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10章
喧嘩
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俺は瑠菜の部屋の前で…扉越しに話しかけた。
一哉『…瑠菜…はいるよ?』
瑠菜『…来ないで』
一哉『話をしよ』
瑠菜『話すことなんてない…』
一哉『俺はリーダーだよ。不満ぐらいぶちまけていいんだよ』
瑠菜『うるさいな!!話すことなんてないっていってるでしょ!』
一哉『はいるよ』
瑠菜『ちょっと!!来ないでよ!!』
俺は瑠菜の部屋に入り…鍵を閉めた。
一哉『瑠菜…』
瑠菜『なによ!!』
一哉『…』
瑠菜『ようがないなら…出てってよ!!!』
一哉『目の前でメンバーが泣いてるのに…ほっとけるかよ』
瑠菜『なにがわかるの!?レッスンも見ないで交代させられた私の気持ちが!!…』
一哉『気持ちは…これから俺たちも味わうよ』
瑠菜『なっ…!!』
一哉『瑠菜が一番最初に…犠牲になったのは本当に俺は悔しい…なんで交代させられたか…はっきり言えば今の技術力の差だと思う』
瑠菜『なに!?私のダンスや歌が下手だとでも言いたいの!?』
一哉『…下手とは言わない…でも静香の方が上だった…ってことだろ?』
瑠菜『な…!!』
一哉『わかってるだろ…』
瑠菜『…』
一哉『瑠菜がBSSからアンダーに落ちるなんて…俺は許さない』
瑠菜『どうしろっていうのよ…』
一哉『今ある仕事をやるしかない。静香のダンスは本物なんだ…』
瑠菜『そんなの…私だってわかってる…』
一哉『泣きたいなら…泣け!!』
瑠菜『泣いてる暇なんて…ないんだよ…』
瑠菜『私は!!…玲香と約束したの!!だから…こんなとこで泣いてる場合じゃないんだよ!!早く戻って…活動しなきゃ…』
一哉『BASだって…活動はあるんだ!!現に瑠菜の仕事で瑠菜にそのまま継続して与えられる仕事もあるだろ!!』
瑠菜『だけど…!!』
一哉『その仕事を…こなすためには今しか泣けないんだよ!!』
瑠菜『…勝手だよ…なにも知らない癖に…』
瑠菜は…ついに涙を流してなきはじめてしまった。
一哉『なんもしてやれない…だけど…瑠菜は必ず戻ってこれる』
瑠菜『何を根拠に…!!』
一哉『何年一緒にいるんだよ。瑠菜のことなら…瑠菜の両親並みに知ってるつもり…気持ち悪いけどな』
瑠菜『一哉…』
一哉『いいんだよ…今悔しいのは瑠菜だけじゃないんだ。他のメンバーも今までやって来たメンバーがいきなり交代させられるなんて耐えられるわけがない…瑠菜は1人じゃないんだ』
瑠菜『…』
一哉『いつでも戻ってこれるように全力で頑張れ…俺を越して全力で…』
瑠菜『…』
一哉『これから先のシングルに瑠菜がいないのは…俺には耐えれない。俺や玲香にできることは、なんでもいえ…助ける!!
仲間を頼れ!!1人であせるな!!』
瑠菜『一哉…』
一哉『大丈夫…大丈夫…絶対瑠菜は戻ってくる…そう信じて待ってるから…』
瑠菜『う…う…』『!!』
俺は…瑠菜を抱き締めた。
一哉『瑠菜は…ライブの盛り上げ番長だろ? 盛り上げ番長がいなくなっちゃ…だめだよな?』
瑠菜『…うん…』
一哉『なら…頑張ろう?』
瑠菜『…うん………うっ…うっ…』
そこから…どれくらいだろうか。
俺は瑠菜が泣き止むまでずっと抱き締めていた。
一哉『…瑠菜…はいるよ?』
瑠菜『…来ないで』
一哉『話をしよ』
瑠菜『話すことなんてない…』
一哉『俺はリーダーだよ。不満ぐらいぶちまけていいんだよ』
瑠菜『うるさいな!!話すことなんてないっていってるでしょ!』
一哉『はいるよ』
瑠菜『ちょっと!!来ないでよ!!』
俺は瑠菜の部屋に入り…鍵を閉めた。
一哉『瑠菜…』
瑠菜『なによ!!』
一哉『…』
瑠菜『ようがないなら…出てってよ!!!』
一哉『目の前でメンバーが泣いてるのに…ほっとけるかよ』
瑠菜『なにがわかるの!?レッスンも見ないで交代させられた私の気持ちが!!…』
一哉『気持ちは…これから俺たちも味わうよ』
瑠菜『なっ…!!』
一哉『瑠菜が一番最初に…犠牲になったのは本当に俺は悔しい…なんで交代させられたか…はっきり言えば今の技術力の差だと思う』
瑠菜『なに!?私のダンスや歌が下手だとでも言いたいの!?』
一哉『…下手とは言わない…でも静香の方が上だった…ってことだろ?』
瑠菜『な…!!』
一哉『わかってるだろ…』
瑠菜『…』
一哉『瑠菜がBSSからアンダーに落ちるなんて…俺は許さない』
瑠菜『どうしろっていうのよ…』
一哉『今ある仕事をやるしかない。静香のダンスは本物なんだ…』
瑠菜『そんなの…私だってわかってる…』
一哉『泣きたいなら…泣け!!』
瑠菜『泣いてる暇なんて…ないんだよ…』
瑠菜『私は!!…玲香と約束したの!!だから…こんなとこで泣いてる場合じゃないんだよ!!早く戻って…活動しなきゃ…』
一哉『BASだって…活動はあるんだ!!現に瑠菜の仕事で瑠菜にそのまま継続して与えられる仕事もあるだろ!!』
瑠菜『だけど…!!』
一哉『その仕事を…こなすためには今しか泣けないんだよ!!』
瑠菜『…勝手だよ…なにも知らない癖に…』
瑠菜は…ついに涙を流してなきはじめてしまった。
一哉『なんもしてやれない…だけど…瑠菜は必ず戻ってこれる』
瑠菜『何を根拠に…!!』
一哉『何年一緒にいるんだよ。瑠菜のことなら…瑠菜の両親並みに知ってるつもり…気持ち悪いけどな』
瑠菜『一哉…』
一哉『いいんだよ…今悔しいのは瑠菜だけじゃないんだ。他のメンバーも今までやって来たメンバーがいきなり交代させられるなんて耐えられるわけがない…瑠菜は1人じゃないんだ』
瑠菜『…』
一哉『いつでも戻ってこれるように全力で頑張れ…俺を越して全力で…』
瑠菜『…』
一哉『これから先のシングルに瑠菜がいないのは…俺には耐えれない。俺や玲香にできることは、なんでもいえ…助ける!!
仲間を頼れ!!1人であせるな!!』
瑠菜『一哉…』
一哉『大丈夫…大丈夫…絶対瑠菜は戻ってくる…そう信じて待ってるから…』
瑠菜『う…う…』『!!』
俺は…瑠菜を抱き締めた。
一哉『瑠菜は…ライブの盛り上げ番長だろ? 盛り上げ番長がいなくなっちゃ…だめだよな?』
瑠菜『…うん…』
一哉『なら…頑張ろう?』
瑠菜『…うん………うっ…うっ…』
そこから…どれくらいだろうか。
俺は瑠菜が泣き止むまでずっと抱き締めていた。
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