超越力の学園：星の力と絆

～第1章～

第8話 ～How Things Are Progressing～

　現在……僕は大忙しである。
時には……。

｢なぁ、なぁ！！ どっちがいいかな？！
ねぇ！ どっちがいい？｣

｢んー……。｣

　ガンマさんの買い物に付き添ったり……。
時には……。

｢んー！！  やっぱり、
デルタちゃんの入れた紅茶美味しい……！！｣

　ベータさんのお茶会に強制で参加されたり……。
てんてこ舞いである。

そんな中、戦闘もたまにある。
例えば……。

｢ガンマさん！！ そちらを頼みます！！
僕はこっちを！！｣

｢うん！！  任して！！｣

　僕達は、マフィアの壊滅任務にて……
僕は、マフィアの幹部やボスを倒しに……。
ガンマさんは、雑魚連中を倒しに……。

｢くそ……このコンビは、歯が立たねぇ……。
流石、カルデラ学園 Aランク 首席 第1位コンビ。
その名も……麒麟柱！！｣

　そう。Aランク 第1位～第10位は○○柱が存在し、順に説明しよう。

　第10位はゾンビ柱
要は、ゾンビのように生き返り戦う持ち主だから。

　第9位は九尾柱
要は、ガンマさんや僕以外の人達に変身できるし……そもそもスタイルがいい為、美貌や魅力で堕ちる持ち主だから。

　第8位はスライム柱
要は、スライムのような耐久性がある持ち主だから。

　第7位は蛇柱
要は、蛇の様に即死～気絶までの毒を能力の特性上で持っていて種類が豊富すぎるから。

　第6位は不死鳥柱
要は、不老不死の力を持っている持ち主だから。

　第5位は鬼柱
要は、力が正義の馬鹿力を持っている持ち主だから。

 　第4位は巨人柱
要は、巨人になれる能力の持ち主だから。

　第3位は機械柱
要は、機械系の武器や防具を自身の能力にし、
体に埋め込まれている持ち主だから。

　第2位は龍柱
要は、龍にもなれる能力を持つ持ち主だから。

　最後、僕ら第1位は麒麟柱
要は、僕とガンマさんの能力が歪すぎて……
全能な種族性なのがこの麒麟みたいな存在だから。

｢その名で……呼ぶなぁ！！｣

　プチーンとキレたガンマさんは……
雑魚共を1発で倒していく。

｢さて、大人しく……従ってもらおうか？｣

｢……うぉぉぉぉぉ！！｣

　僕は、奥手を使った。
それは、特定の範囲内の対象の思考を加速し、行動を減速させる事。

思考を加速させる事で、相手は行動が出来なくなる上に行動を減速させたら完全に、身動きが出来なくなる。


使わなくても十分に勝てるのだが……
使わざるを得なかった。

何故か、そう……
ここを爆発させる目的で
しかも、人質がいる為……色々と大変な事になるから。

｢とりあえず、大人しくしてもらうよ。｣

　拘束し、範囲を広げ
政府機関まで持っていく。

　他の警察員には人質の確保と
現場を観察してもらおう。

そして、ゲノム・ヴィランが来たら困るから……
結界を張って後を去る。

　一方……ベータさん方は、

｢勘弁しなさい！！｣

｢チッ……｣

　その者は……ゲノム・ヴィランの幹部だった。
そいつは、ベータさんを攻撃していたが……何も効かないし、攻撃を跳ね返す。

そこに僕は、漬け込んで
何も無い空間から麻酔銃を出して
いいタイミングで撃ち、気絶させて連れて行く。

　そして、仕事が終わると……

｢それでは、カンパーイ！！｣

｢｢カンパーイ！！｣｣

｢か、かんぱーい。｣

　地獄の宴が始まる……。
この時だけは1番嫌である。
何故ならば……。

｢デルタは僕のだァ～。｣

｢デルタちゃんは……私のだァ～。｣

｢クソ！！ こんな仕事に付けたのは嬉しいが……。
モブ見てぇ……な、扱いしやがってよ～！！｣

｢あはは……。｣

　何故ならば……酒に酔って
この有様になるのだから……。
僕は、この時に思うのである。

｢もう、勘弁してください……。｣

　━━━━と……。