う。」
この間並んでも違和感なかった。まあ、いいと思う。身長は・・・・ですが。
『ああ、僕も緊張してきたなあ。楽しみ過ぎて眠れない。とりあえず報告と写真よろしく。』
「うん、聞いてくれてありがとう。」
『どういたしまして。じゃあお休み。』
「お休み。」
通話を終えて、またため息をついた。
ドキドキする。
気分悪いくらい。
取りあえず寝よう。
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