年下αの一途な愛〜離さない、諦めない〜

ひなた翠

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第四章:神宮寺のお見合い

風呂場の告白

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 僕は浴室のドアに近づいて、ノックした。中から水の音が聞こえて、必死に身体を冷やしているのだろうとわかる。

 ガチャリと鍵を外す音した。

「入るよ」

 僕が声をかけて、ドアノブを回す。ドアを開けると、全身濡れいてる神宮寺が、浅い呼吸を繰り返しながら立っていた。

 顔はまだ火照っていて、額に汗が滲んでいる。

「あっさり彼女の彼氏に俺を差し出そうとしたでしょう?」

 神宮寺が不満そうな顔で僕を見て、唇を尖らせる。子どもみたいな表情で、僕は思わず笑いそうになった。腕を組んで、拗ねたように視線を逸らす神宮寺が可愛く見える。

「お前のせいで殴られたんだ。お前だって殴られればいい」
 僕が言うと、神宮寺が慌てて顔を上げる。

「え、殴られたんですか?」
 神宮寺が僕の顔を覗き込んで、頬の腫れに気づく。

「先輩……」

 神宮寺が申し訳なさそうに眉を下げて、浴槽から手を伸ばしてくる。僕の頬に優しく触れて、腫れた場所を撫でた。

「ごめんなさい」
 神宮寺が僕の頬を見て、心配そうな表情を浮かべる。

「お前が悪いわけじゃないだろ」
「先輩……一ついいですか? 全然抑制剤が効いた気がしないんだけど」

 神宮寺が僕を見つめて、困ったように言う。

「お前に打ったのは、軽いやつな」
 僕がそう言うと、神宮寺の目が見開かれる。

「は?」
 神宮寺が驚いた声を出して、僕を見つめる。

「なんで軽いのを?」

 神宮寺が問うと、僕はシャツのボタンを外し始めた。一つ一つボタンを外していって、シャツを脱ぐ。

「強いのを打たれたい? それとも僕に挿したい?」

 僕が神宮寺を見つめて言うと、神宮寺の目がさらに見開かれる。息を呑んで、僕の動きを見つめている。喉がごくりと鳴る音が聞こえた。

 僕はズボンのベルトを外して、ファスナーを下ろす。ゆっくりとズボンを脱いで、下着も一緒に脱いだ。床に置いて、神宮寺の前で裸になる。

 眼鏡を外して、洗面台に置く。裸になった僕を見て、神宮寺が息を荒くする。

「そりゃあ、先輩に太いのを挿したいですよ」

 神宮寺が笑って、僕を見つめる。欲望が滲んだ目で、僕の身体を上から下まで舐めるように見た。
 僕は神宮寺の前に立って微笑んだ。

「先輩……」

 神宮寺が僕の名前を呼んで、腕を伸ばしてくる。僕は神宮寺の手を取って、握りしめた。

「住む世界が違う住人は大嫌いだけど」

 僕が神宮寺を見つめて、言葉を続ける。神宮寺の黒い瞳が僕を映していて、真剣な表情で僕を見つめている。

「どうしてもお前だけは嫌いになれない」
 僕が呟いて、神宮寺の手を強く握る。

「好きだ」

 僕が告白すると、神宮寺の目が大きく見開かれる。驚きの表情が浮かんで、それから歓喜に変わっていった。

「先輩……」
 神宮寺の声が震えて、涙が滲む。

「本当に? 俺のこと、好きって……」
 神宮寺が信じられないという顔で、僕を見つめる。

「本当だ」
 僕が頷いて、神宮寺の頬に手を添える。

「ずっと好きだった。最初から、お前のことが好きだった」
 僕が言うと、神宮寺の目から涙が溢れる。

「先輩……嬉しい」
 神宮寺が僕を抱き締めて、肩に顔を埋める。身体が震えていて、嗚咽が漏れた。

「やっと……やっと振り向いてくれた」
 神宮寺の声が震えて、僕の背中を強く抱く。

「ごめん。遠回りさせた」

 僕が神宮寺の背中を撫でて、髪に顔を埋める。神宮寺の匂いが鼻をついて、懐かしくて胸が締め付けられた。

「先輩の好きって言葉、ずっと聞きたかった」

 神宮寺が顔を上げて、僕を見つめる。涙で濡れた顔で、笑顔を浮かべている。僕も神宮寺を抱き締めて、強く抱きしめた。

 神宮寺が僕にキスをした。優しく、深いキスで、舌が入ってくる。僕も神宮寺に応えて、舌を絡める。
 キスが深くなって、息が苦しくなる。神宮寺が唇を離して、僕の首筋にキスを落とた。

「先輩……抱いていい?」
 神宮寺が囁いて、僕の耳たぶを甘噛みする。

「抱いてほしい」

 僕が答えて、神宮寺の肩に手を回す。
 僕は浴槽の縁に手をかけて、足を開いた。神宮寺の前で、身体を晒す。

「早く」
 僕が神宮寺を見つめて、催促する。神宮寺が息を呑んで、僕の身体を見つめた。

「先輩……綺麗」
 神宮寺が囁いて、僕の太腿に手を這わせた――。
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