青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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3章 青春恋物語

青春恋物語2-22

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一哉side

瑠夏との試合をやったとき…
腕挫膝固をやられた。
こんな厄介な技をやられたのは初めてだった…言い訳にはなるが
対処法を知らず間違った逃げかたをしてしまったようで…
そこから…腕に力が入らなかった。
幸い時間は残りわずかだった為、
最後まで瑠夏に誠意のつもりで
試合を行った。
その結果思いっきり投げられた。
だが最後の悪あがきのつもりで
落下直前に体を少しずらした。
…それが最後だった。
右足でなにかが弾ける音がした。
背負いに無理していったが…
そこからはたってるのがやっとだった。
様子を見に来た七瀬には腕…と伝えたが本当は足の方がひどかった。
沢木さん達に連れられ病院に行くと…
医者『腕の方は亜脱臼ですね。
足の方は…前十字靭帯』
俺『亜脱臼…?前十字靭帯…?』
医者『簡単に言ってしまえば…手術が必要な怪我だよ。今病院に来た判断は正しいよ。この怪我はすぐ腫れがなくなってしまう…そこで無理をして
選手は皆…選手生命を削る。』
俺『インターハイ予選が控えてるんですよ!?…新人戦も…!!
なのに…手術しろっていうんですか!?』
沢木さんになだめられる…。
沢木『腕の方は?』
医者『これは脱臼しかけた…と言えばわかりやすいですかね?
1度は脱臼してしまうんです。
ですが…すぐに骨が元の位置に戻るんですよ。ただ、骨が出たときに神経や筋肉に傷をつけてしまい痛みが出る怪我です。リハビリをしていけば早くて1~2ヶ月で治ります
ただ…前十字靭帯断裂の方は…。
医者として…手術をすることをおすすめします。』
沢木『他に手段は?』
医者『手術以外で再建はしないです。
この怪我は血液の循環が悪い靭帯の部分で起こる怪我です。血液が循環しなあんですから…基本的に自然治癒はないでしょう。手術が安全で…1番早い治療法です。1週間時間を与えますので…
ゆっくり考えてみてください。』
医者にそういわれ…
俺と沢木さんは…診察室を出た。
診察室を出たところで
沢木さんの携帯が鳴った。
沢木『もしもし?』
??『あぁ…そうか。合宿お疲れ様。各自支度をしてかえっていい。
だが、西野の荷物を持ってきてほしいんだ。場所は福岡市総合病院だ。
ああ…頼んだ。』
沢木『今、練習は終わったそうだ。
今から荷物をもって寺田先生と一緒にこちらに来るそうだ』
俺『…』
正直……今は会いたくなかった。


23話につづく
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