青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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3章 青春恋物語

青春恋物語3-21

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美月side

瑠夏は一哉から念願勝利を奪い取った。
瑠夏との勝負に勝った私…。
ここで一哉は倒せば団体戦も
勝ち同然になる。
そんな中…一哉の姿を探したが見当たらない。
沢木『最後の試合!
赤 水野美月!白 西野一哉!』
私は開始線に向かった。
すると…七瀬が沢木さんのところへ
駆け寄ってきた。
沢木『なに…?本当か?』
沢木さんがそう言ったのが私には
はっきり聞こえた。
そう思った次の瞬間だった。
沢木『白…西野の棄権により…
勝者 水野美月!!』
私『棄権…?』
皆が七瀬と沢木さんのもとへ駆け寄る。
七瀬『左腕を…痛めてたみたいで…
今、美紀さんに診てもらってるけど…』
私『うで…?』
瑠夏『…私のせいだ…私のせいで…一哉は……』 その場の空気が凍りついた。
そんなとき…美紀さんがやってきた。
美紀さんは沢木さんになにかを
説明している。
沢木『一哉は念のため病院へ行くようだ。…私と美紀は病院に付き添う。
試合は…中村さん、井上君に審判を頼む。終わり次第連絡してくれ。
連絡が来たら最後の指示を出す。』
沢木さんはそれだけいって道場を
出ていった。
井上『…さあ、やるよ。団体戦!』
一同『…』
中村『ほ、ほら!みんな!準備!』
一同『…』
井上先輩と中村先輩は顔を見合わせていた。
そこで瑠夏が膝から崩れ落ちた。
瑠夏『私のせいで一哉が…』
将太『瑠夏…そんなこと気にするなって…武道やってれば怪我もついてくる…』
七瀬『将太の言う通りだよ…
瑠夏のせいじゃない。』
私『瑠夏…気にしちゃだめだよ。』
瑠夏『…そんなの私には無理だよ…』
井上『やるぞ。試合。』
一同『…』
井上『返事!今は合宿中だぞ!
練習中に礼もせず終わることは
柔道精神に反する。
段を持ってるお前らが…
そんなことをするのは許さん』
私『先輩…さすがに…』
中村『祐の言うことは正しいよ。
残念ながら今回ばかりはね。
自分のせいで練習できなかったって知ったら一哉が責任感じるんだよ?』
将太『…瑠夏…やろう?少しでもあいつの…負担を減らしてやろう』
瑠夏『…ぅ…う…ん…』
私たちはその後団体戦を行ったが…
全員の動きが…過去最悪だったのは
言うまでもない。
沢木さんに練習終了の連絡をいれた
私達は伝えられた病院へ…
顧問につれてってもらった。


22話に続く
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