猫かぶり、時々猫ぬぎバージョンで対応します。

羽月☆

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21 連休突入② 

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そんな訳はなかった。
笑顔は(多分)うれしそうだし、服も楽そうではあっても地元バージョンとは違う。
お化粧もちゃんとしてるし、アクセサリーなども。
あの最初の日ほどさっぱりはしてない。


「おはようございます。なんか変ですか?」
「ううん、楽しみだなあって思って。」
「そうですね。去年も行ったんです。すごく楽しかったので今年も来るつもりでした。」

誰と行ったかは聞かないが。

「去年は始まる時間に行って、ぼんやりと聞いてすぐ帰りました。シートを持ってきて広げてる人が多くて。絶対今年はそれにしようと思ってました。1人寝にならなくて良かったです。さすがにそれは寂しいですから。」

「寝る前提?」

「冗談です。ちょっと靴を脱いで座って聞くだけです。それでも気分はピクニックですから。」

「ふ~ん、ちょっとイメージわかなくて。」

「じゃあ、楽しみにしててください。迫力もあります。いい場所が空いてたらいいんですけど。もしなかったら柵に腰かけて乾杯です。」



最初は自分の行くお店に。
昼から飲める、貴重と思っていた場所。

さすがにまだ人は少ない。
料理も一人で食べるのにちょうどいいくらいで。
コスパもいいと思う。

「宇佐美さん、何がお勧めですか?」
「チーズ選べるんだよ、5種盛りにしよう。いつもはラクレットとかキッシュとか食べてる。」
「女性的。こっちのドイツのソーセージは?」
「食べたことないなあ。写真だと1人分だと多いよね。ふたりだといいかも。いいよ、食べたいもので。値段も良心的だから。」
「それじゃあ・・・・。」

お酒もお安い。注文をしてチーズを選ぶ。

カウンターに並んだお酒と料理。

「宇佐美さんも昼から飲んでるじゃないですか。」
「そうだけど、あそこはまた別世界だよね。ここはまだランチとお酒、みたいだけど、あそこは朝の向かい酒みたいなノリだよね。」
「小さいころからああだったから、あんまり違和感ないんです。」
「ご両親はあそこには連れて行かなかったでしょう?飲めないんだよね。」
「はい、友達と、ほとんど遊びと勝手なバイト感覚でご褒美にちょっとだけご飯をもらうみたいな。飲んでるオジサンたちも顔見知りだからおやつをあげるみたいな。」
「本当に・・・・馴染んでるはずだよね。」

「チーズ美味しいです。ワインも。本当にお得感あります。」
「気に入った?」
「はい、もちろんです。メニュー制覇したいくらいです。」
「すぐできそうだね。」

「今度、佐久間に奢らなきゃいけなくなった。」
「教えたんですか?」
「まあね。もしかしてあの子には教えてない?情報が回ってこなかった?」
「多分火曜日に報告を直接聞きたいんでしょう。私は教えてないですよ。」
「でも、きっとバレてるから。安心してるんじゃない?」
「そうかもしれないです。」

「どうする?ワインのおかわりは?」

そう言うと何とも言えない顔で見られた。

「何?」

 「じゃあ、後一杯だけ。」

そう言って視線を外されてメニュー表を手にした。
なんだったんだろう?
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