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14章
おかえり
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今日…俺はダンスの打ち合わせでメンバーに合流する。
アンダーメンバーとして…はじめての再会だ。
岸本『…久しぶりだな』
一哉『はい…。ありがとうございます』
岸本『今、メンバーは初日の京セラでのセトリを考えて、6thシングルのダンスの降り入れを受けてる』
一哉『はい』
岸本『お前は…どのドームで復帰するつもりだ?…まさか東京ドームとかいうなよ?』
一哉『最初はそう思ったんですけど、アンダーとして…復帰するなら…札幌ドームがいいかなって思ってます』
岸本『…そうか』
一哉『僕は…どう現れれば?いいんですか?』
岸本『…結局披露しなかったソロ曲【眠り姫】で登場してもらう。まあ…その前の曲は、6thの曲で工藤がお前のために書いた歌詞のうだ』
一哉『泣かせるつもりですか笑』
岸本『いや、泣ける歌ではないぞ』
一哉『え…笑』
岸本『だが…あいつらは…お前の復帰を楽しみにしてる』
一哉『わかりました…いきましょう』
岸本『おう』
俺は岸本さんにつられて…会議室へ向かう。
行く途中…顔見知りスタッフに散々声をかけられた。
本当に温かい事務所の人たちだと思う。
一哉『…』
岸本『緊張してんのか?』
一哉『まあ笑』
岸本『…開けるぞ』
岸本さんは…扉をノックする。
中から、紫藤さんの声が聞こえる。
扉が開いた。…岸本さんに続いて俺は入っていく。
全員『!!!』
岸本『この通り…北野も復帰した。テレビやラジオにはまだでないが…札幌ドームでの復帰のために、打ち合わせに参加をさせる。いいな?』
玲香『…はい』
やはり…空気は少し冷たい。
一哉『…ご迷惑…おかけしました』
俺は深々と頭を下げた。
玲香『頭あげてよ…そんな…改まらないで』
一哉『…』
俺は…玲香の声で顔をあげる。
その瞬間…。
BSS『一哉…!!』
俺は…皆に囲まれ…玲香と七瀬に抱き締められた。
玲香『…バカ!!…遅すぎだよ…』
七瀬『遅い…でも…おかえり…』
一哉『ありがとう……これから、また皆のこと支えるから』
明日香『一哉さん…!!』
一哉『明日香…心配かけて悪かった…。また一緒に頑張ろうな』
瑠菜『とりあえずは…私達BASとだけどね笑』
一哉『わかってるよ…瑠菜もごめんな』
静香『…私…一哉さんと交代を……』
一哉『静香…。それはダメだよ』
静香『でも…』
一哉『俺は一度…脱退をした。…再加入事態が特例なのに、そこで今人気が急上昇してる静香と俺が交代するなんて…言語道断だ』
静香『…』
一哉『大丈夫。そんな交代なんてしてくれなくても…俺は正当に認められて、正当に席を奪い返すから笑』
静香『…は、はい!!…でも負けません!!』
一哉『その意気だ!頑張れ!!』
紗奈『おかえり!北野君!』
一哉『あ、BSSのエース…俺の後任…紗奈さんもアンダーに引きずり落としますから笑』
紗奈『え!?静香には優しいのに…私には問答無用なの!?』
一哉『現エースに手加減は無用ですよね?』
紗奈『そうだけどさー…まあ、かかってきなさい!』
一哉『もちろんです!!』
玲香『よし!じゃあ…円陣やって打ち合わせ…いくよ!!』
全員『はい!』
一哉『懐かしいな…』
玲香『一哉…本当におかえり…ここから全力だよ!!』
一哉『おう!!』
玲香『一哉…掛け声!!』
一哉『え…おう…。皆…行くぞ!!一心不乱!!』
全員『一心不乱!!』
アンダーメンバーとして…はじめての再会だ。
岸本『…久しぶりだな』
一哉『はい…。ありがとうございます』
岸本『今、メンバーは初日の京セラでのセトリを考えて、6thシングルのダンスの降り入れを受けてる』
一哉『はい』
岸本『お前は…どのドームで復帰するつもりだ?…まさか東京ドームとかいうなよ?』
一哉『最初はそう思ったんですけど、アンダーとして…復帰するなら…札幌ドームがいいかなって思ってます』
岸本『…そうか』
一哉『僕は…どう現れれば?いいんですか?』
岸本『…結局披露しなかったソロ曲【眠り姫】で登場してもらう。まあ…その前の曲は、6thの曲で工藤がお前のために書いた歌詞のうだ』
一哉『泣かせるつもりですか笑』
岸本『いや、泣ける歌ではないぞ』
一哉『え…笑』
岸本『だが…あいつらは…お前の復帰を楽しみにしてる』
一哉『わかりました…いきましょう』
岸本『おう』
俺は岸本さんにつられて…会議室へ向かう。
行く途中…顔見知りスタッフに散々声をかけられた。
本当に温かい事務所の人たちだと思う。
一哉『…』
岸本『緊張してんのか?』
一哉『まあ笑』
岸本『…開けるぞ』
岸本さんは…扉をノックする。
中から、紫藤さんの声が聞こえる。
扉が開いた。…岸本さんに続いて俺は入っていく。
全員『!!!』
岸本『この通り…北野も復帰した。テレビやラジオにはまだでないが…札幌ドームでの復帰のために、打ち合わせに参加をさせる。いいな?』
玲香『…はい』
やはり…空気は少し冷たい。
一哉『…ご迷惑…おかけしました』
俺は深々と頭を下げた。
玲香『頭あげてよ…そんな…改まらないで』
一哉『…』
俺は…玲香の声で顔をあげる。
その瞬間…。
BSS『一哉…!!』
俺は…皆に囲まれ…玲香と七瀬に抱き締められた。
玲香『…バカ!!…遅すぎだよ…』
七瀬『遅い…でも…おかえり…』
一哉『ありがとう……これから、また皆のこと支えるから』
明日香『一哉さん…!!』
一哉『明日香…心配かけて悪かった…。また一緒に頑張ろうな』
瑠菜『とりあえずは…私達BASとだけどね笑』
一哉『わかってるよ…瑠菜もごめんな』
静香『…私…一哉さんと交代を……』
一哉『静香…。それはダメだよ』
静香『でも…』
一哉『俺は一度…脱退をした。…再加入事態が特例なのに、そこで今人気が急上昇してる静香と俺が交代するなんて…言語道断だ』
静香『…』
一哉『大丈夫。そんな交代なんてしてくれなくても…俺は正当に認められて、正当に席を奪い返すから笑』
静香『…は、はい!!…でも負けません!!』
一哉『その意気だ!頑張れ!!』
紗奈『おかえり!北野君!』
一哉『あ、BSSのエース…俺の後任…紗奈さんもアンダーに引きずり落としますから笑』
紗奈『え!?静香には優しいのに…私には問答無用なの!?』
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紗奈『そうだけどさー…まあ、かかってきなさい!』
一哉『もちろんです!!』
玲香『よし!じゃあ…円陣やって打ち合わせ…いくよ!!』
全員『はい!』
一哉『懐かしいな…』
玲香『一哉…本当におかえり…ここから全力だよ!!』
一哉『おう!!』
玲香『一哉…掛け声!!』
一哉『え…おう…。皆…行くぞ!!一心不乱!!』
全員『一心不乱!!』
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