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3章 青春恋物語
青春恋物語3-8
しおりを挟む一哉side
七瀬が風呂に向かい、
俺はイメトレをするといったものの
実際…今になって疲れが酷くなってきて…イメトレどころでもなかった。
だが…寝るにも目が冴えて眠れないので
美月と出かける場所を考えていた。
『(福岡のど田舎に住む俺達が
いける旅行先…旅行ということは
泊まりのプランも考えとかないと…)』
泊まりと泊まりじゃないプラン両方用意して美月に提示しよう…。
泊まりなら…俺は島根の足立美術館へ
行くことにした。
日帰りなら…簡単に行ける福岡市に行くことにした。
『(とりあえずこれで提示してみるか)』
そのメモを鞄にしまって俺は背伸びをした。背伸びをしながらも…
今日の出来事を1人で振り返っていた。
『(決勝戦中止は本当にあきれたけど…そのおかげで仲間達と交流する時間が増えたし…よかったのかな?特に美月…急に泣かれて焦ったな…)』
そんなことを考えてるときだった。
風呂場の方から悲鳴が聞こえた。
『(!?…七瀬!?…でも今俺が行くわけには…)あぁもう!殺されても構わんわ!』
俺は風呂場へ向かった。
だが…殺される心配はいらなかった。
七瀬は風呂から出てきたところで腰を
抜かしていたのだ。
俺『な、七瀬どうしたの…?』
七瀬『あ…一哉…いや…ただの虫なんだけどさ…虫がダメなんだよ…ね…』
俺『む、虫?』
七瀬『さ、さっき蛾が…』
俺『なんだ…よかった…』
七瀬『よ、よくないよ!ちょ…一哉手貸してくれる…?』
俺『わかったよ…ほら、はい』
俺は手を差し出した。
俺は手を引いて立たせようとすると
俺『わ!?』
七瀬『え!?』
七瀬が軽すぎて勢い余って俺は尻餅をついてしまった。
…その拍子に七瀬が俺の上に
覆い被さる形になってしまった…。
俺『…』
七瀬『…』
そして待っていたのは最悪の展開。
騒ぎを聞き付けたメンバー達が
来てしまったのだ。
美月『!?』
瑠夏『!?』
将太『!?』
蓮『!?』
勇紀『!?』
俺『…』
七瀬『…』
その場の…空気が凍りついた。
次の瞬間…
美月『なにやってんの!?一哉!!!』
瑠夏『変な気を起こしたら殺すって言ったよねぇ…』
2人の目が狩人になっていた。
俺『ち、ちがう!!不可抗力!!』
七瀬『そ、そうだよ!一哉は悪くない…はず…』
俺『え!?ちょ…七瀬!?』
その言葉を聞いた瞬間将太まで狩人になった。
将太『西野…お前ってやつは…見損なったぞ!!!』
美月『一哉…年貢の納め時かな?』
俺『本当に違うから!!』
瑠夏『いいから!こっちに来なさい!…って!?何で手まで繋いでるの!?』
俺『あ!?…だからこれは…』
美月『とりあえず七瀬から離れて!』
俺は素直に離れ…みんなの怒りが静まるのを待つことにした…。
美月『私と一緒に来て。瑠夏?七瀬から話聞いてくれる?』
瑠夏『わかった。一哉を殺しといて。』
美月『将太達は1回部屋で待っててくれる?本当に殺すべきだったら
将太の部屋までつれてくから。』
将太『了解…西野…覚悟しろよ…』
将太は部屋に戻っていった。
蓮と勇紀は…流れ的に部屋に戻っていった。
七瀬は瑠夏と美月の部屋に連れていかれた。
俺は…なぜか寺の外に連れていかれた…
9話につづく
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