転生したら女装オメガになってました〜運命の番を拒んだ第二王子に溺愛されています〜

ひなた翠

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第六章:推しとリオの愛の障害

蕩ける甘い時間

 リオを壁に押し付けて俺は深くキスをした。舌を絡ませ、リオの甘い味を堪能しながら、ドレス越しに身体の線をなぞっていくと、リオが小さく震えて俺にしがみついてくる。

月明かりが窓から差し込んでいて、リオの横顔を美しく照らしていて、涙に濡れた目元がきらきらと輝いていた。

「約束通り、俺がドレスを脱がしてもいい」

 リオの耳元で囁きながら耳たぶを甘噛みすると、顔を真っ赤にして小さく頷いてくれた。その恥じらう姿がたまらなく愛おしかった。

「でも脱がす前にやりたいことがあって」

 俺はリオの身体を抱きしめながら、首筋にキスを落とし、鎖骨を舐め、ゆっくりとドレスの裾を捲し上げていった。リオが驚いて身体を震わせて「殿下?」と不安そうに名前を呼んだが、俺は構わずにスカートの中に潜り込んで、リオの太腿に顔を埋めた。

(幸せだ)

「何をしてるんですか!」

 リオの慌てた声が上から聞こえてきて、スカートの上から俺の頭を押さえようとする手が感じられた。

「一度、やってみたかったんだよね。スカートの中に隠れながら……っていうの」

 俺はスカートの中でくすくすと笑いながら、リオの太腿にキスを落とし、内側を舐め上げていった。リオの肌は柔らかくて、温かくて、甘い匂いがして、触れるだけで興奮した。

「も、もしかして、ドレスのデザインについて熱心に注文していたのって――」
「そこは気づかなくていいのに」

 スカートの中は、リオの甘い匂いが充満していて、最高の空間だった。蜂蜜を溶かしたような、花の蜜のような、リオだけの特別な香りが俺の理性を溶かしていった。

リオの熱が目の前にあって、下着越しにすでに大きく反り返っているのがわかった。下着を少しずらすと、艶やかに濡れた熱が現れて、先端から透明な液体が糸を引きながら垂れていた。

「殿下……恥ずかしい」

 リオの震える声が聞こえたが、俺は構わずに先端に舌を這わせて、垂れてくる蜜を舐め取った。

「んんっ」
 リオが声をあげて、身体が震えた。

 俺は熱を口に含み、舌で転がしながら丁寧に舐め上げていった。裏筋を舌先でなぞり、先端の割れ目に舌を這わせ、溢れ出す蜜を吸い上げた。

 リオの味が口の中に広がる。甘くて濃厚で、中毒性があって、もっと欲しくなる。深く咥えて、喉の奥まで入れて、リオの熱が俺の口の中で震えて大きくなっていくのを感じた。

「あっ、殿下……やめて、おかしく、なる」
 リオが上で甘い声を出していて、スカートの上から俺の頭を押さえる手に力が入った。

(かわいい)

 激しく頭を動かして、舌で裏筋を執拗に刺激して、先端を強く吸い上げた。リオの身体が震えて、足ががくがくと震えているのが俺の肩に伝わってきて、必死に立っていようとしているリオが愛おしい。

「イク……っ、殿下、イク」

 リオが切なく叫んで、口の中に白濁の液が溢れ出した。俺はそれを全て飲み込んで、でもまだ口に含んだまま舌で敏感になった先端を刺激し続けた。

「もう、無理……イッたばかりです」
 リオの声が泣きそうに震えていて、その声だけで俺の下腹部が熱くなった。

 俺は熱を口から離して、唾液と体液で濡れた熱にキスを落とした。

スカートの中でリオの前の熱を優しく握りながら、後ろの孔に指を這わせた。すでに愛液でとろとろに濡れていて、指先が触れただけでぬるりと滑って、リオの身体がびくんと跳ねた。

「あっ、そこは……」
「リオ、ここももうこんなに濡れてる。俺のこと、欲しい?」

 意地悪く囁きながら指先で入口をなぞると、リオが「はい」と小さく答えてくれて、その素直さがたまらなく愛おしかった。

 ゆっくりと指を入れていくと、中できゅうっと締め付けてきた。熱くて柔らかくて、俺の指を離したくないとでも言うように吸い付いてきた。

 俺は指を出し入れしながら、前の熱も優しく擦って刺激した。リオの身体が震えて、甘い吐息が漏れてきて、スカートの上から「んっ、あっ」という声が聞こえてくる。

「殿下……もう、イク、また」
「いいよ、何度でもイって。リオの全部が欲しい」

 俺が許可を出すと、リオが再びくる絶頂に抗わずに、痙攣をおこす。前から白濁の液が溢れ出して、俺の手を濡らしていく。後ろの孔がきゅうっと締め付けてきて、リオの身体が大きく揺れた。足ががくがくと震えて、もう立っていられないほど力が抜けているのが伝わってきた。

「無理、立っていられない、です。殿下――」
 リオが泣きそうな声で訴えてくる。

(可愛い)

 俺はスカートから出て、リオを抱きかかえた。リオの顔は真っ赤で、涙目になっていて、唇は腫れぼったく、荒い呼吸を繰り返していて、蕩けた表情をしていた。

「リオ、可愛い。愛おしい」
 額にキスを落としながら囁くと、リオが恥ずかしそうに顔を俺の胸に埋めてきた。

「ベッドに行こう。もっとリオを感じたい」

 リオを横抱きにして、ベッドまで運んだ。柔らかいベッドに下ろすと、リオがぐったりと横になって、荒い呼吸を繰り返していた。

(立て続けにイカせすぎたかな?)

「ドレス、脱がすね」

 俺は丁寧にドレスのボタンを外していった。一つ一つ、ゆっくりと、リオの反応を確かめながら。

 ボタンを外すたびに白い肌が露わになっていき、美しい身体が現れた。ドレスを完全に脱がせると、リオが恥ずかしそうに腕で胸を隠し、足を閉じようとした。

「隠さないで。リオの全部が見たい。リオの全てが愛おしい」

 俺は優しく手を取って、腕をどかし、リオの身体を見つめた。華奢で、白くて、柔らかくて、美しくて、所々に俺がつけたキスマークが残っていて、それがまた愛おしかった。

(全身を見つめられる幸せ――最高だ)

「殿下も……服、脱いで」

 リオが小さく言って、潤んだ瞳で俺を見上げてきた。

 俺は礼服を脱いだ。リオが俺の身体を見て、顔を赤くして、でも視線は逸らさずにじっと見つめてきて、その視線だけで興奮した。

(ああ、見つめられているだけで、イキそうだ)

「リオ、上に乗って。リオの好きなように動いていいから」
 俺はベッドに仰向けに横になって、リオを誘った。

「え……でも」
「リオが主導権を握って。俺はリオに全てを委ねるから」

 リオが戸惑いながらも、震える手を俺の胸に置いて、ゆっくりと俺の上にまたがってきた。リオの熱が俺の熱に触れて、二人とも息を呑んだ。

「ゆっくりでいいから。痛かったら言って」

 リオが頷いて、腰を下ろしてきた。ゆっくりと、少しずつ、俺の熱がリオの中に入っていった。きつくて、熱くて、濡れていて、最高だった。リオの表情が苦しそうに歪んで、でも快楽に蕩けていって、その変化を見るのがたまらなかった。

「んっ……全部、入った」

 リオが震える声で言って、俺の胸に手をついて支えていた。汗が額に滲んで、髪が頬に張り付いていて、その姿が妖艶だった。

「リオ、動いていいよ。好きなように」

 リオが腰を動かし始めた。ゆっくりと、上下に動いて、俺の熱を受け入れてくれた。最初はぎこちなかったが、だんだんと慣れてきて、気持ちいい角度を探すように腰を揺らした。

「リオ、綺麗だ」

 月明かりに照らされたリオの姿が神々しいほど美しくて、俺は見惚れた。汗に濡れた肌が光を反射して輝いていて、乱れた髪が肩にかかっていた。潤んだ瞳が俺だけを見ていて、全てが愛おしかった。

「殿下……ん、んっ、あ」

 リオが甘い声をあげて、さらに激しく腰を動かした。俺も腰を突き上げて、リオの中の一番奥を何度も擦った。リオが甘い声を上げて、前の熱から透明な液体が垂れてきて、俺の腹を濡らした。

「リオ、こっちおいで」

 俺はリオを抱き起こして、対面座位になった。リオを膝の上に座らせて、強く抱きしめながら腰を動かした。顔が近くて、吐息が混ざり合って、キスをしながら繋がる。

舌を絡ませ、唾液を交換し、リオの甘い味を堪能した。

「次のヒートの際には、番にさせて。リオを俺のものにしたい」
 キスの合間に囁くと、リオが涙目で頷いた。

「はい、殿下のものになりたい」

 リオの返事が嬉しくて、さらに激しく突き上げた。リオがさらに嬌声を上げて、俺の肩に爪を立てた。俺の首筋に顔を埋めて、必死に俺にしがみついてきた。

「イクよ、リオ、一緒に」
「私も……殿下、あっ、あっ、ん、んんんんぅ」

 リオの一番奥に熱を注ぎ込み、リオも前から白濁の液を出して俺の腹を濡らした。強く抱きしめ合って、唇を重ねた。リオの身体が小刻みに震えていて、俺の腕の中で安心したように力を抜いた。

 ベッドに二人で一緒に横になり、布団をかけた。リオが俺の腕の中に収まって、心地よさそうに目を閉じた。疲れ切った様子だったが幸せそうで俺も嬉しくなる。

 俺は布団の中でリオの身体を撫でた。柔らかい肌を指先でなぞり、細い腰のくびれを手のひらで包み込んでリオの全てを確かめるように愛でた。

「気持ちよかった?」
 額にキスを落としながら尋ねると、リオが恥ずかしそうに頷いた。

「はい……殿下は?」
「俺も気持ちよかったよ」

 俺はさらに強く抱きしめた。

「聞きたいことがあるんですけど、エリーゼのヒートってわざとだったんですか?」
 リオが俺の胸に顔を埋めたまま質問してきた。

「ルナを利用して、自分のヒートを呼び起こして、俺と関係を持ちたかったようだ。俺はリオ以外に興味ないから。全く意味がなかったけど」

 俺は冷たく言い放ちながら、リオの髪を優しく撫でた。

「僕は『運命の番』だって思ってました……あ、いや、私は……」
 リオが慌てて一人称を直して、また恥ずかしそうに顔を隠した。

「リオのありのままを見せて。僕でも、私でも、どっちでもいい。リオが言いやすいほうで」
 俺は頬にキスを落として、優しく微笑んだ。

「人には人の恋愛観があると俺は思う。俺はエリーゼの考え方は受け入れられない。運命とか、番とか、そんなものより、リオが好きだからリオを選んだ。それだけだ」
「僕も――殿下がいいです。運命とか関係なく、殿下だから好きなんです」
「嬉しいな、リオ」

 リオが恥ずかしそうに顔を埋めてきて、その仕草が可愛くて、俺は背中を優しく撫でた。

「問題は父なんですが」
 リオが不安そうに言った。

「ああ、それは俺がなんとかするよ――というか、まあ、ちょっと喧嘩売っちゃったから、きちんと蹴りをつけてくるよ」
「……え?」

 リオが顔を上げて、驚いた表情で俺を見つめてきた。

「リオがヒートのとき、少しだけ手荒いことをしてしまったというか。感情のままに行動してしまって……」

 俺はリオのまっすぐな視線に耐えきれずに、目を逸らした。リオを傷つけた男に、俺は冷静ではいられなかった。

 ついうっかり感情のままに行動してしまった。そのことについては後悔はしていないが、行動内容をリオにはあまり知られたくない。

 野蛮な人間だと幻滅されたくない。リオの前でいつでも、紳士的な男で映っていたい。

「何をしたんですか?」
「それはあまり聞かない方が」
「僕にはいつも、正直に話してって言うのに?」

 リオが少し膨れっ面をして、俺を見上げてきた。

「確かに――」

 俺は言葉が詰まった。まっすぐに見つめてくる翡翠色の瞳に、俺の胸が痛くなった。
 リオには正直さを求めておいて、自分は秘密にしておくのはよくない。

「寝ているリオの父親を引きずって、ちょっと痛い思いをさせて、間違って手を踏んだかもしれない」
「――殿下、正直に」

 リオが呆れたように言った。

「首根っこを掴んで引きずって、階段から落としました。その後、むかつきがおさまらなくて、暗いことをいいことに利き手を思い切り踏んでやった――が、正直なところです」

 性格の悪さを曝け出してしまった。

(こんな醜い部分はリオに知られたくないのに)

 リオを傷つけた男を許せなくて、少々手荒い行動に出てしまった。

「殿下らしいですね」

 リオが肩を揺らして笑ってくれた。怒られると思っていたのに、笑ってくれて、安堵した。

「怒ってない? 嫌いにならない?」
「怒ってないですし、嫌いにもなってないですよ。むしろ、僕がされたことを知って、殿下が怒ってくれたと思うと嬉しいです。守ってくれてありがとうございます」

 リオが優しく微笑んで、俺の頬に手を添えてきた。

「……よかった。リオ、スキ。愛してる」

 俺はリオを抱きしめた。ふわりとリオの髪から、甘いに匂いがした。全てが愛おしくて、離したくない。

「私も、殿下のことが好きです」
 二人で抱き合いながら、静かな夜を過ごした。窓の外には月が輝いていて、優しい光が二人を包み込んでいた。
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