超越力の学園：星の力と絆

～第1章～

第7話 〜The Beginning Of Innovation〜

今、政府機関 Sランク 第1位の僕と 第2位～第10位までの人達を集めて会議をした結果……。

努力報告制を以下の通りにする。

①学園並びに学院の生徒には、スタッフと言うなのメンタルケアやサポート並びにSランクへ報告する者を導入。

②お金面や報酬面では演説の通りに宣言した通りになる。

③Aランクは、誰かを推薦することが出来る。
(例:AランクはAランク同士で組んで、お互いにサポートやメンタルケアし合ったり、政府機関 Sランクの誰かを推薦してもいいことにetc…)

と、言うのを実施した。

　すると……新たな問題が発生した。

いや……勘違いをしないで欲しい。
全てのランクのみんなは満足そうに生活しているし、ぎこちない生活になってないのは明らかだ。

実際、カルデラの外は笑顔で生活してる人だらけだったしな。

　だが、問題なのはそっちじゃなく……。

｢あの、いい加減……執拗いです。
Aランクの権限で、デルタをバディにしたいんです！！

もう、認めてください！！｣

｢い、嫌だよ！！
私のデルタちゃんなんだから！！
って、言うか彼女面しないで！！｣

｢あの～。お嬢様？？
それ言ったら、あなたもブーメランな気が……。｣

｢ゼータくん。ごめんね？
邪魔しないで！！｣

｢あ、はい……すみません。

……デルタァ～！！
どうすればいいんだよぉ～！！｣

　━━━━━そう。この事だった。
何があったかを説明しよう。

Aランク 首席 第1位である ガンマさんが指名したのは政府機関 Sランク 首席 第1位 デルタ……つまり、僕だった。

　それを聞いたSランク 首席 第2位のベータが……突如キレ始め騒ぎを起こし、止めに入ろうとしたガンマだったが、原因が自分だと知り、火に油を注いだ。

｢｢私の(です)！！｣｣

｢あ、あの～。｣

　僕は、恐る恐る声を出す。

｢ん？ どうしたの？
デルタちゃん！！｣

｢ん？  どうした？
デルタ～♪♪｣

　━━━━━怖い……怖すぎる。
女はこんなに怖かったっけ？

｢と、とりあえず……代提案を出します。
ガンマさんは僕とバディ組みます。｣

｢ねぇ……デルタちゃん？
それのどこが代提案なのかなぁ～？｣

｢いいから、最後まで聞いてください。｣

｢はーい！！｣

　━━━━怖すぎるよ……。

｢更に、ベータさんのバディも僕が受け持ちます。｣

　と、言うと……

｢え？ ……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇー！？｣

　と、驚かれるのである。

｢い、いいの！？
だって、2人に同時はキツいよ？｣

｢そうだ！！  明らかに無理ゲーすぎるよ！？｣

｢はい、知ってます。
なので……。とある技を使います。｣

｢｢技……？｣｣

　僕は、ユニーク属性である影を使い……僕を2人にした。

｢｢す、凄い！？｣｣

｢では、僕の勝手に動きますね
影の僕は、ベータさんで……
本物の僕はガンマさんに付きます。｣

　そうして、ガンマさんはガッツポーズをし……
ベータさんは少し、ショックをしていた。

でも、仕方ないのだ。ランクの差がありすぎてAランクの面倒に関しては、影だと追いつけなくなる。

　それを吟味した結果これだ。
だから、許してください……。神様……。

こうして、デルタは忙しい毎日を送る日々となるのであった。