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しおりを挟む私には2歳年上のお兄ちゃんがいる。昔からお兄ちゃん子だった私は家にいる間、ずっとお兄ちゃんにくっつきまわってお風呂にも一緒に入っていた。私は女の子なんだけど、おちんちんも生えていて、所謂、ふたなりだ。少しずつ増えてきているみたいで特別珍しい訳でもない。お風呂ではおちんちんの洗い方なんかも教えてくれた。そんなお兄ちゃんが大好きだったし、私にとっては幸せな時間だった。それなのに、お兄ちゃんったら中学生になってからは私に全然遊んでくれないし、お風呂も断られるようになった。
そんなある日、お兄ちゃんの部屋に漫画を返しに行こうとしたら戸が少し空いていた。その隙間から覗き込んでみると、お兄ちゃんは自分のおちんちんを握って上下に動かしていた。初めは驚いて何をしているかわからなかったが、もっと見たくなってしまった。そこで私はあることを思い出し、自分の部屋へ戻った。私の部屋に飾ってあるポスターの裏にはお兄ちゃんの部屋の中が見える秘密の穴がある。そこからお兄ちゃんの様子を眺めていた。胸がドキドキして顔が熱くなるのがわかった。悪いことをしているようだが、目を離すことができなかった。
そして、私はお兄ちゃんが遊んでくれないのは“おちんちんを触ってエッチなことばっかりしてるからだ!”という一つの結論を出した。そう思いこんだ私はそのあと色々ネットで調べてようやくお兄ちゃんにエッチなことを辞めさせる方法を見つけることができた。そして、お兄ちゃんがしていたのはオナニーって言うらしい。
それから数日が経ち、毎晩のように壁の穴からお兄ちゃんの部屋を覗いているとまたお兄ちゃんはベッドの上でおちんちんを触り始めた。少し様子を見てからバレないようにゆっくりと向かいノックもせずに部屋へ突撃した。
「お兄ちゃんったら、リナと遊んでくれないくせに何してるの!?」
「お、お、おい!リナ入ってくる時はの、ノックぐらいしろよ」
(慌てすぎてズボン履こうとしてるけど全然履けてないwwお兄ちゃんったらかわいいなぁ♡)
「そんなことよりリナの質問に答えて」
「そ……それは……」
「リナ知ってるよ。お兄ちゃんったら毎晩のようにオナニーしてるんだよね!? この写真をクラスの子に見せたらどうなるかな~?」
以前こっそり撮影しておいたオナニー姿の写真をお兄ちゃんに見せつけた。
「リナ、俺何でもするからそれだけはやめてくれ」
「やめて“くれ”? やめて“ください”の間違いじゃなくって?」
「や、やめてください……」
お兄ちゃんはションボリと俯きながら訂正した。
「じゃあ、まずは服を脱いで裸になって」
「は、はい……」
お兄ちゃんはズボンとパンツを下ろして顔を真っ赤にしていた。
「お兄ちゃん……おちんちんに毛が生えてきてる……前の方が良かったから剃るね。お兄ちゃんに毛は似合わないよ」
久しぶりのお兄ちゃんの身体の成長を感じながら、お風呂場から剃刀を持ってきた。
ジョリジョリ
生えたてでまだ生え揃っていないうぶ毛を剃るのはあっという間だった。おまけにお兄ちゃんに毛が生えてこないようママが使ってる脱毛器をこっそり持ってきて、使った。
(わぁ、これでお兄ちゃんも元通りのツルツルになっちゃった♡)
「それと最後にこれこれ~!」
カチャン
「なにこれ……ちょっとキツイかも……」
「これ貞操帯って言うんだよ♡ 少し小さめだったけどお兄ちゃんには、それぐらいでぴったりだよ?これからずぅーっと着けててもらうね♡」
「それとぉ……これからお兄ちゃんはエッチなことをしちゃいけません!」
こうして私とお兄ちゃんの秘密の約束を結ぶことになった。
(これでお兄ちゃんもリナと遊んでくれるようになるよね!?)
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