青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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青春と恋の物語恋愛編

青春と恋の問題2-18

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瑠夏side

突如、七瀬から発せられた
『好き』と言う言葉
私は七瀬に言われてはっきりとわかった
私も美月も…一哉のことが好き…
3人が同じ人を好きになっていたこと…
七瀬はおそらく近々思いを伝える…ような気がする… 
電気の消えた暗闇のなかで無視の声を聞きながら私はずっと考えていた
『(私は…一哉のことが好きなんだな…
一哉は誰が好きなんだろ…私達3人の誰かかな…それとも全くの…?
でも…2人には悪いけど私は
一哉を抱き締めている…それを拒否されていない…一哉も私のことを嫌ってはいないと言うのがはっきりしている…
明日1日で少しでも距離詰めとかないと
七瀬に取られちゃうな…)』
そう思った私はある決意を胸に
眠りについた。


美月side

『(七瀬…急に一哉が好きなんて…
そんなこと言われても困るよ…
美月はどう?なんて聞かれても…
好きじゃないとしか言えないじゃん…
瑠夏も七瀬も一哉が好き…....
誰かが付き合っても平気かといわれても…
そんなの…嫌だよ…
一哉のことは昔から好きなんだから…
好きなら行動するしかない…か…)』
私はある決意を胸に眠りについた。




一哉side

翌朝も俺は5時におきて
道場へ向かった。
俺をライバルと決めたメンバーが
ミーティングに多くいたので
余計に気が引き締まったのだった


『(今日は美月もいないし…一人で足の動きの確認とかだな…)』
俺は道場で足の動きを徹底的に練習をした。
美月と将太と蓮か…
多分だけど瑠夏のライバルは
俺と美月になるだろう。
皆寝技が強い…だが、恐らく美月の狙いは宣言した技以外の対策をさせることだろう…
だったら…
『(寝技なんかさせずに立技で勝負するだけっていう考えは通用しない)
なら俺が寝技で強くなればいい。』

俺は沢木先生が先日撮影した動画を見ながら瑠夏や将太のやり方を見ながら練習をした。腕の形、足の絡め方…
もちろん、それの対策方法もしっかりと考えながら。
ある程度やったところで時計をみると
もう6時半か…そろそろ戻らなきゃな
そう思って部屋に戻ろうと入り口の方を向いたとき…
???『やっぱりここにいた。』
俺『美月…瑠夏…なんで七瀬も…?』
美月『私はただ体が冷えて言うことを聞かなかっただけだから…寝てる必要なんかない』
瑠夏『まだ十分には歩けないけど
ある程度支えてもらえれば歩ける』
七瀬『それでも2人は体調不良と怪我人なのでマネージャーが同伴しました』
俺『もう練習終わって帰るとこなんだけど…
…』
3人『見ればわかる』
俺は嫌な予感がしたので…
俺『じゃ、やるのはいいけど無理するなよ?俺先に戻ってるか…』
言ってる途中で腕を捕まれた…
まさか…
瑠夏『一哉もやるんだよ』
美月『まだまだ時間はある』
俺『いや、瑠夏は無理だろ』
瑠夏『見取り稽古。』
美月『私は試合稽古』
俺『…』
七瀬『少しで良いからやってあげて?
言うこと聞かなくて困ってるの』
俺『…どうなっても知らんぞ…』
七瀬『大丈夫、大丈夫』
美月『さあ、はやく試合稽古するよ?ライバル君』
瑠夏『あんたの弱点見つけるから。
ちなみに私のライバル君も一哉だから。』
…やっぱり
俺は4分1本の試合を行った。審判は瑠夏。
まあ…病人だし軽く…とそんなことを思った次の瞬間…
俺『!?』
瑠夏『技あり』
瑠夏『抑え込み!』
俺はまさかの寝技に持ち込まれたのだった。
瑠夏『1本!それまで。』
美月『弱。秒殺』
俺はその一言でカチンときた
俺『あーそうかい。そっちがその気なら。』
美月はニヤリとして、タイマーを入れ直した
俺『手加減しねぇからな』
2本目はお互い攻防を繰り返したが
引き分けに終わった
俺『その、弱いやつに引き分け?美月も大したことねぇな』
美月『は?手加減したに決まってるんじゃん』
なぜかお互い挑発口調で練習を続け…
終わる頃には…7時半になっていた。
終わった途端美月が倒れた...
俺『!?美月!!』
俺が駆け寄ると美月は笑いながら
美月『はは…やり過ぎちゃった』
それだけ言って目を閉じた。
俺『だから無理するなって言ったのに…まったく…瑠夏?悪いけど歩いて戻れるんだよな?』
瑠夏『うん』
俺『七瀬、瑠夏を支えてやってくれる?』
七瀬『もちろん。』
が…美月は仰向けに倒れてたため…
背負うことができない。
俺『瑠夏!悪いけど少し壁に捕まっててくれる?七瀬、手貸してくれる?』
七瀬『ごめん…瑠夏に無理はさせられないよ。美月の二の舞になったら…後が怖いよ?』
俺『それもそうか…』
仕方なく俺は美月を抱えて道場を出た。
抱えた瞬間の瑠夏と七瀬に睨まれた気がしたが…気のせいだと思うことで済ませた。


なんか…今日のこの3人はおかしい…


19話に続く
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