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4章 柔道恋物語
柔道部恋物語4-30
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一哉side
俺達の対戦相手は帝国高校。
これに勝てば決勝戦で帝南とやるであろう。
帝南には井上先輩が手をかけた乃村和人がいる。俺はあいつと試合がしたくて
今日まで調整を続けてきた。
準決勝からはオーダーが変えられる。
佐々木『よし…とりあえずここまでお疲れ様。水島をトータル3分以内に倒すなんてやるわね…次の帝国の試合を私はずっと見てたけど…寝技に気を付けなさい。関節…絞技…しつこくやってくる。1回戦では怪我人を出してる。油断しないように』
一同『はい!』
佐々木『そして…試合を見てて思うところがあって…オーダーを変えるわ。
吉田君、ウォーミングアップはできてるわね?』
勇紀『もちろんです』
佐々木『今野君の位置へ。
そして中居君は先鋒へ、次鋒に斎藤くん
桐生君が副将へ…これでいきます。』
俺『つまり…結構厄介な可能性があるわけですね』
蓮『どういうことですか?』
俺『将太は体力勝負ができる。
流れを作るには先鋒へおいて勝ちを確実に取らなきゃいけない…だから先鋒なんだ。
そして勇紀も体力勝負と寝技の対応が上手い。海翔は力が強いから、相手を押さえて中継ぎにできる。』
蓮『な、なるほど…』
佐々木『さすがね西野君。…あとはあなたと桐生君の健闘によるわ…頼んだわよ?』
蓮『もちろんです!』
アナウンス『では各会場試合をはじめてください』
俺達はコートに入っていく。
審判『では、準決勝を行います…
正面に礼!…お互いに礼!』
江西『お願いします!』
帝国『…』
『(挨拶もできねぇ高校なのか…?)』
俺にはそれが許せなかったが…
試合が始まった。
審判『では…はじめ!!!』
将太はいつも通りのスピードで
攻めていく。
圧倒的に将太が攻めているように見えた。
しかし…技がすべて読まれている。
俺『将太!読まれてるぞ!…技を変えろ!!』
しかし、将太は…引き分けてしまった。
審判『引き分け!…下がって…次鋒前へ』
将太『海翔…気を付けろ…』
海翔『は、はい…』
しかし…
審判『引き分け…礼!下がって…中堅前へ』
俺『勇紀…あいつらは俺らの情報を完全に集めてる…どこまで集められてるかわからないが…あの技を使え…将太を倒したときの』
勇紀『は、はい!』
俺の予想した通り…この試合に出てる選手は
確実にデータをとられている。
ー観客席ー
美月side
私『新星あらわる…か…』
美波『え…?』
瑠夏『美奈…美波…できるだけ
2.3回戦は…一哉に教わった技は
最後まで隠しといて?』
美奈『え…?』
七瀬『あの学校は…試合に出てる選手の
データを確実に集めて勝負してくるんだよ…だから…隠しておかないと勝てない…
もしかしたら…美月も瑠夏も…新人戦データをとられてる可能性がある…』
美波『そ、そんな…』
美奈『どうすれば…』
私達は…大将まですべて引き分けになってしまった男子の試合を…ただただ見守った…。
ー試合会場ー
蓮『西野先輩…頼みました…すいません…』
将太『すまん…結局お前巻かせにしちまった…』
海翔『あとは…頼みました…』
勇紀『すいません…油断しました…』
俺『大丈夫。俺は優勝するまで負けないって約束した…だから勝つ』
俺は…コートへ入った。
俺は……七瀬と約束したことを
思い出していた。
『俺はもう負けない』
そうはっきり七瀬に伝えた。
審判『では…大将…はじめ!!』
こいつは選手名簿の学年によれば
1年生…負けるわけにはいかないが…
相手も大将でこいつを使って勝負を仕掛けているということはこいつは強い…。
俺は警戒して右組手で組む。
俺『!!!』
相手は…左組で組んできたのだった…。
『(俺の組手を知ってたって訳だ…
だが俺は両利き…甘い…)』
俺は袖釣りを決めた。
審判『有効!!』
相手の寝技を知ってた俺はすぐさま立ち上がった。
審判『まて!!!』
『(俺は…絶対にもう負けないと誓ってる…
1年ごときを……生意気に使って俺に挑んで
くるんじゃねぇよ!)』
俺は…相手が背負いを使ってきたタイミングで裏投げ…と見せかけ巴投げをやった。
危険な賭けだったが…
審判『1本!!!!それまで!!!』
待機席の4人が立ち上がって喜ぶ。
将太『ナイス!!!!さすがだぜ!!!』
蓮『す、すごい…鳥肌が…』
海翔『あの人…強ぇ…』
勇紀『やっぱり…先輩は俺の目標です…!』
ー観客席ー
七瀬side
美月『よしっ!!!さすが一哉!!!
ナイス1本!!』
瑠夏『寝技のプロに巴なんか…よくできたね…!!さすが江西のエース!!』
美波『や、やばい…めっちゃかっこいい!
あの人にもっと技教わりたい!!』
美奈『あの人…本当に人格変わるんですね…でも…本当にナイスです…!!先輩!!!』
私『やったぁ!!!!先生!決勝行きましたよ!!!』
寺田『うひゃー…あいつ…本当すげぇやつだよ…』
佐々木『ええ…まさか本当にあのデータ収集チームを簡単に倒すなんて…』
私『一哉は…江西最高のエースです!!!』
私は心からそう思った…。
31話に続く
俺達の対戦相手は帝国高校。
これに勝てば決勝戦で帝南とやるであろう。
帝南には井上先輩が手をかけた乃村和人がいる。俺はあいつと試合がしたくて
今日まで調整を続けてきた。
準決勝からはオーダーが変えられる。
佐々木『よし…とりあえずここまでお疲れ様。水島をトータル3分以内に倒すなんてやるわね…次の帝国の試合を私はずっと見てたけど…寝技に気を付けなさい。関節…絞技…しつこくやってくる。1回戦では怪我人を出してる。油断しないように』
一同『はい!』
佐々木『そして…試合を見てて思うところがあって…オーダーを変えるわ。
吉田君、ウォーミングアップはできてるわね?』
勇紀『もちろんです』
佐々木『今野君の位置へ。
そして中居君は先鋒へ、次鋒に斎藤くん
桐生君が副将へ…これでいきます。』
俺『つまり…結構厄介な可能性があるわけですね』
蓮『どういうことですか?』
俺『将太は体力勝負ができる。
流れを作るには先鋒へおいて勝ちを確実に取らなきゃいけない…だから先鋒なんだ。
そして勇紀も体力勝負と寝技の対応が上手い。海翔は力が強いから、相手を押さえて中継ぎにできる。』
蓮『な、なるほど…』
佐々木『さすがね西野君。…あとはあなたと桐生君の健闘によるわ…頼んだわよ?』
蓮『もちろんです!』
アナウンス『では各会場試合をはじめてください』
俺達はコートに入っていく。
審判『では、準決勝を行います…
正面に礼!…お互いに礼!』
江西『お願いします!』
帝国『…』
『(挨拶もできねぇ高校なのか…?)』
俺にはそれが許せなかったが…
試合が始まった。
審判『では…はじめ!!!』
将太はいつも通りのスピードで
攻めていく。
圧倒的に将太が攻めているように見えた。
しかし…技がすべて読まれている。
俺『将太!読まれてるぞ!…技を変えろ!!』
しかし、将太は…引き分けてしまった。
審判『引き分け!…下がって…次鋒前へ』
将太『海翔…気を付けろ…』
海翔『は、はい…』
しかし…
審判『引き分け…礼!下がって…中堅前へ』
俺『勇紀…あいつらは俺らの情報を完全に集めてる…どこまで集められてるかわからないが…あの技を使え…将太を倒したときの』
勇紀『は、はい!』
俺の予想した通り…この試合に出てる選手は
確実にデータをとられている。
ー観客席ー
美月side
私『新星あらわる…か…』
美波『え…?』
瑠夏『美奈…美波…できるだけ
2.3回戦は…一哉に教わった技は
最後まで隠しといて?』
美奈『え…?』
七瀬『あの学校は…試合に出てる選手の
データを確実に集めて勝負してくるんだよ…だから…隠しておかないと勝てない…
もしかしたら…美月も瑠夏も…新人戦データをとられてる可能性がある…』
美波『そ、そんな…』
美奈『どうすれば…』
私達は…大将まですべて引き分けになってしまった男子の試合を…ただただ見守った…。
ー試合会場ー
蓮『西野先輩…頼みました…すいません…』
将太『すまん…結局お前巻かせにしちまった…』
海翔『あとは…頼みました…』
勇紀『すいません…油断しました…』
俺『大丈夫。俺は優勝するまで負けないって約束した…だから勝つ』
俺は…コートへ入った。
俺は……七瀬と約束したことを
思い出していた。
『俺はもう負けない』
そうはっきり七瀬に伝えた。
審判『では…大将…はじめ!!』
こいつは選手名簿の学年によれば
1年生…負けるわけにはいかないが…
相手も大将でこいつを使って勝負を仕掛けているということはこいつは強い…。
俺は警戒して右組手で組む。
俺『!!!』
相手は…左組で組んできたのだった…。
『(俺の組手を知ってたって訳だ…
だが俺は両利き…甘い…)』
俺は袖釣りを決めた。
審判『有効!!』
相手の寝技を知ってた俺はすぐさま立ち上がった。
審判『まて!!!』
『(俺は…絶対にもう負けないと誓ってる…
1年ごときを……生意気に使って俺に挑んで
くるんじゃねぇよ!)』
俺は…相手が背負いを使ってきたタイミングで裏投げ…と見せかけ巴投げをやった。
危険な賭けだったが…
審判『1本!!!!それまで!!!』
待機席の4人が立ち上がって喜ぶ。
将太『ナイス!!!!さすがだぜ!!!』
蓮『す、すごい…鳥肌が…』
海翔『あの人…強ぇ…』
勇紀『やっぱり…先輩は俺の目標です…!』
ー観客席ー
七瀬side
美月『よしっ!!!さすが一哉!!!
ナイス1本!!』
瑠夏『寝技のプロに巴なんか…よくできたね…!!さすが江西のエース!!』
美波『や、やばい…めっちゃかっこいい!
あの人にもっと技教わりたい!!』
美奈『あの人…本当に人格変わるんですね…でも…本当にナイスです…!!先輩!!!』
私『やったぁ!!!!先生!決勝行きましたよ!!!』
寺田『うひゃー…あいつ…本当すげぇやつだよ…』
佐々木『ええ…まさか本当にあのデータ収集チームを簡単に倒すなんて…』
私『一哉は…江西最高のエースです!!!』
私は心からそう思った…。
31話に続く
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