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3章 青春恋物語
青春恋物語3-28
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七瀬side
私の部屋に一哉がいる…そう考えるだけでドキドキとしていた。
私が寝る場所はどうしようか…と思ったが…
美月が『一哉を部屋に一人にすると危なくない??何かされるかもよ?』
蓮『西野先輩は櫻井先輩にこの前不可抗力とは言え…あんなことしてますからね…』
一哉『お前ら…俺が身動きとれないってわかってる?』
勇紀『櫻井先輩のことすきなんじゃないんですか?西野先輩…』
一哉『あのなぁ…』
私はその会話を見ていて…思い付いた。
私『変なことされても困るし…見られても困るから…私が床で寝るよ』
将太『あ、それナイスアイディア!…よかったな!西野!大好きな七瀬と寝れて』
将太はニヤニヤしながらそう言った。
一哉『だから…はぁ…七瀬、ごめんね』
一哉は濡れ衣なのに謝ってきた。
だが…実際に部屋に一哉が来て
隣で私が寝ると考えると…。
『(恥ずかしくてしょうがない…)』
食事を皆が終える頃には時間が8時半を
過ぎてしまっていたのですぐに
皆にお風呂を貸した。
お風呂上がり少し皆で話していたが、
皆は疲れていたのもあり眠りについた。
私『一哉…お風呂どうする…?入れる?かな?』
一哉『入れるとは思うけど……
体拭くだけにしとくよ…
洗面台とか借りていいかな?頭は洗いたいし…』
私『じゃ、1回起きてトイレ行ってきなよ。トイレなら鍵閉めれるし…体も楽に拭けると思うからさ。』
一哉『何から何まですいません…』
私は一哉に肩を貸して部屋を出てトイレに連れていった。
一哉がトイレから出て服を着替えて出てきたところでまた肩を貸して…
次は洗面台へ向かう。
一哉『ごめん、肩じゃなくて…
腰支えてくれるかな…』
私『あ、そうだね。いいよ』
私はしゃがんで一哉の腰に手を
当てて支えた。一哉が頭を洗ってる時、私は思い出したように聞いてみた。
私『一哉…腰はもう大丈夫なの?』
一哉『…え?何?…ごめん、水音できこえないー!』
私『…あとでいいよ』
一哉が頭を洗い終えてタオルを探していたので、私はタオルを渡した。
一哉『ごめんね…本当に…』
私『いや…いいよ。部屋戻ろっか』
私は肩を貸すために腰を支えてた手を離した…その時だった…
私は立ち上がる時によろけてしまい一哉の怪我した左足に頭突きをしてしまった…
一哉『痛っ!!』
私『!?』
一哉がバランスを崩して倒れた…
倒れた先は…私の上だった…。
また…覆い被さる形になってしまった…
一哉の顔があと数cmのところにある…
一哉『…ご、ごめん…』
私『だ、大丈夫…』
一哉は前科があって…騒がれる前に
すぐに横にずれて座った。
私も起き上がり…向かい合う形で座った。
私『…』
一哉『…』
一哉は申し訳なさからか無言になってしまった。
一哉『今日は…すごい嬉しかったし悔しかったな…』
一哉が口を開いてそう言った。
私『え?』
私が聞き返すと…一哉は嬉しそうに…
一哉『皆があんなに俺のことを考えてくれてたって思ったらさ…嬉しかった。
最初病院で診断されたとき…正直
誰とも話したくなかったし会いたくなくったんだよ』
私『…うん』
一哉『でも…あの公園で…
皆が俺のせいで自分を責めてたのを見て…悔しくて悔しくて…俺が怒鳴ろうとしたら…七瀬が全部言ってくれて…
七瀬はやっぱり俺らの…俺の最高の理解者だなって思ったらさ…
怒鳴ることより俺が笑ってなきゃいけないなって思ったんだ』
私『…』
一哉『七瀬が…あの時全部言ってくれたから俺は…皆に怒らず笑えた。
そこで笑えたおかげで…手術を
受ける覚悟もできたんだ…というか
受けなきゃいけないと強く思った。
ありがとう…七瀬。』
私『…』
私は…胸の内に秘めてた不安が溢れて涙がでてしまった。
…あの時は無我夢中に皆に言ったけど…
本当は私だって泣きたかったし
悔しかった。皆と同じ気持ちだったけど…一哉のことを考えたら言わずにはいられなかった…。
一哉『な、なんで泣くの!?…俺また疑われるから…泣かないでよ…』
私『私は…不安だった…一哉が
私が余計なことを言ったせいで
傷ついたり…プレッシャーをかけてないか…とか…だから…不安が溢れちゃった…』
一哉『プレッシャーなんてとんでもないよ…俺は嬉しかったし…助けられた…
七瀬…本当にありがとう』
私が流してた涙はいつの間にか
嬉し泣きの涙に変わっていた。
一哉は私の頭を撫でてくれた。
照れ隠しなのか…窓から見える空を見ながら…。
私は一哉の肩に顔を埋めた…
一哉は一瞬驚いていたけど…受け入れてくれた。
私には…何よりそれが嬉しかった。
29話につづく
私の部屋に一哉がいる…そう考えるだけでドキドキとしていた。
私が寝る場所はどうしようか…と思ったが…
美月が『一哉を部屋に一人にすると危なくない??何かされるかもよ?』
蓮『西野先輩は櫻井先輩にこの前不可抗力とは言え…あんなことしてますからね…』
一哉『お前ら…俺が身動きとれないってわかってる?』
勇紀『櫻井先輩のことすきなんじゃないんですか?西野先輩…』
一哉『あのなぁ…』
私はその会話を見ていて…思い付いた。
私『変なことされても困るし…見られても困るから…私が床で寝るよ』
将太『あ、それナイスアイディア!…よかったな!西野!大好きな七瀬と寝れて』
将太はニヤニヤしながらそう言った。
一哉『だから…はぁ…七瀬、ごめんね』
一哉は濡れ衣なのに謝ってきた。
だが…実際に部屋に一哉が来て
隣で私が寝ると考えると…。
『(恥ずかしくてしょうがない…)』
食事を皆が終える頃には時間が8時半を
過ぎてしまっていたのですぐに
皆にお風呂を貸した。
お風呂上がり少し皆で話していたが、
皆は疲れていたのもあり眠りについた。
私『一哉…お風呂どうする…?入れる?かな?』
一哉『入れるとは思うけど……
体拭くだけにしとくよ…
洗面台とか借りていいかな?頭は洗いたいし…』
私『じゃ、1回起きてトイレ行ってきなよ。トイレなら鍵閉めれるし…体も楽に拭けると思うからさ。』
一哉『何から何まですいません…』
私は一哉に肩を貸して部屋を出てトイレに連れていった。
一哉がトイレから出て服を着替えて出てきたところでまた肩を貸して…
次は洗面台へ向かう。
一哉『ごめん、肩じゃなくて…
腰支えてくれるかな…』
私『あ、そうだね。いいよ』
私はしゃがんで一哉の腰に手を
当てて支えた。一哉が頭を洗ってる時、私は思い出したように聞いてみた。
私『一哉…腰はもう大丈夫なの?』
一哉『…え?何?…ごめん、水音できこえないー!』
私『…あとでいいよ』
一哉が頭を洗い終えてタオルを探していたので、私はタオルを渡した。
一哉『ごめんね…本当に…』
私『いや…いいよ。部屋戻ろっか』
私は肩を貸すために腰を支えてた手を離した…その時だった…
私は立ち上がる時によろけてしまい一哉の怪我した左足に頭突きをしてしまった…
一哉『痛っ!!』
私『!?』
一哉がバランスを崩して倒れた…
倒れた先は…私の上だった…。
また…覆い被さる形になってしまった…
一哉の顔があと数cmのところにある…
一哉『…ご、ごめん…』
私『だ、大丈夫…』
一哉は前科があって…騒がれる前に
すぐに横にずれて座った。
私も起き上がり…向かい合う形で座った。
私『…』
一哉『…』
一哉は申し訳なさからか無言になってしまった。
一哉『今日は…すごい嬉しかったし悔しかったな…』
一哉が口を開いてそう言った。
私『え?』
私が聞き返すと…一哉は嬉しそうに…
一哉『皆があんなに俺のことを考えてくれてたって思ったらさ…嬉しかった。
最初病院で診断されたとき…正直
誰とも話したくなかったし会いたくなくったんだよ』
私『…うん』
一哉『でも…あの公園で…
皆が俺のせいで自分を責めてたのを見て…悔しくて悔しくて…俺が怒鳴ろうとしたら…七瀬が全部言ってくれて…
七瀬はやっぱり俺らの…俺の最高の理解者だなって思ったらさ…
怒鳴ることより俺が笑ってなきゃいけないなって思ったんだ』
私『…』
一哉『七瀬が…あの時全部言ってくれたから俺は…皆に怒らず笑えた。
そこで笑えたおかげで…手術を
受ける覚悟もできたんだ…というか
受けなきゃいけないと強く思った。
ありがとう…七瀬。』
私『…』
私は…胸の内に秘めてた不安が溢れて涙がでてしまった。
…あの時は無我夢中に皆に言ったけど…
本当は私だって泣きたかったし
悔しかった。皆と同じ気持ちだったけど…一哉のことを考えたら言わずにはいられなかった…。
一哉『な、なんで泣くの!?…俺また疑われるから…泣かないでよ…』
私『私は…不安だった…一哉が
私が余計なことを言ったせいで
傷ついたり…プレッシャーをかけてないか…とか…だから…不安が溢れちゃった…』
一哉『プレッシャーなんてとんでもないよ…俺は嬉しかったし…助けられた…
七瀬…本当にありがとう』
私が流してた涙はいつの間にか
嬉し泣きの涙に変わっていた。
一哉は私の頭を撫でてくれた。
照れ隠しなのか…窓から見える空を見ながら…。
私は一哉の肩に顔を埋めた…
一哉は一瞬驚いていたけど…受け入れてくれた。
私には…何よりそれが嬉しかった。
29話につづく
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