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第十章:その弱さを知ったとき
7
波折はワンルームマンションの3階に住んでいる。エレベーターを降りて、部屋に辿り着くまでの廊下を二人は歩く。
カツンカツンと靴を鳴らして歩いているときの、鑓水から感じるじりじりとした熱情のようなものに、波折は緊張していた。自分が先導して歩けば、背中に熱のようなものが突き刺さる。仄暗い無表情であるのに、彼から滲みだす波折を求める想いは、すさまじいものだった。
扉をあけて、なかに入った瞬間だ。
「――あっ……!」
後ろから、鑓水が抱きついてきた。がし、と雁字搦めをするように強く抱かれて、波折は思わず鞄を落とす。
「け、慧太っ……鍵……ドアの、鍵……しめて」
「うるせえ文句言うな」
「んんっ……!」
口に指を突っ込まれて喉の奥を突かれた。おえ、と吐き気がこみ上げてきて、波折は思わず前かがみになる。強烈な嘔吐感によって涙が溢れてきて、唾液もだらだらと垂れてきて。首筋を噛まれながら、咥内にずぶずぶと指を抜き差しされた。
「あっ、……あぁっ……」
このまま、玄関で犯される。ゾクゾクしてきて、波折の息があがってゆく。
「あっ、だめ……はげしっ……」
「興奮してんじゃねえかよ、淫乱」
鑓水が波折の服の中に手を突っ込んで、めちゃくちゃにする。薄い胸をぐいぐいと揉んで乳首をごりごりと押しつぶして。ペニスを手のひらで包んでもみくちゃにして。乱暴に身体を触られて、それでも波折は感じてしまっていた。鑓水の劣情を一身に浴びている、そんな感じがたまらなかった。
「はぁっ……あっ……やぁっ、立って、られな……」
「ああ、そうだな、腰ガクガクしてる」
「ゆるして、ゆるしてください……もう、だめっ……」
「はあ? おまえは黙って俺のオナホになってりゃいいんだよ」
「ひゃあっ……!」
ダン、と乱暴に壁に胸を押し付けられて波折は悲鳴をあげる。腰を掴まれて、臀部を鑓水に突き出すような格好をさせられた。カチャカチャとベルトを外す音が聞こえてきて、ああ、この体勢で突っ込まれる……と波折の胸は期待に踊る。
しかし、ろくに孔を慣らされていない。このまま挿れられたら痛そうだな、と思いつつも波折は抵抗しなかった。鑓水にアナルを差し出すように、おとなしく待ち続ける。今の鑓水はとにかく自分を蹂躙してやりたいんだ、と波折は理解し、受け入れていた。
「あっ……」
入り口に、熱があてがわれる。本当にはいるのかな、なんて波折が不安に思っているいるうちに、それは中に入り込んできた。メリメリと無理やりそこが開かれている感覚が走る。さすがに痛い、と波折は唇を噛んで我慢した。
「んっ……う、」
「痛えか」
「ん、」
「これでも食ってろ、淫乱」
「えっ……あ、」
カサ、と音がしたと思えば、その刹那、口に何かをいれられた。味を感じる前に手のひらで唇を覆われて、吐き出すこともできない。舌の上に甘みとほろ苦さが広がって、いれられたのはチョコレートだ、と気づく。ゆっくりと溶けたチョコレートが体内に侵食していくと……ゾクゾクと痺れにもにた快楽の波が全身に響き渡る。
波折の息が荒くなってきても鑓水は口から手を離さない。ふーふーと指の隙間から波折の吐息が零れてゆく。息苦しくて涙目になって、そんな波折の耳元に、鑓水は唇を寄せる。
「わかる? 俺のチンコ、おまえの中にはいってる」
「んっ……ん、」
「これからおまえのケツ思いっきり突くけどさ、いいよな?」
「んーんー……」
波折がこくこくと頷くと、鑓水がハッ、と嗤った。そして、波折の口から手を離すと、壁に添えられた波折の手にそっと重ねる。
「おまえが痛がっても途中で止めたりしねえからな」
「……はい、」
ペニスを奥まで挿れられた状態で、鑓水はなかなか動かない。少し痛くてもいい、はやく動いて欲しい……波折が焦れた、その瞬間。鑓水が強く、波折の腰を突き上げた。
「あぁっ……!」
ズン、ズン、と思い切り最奥を突かれる。ズクンとすさまじい快楽が脳天を何度も突き抜ける。チョコレートのせいで全身性感帯となった波折には、それはあまりにも強い刺激だった。わずかに走る痛みも、「無理やり犯されている」感がすごくイイ。いつもよりも乱暴な鑓水の動きが、たまらなかった。
「あっ、あっ、すごいっ、あぁっ、もっと、もっと……!」
「ほら、もっと鳴けよ、ド変態!」
「あぁあんっ、そこっ、あぁっ、きもちいいっ、いいっ、いいっ……けいたさま、もっと突いてっ……!」
波折の爪が、がりがりと壁を掻く。鑓水に支えられてやっと立っている状態の波折の足腰はガクガクで、突かれる度に大きく揺れた。揺さぶられるたびに揺れてぺちぺちと自らの腹をたたく波折のペニスからは、とろとろとカウパー液が溢れている。何度も何度も突いて、突いて突いて突きまくって……波折のそこはぎゅうぎゅうと鑓水のペニスを締め付けて、鑓水は波折に容赦なく中出ししてやった。
「はあっ……は、」
鑓水がペニスを引き抜いた瞬間、波折はその場に崩れ落ちた。脚がガクガクいってもう立てそうにない。
俯いて、息を整える。振り向かなくても、鑓水の視線が背中に浴びせられていることはわかった。それほどに強くドス黒い感情が込められた視線だった。
「……っ、けいた、」
「あ?」
「いいよ」
「なにが」
「もっと、酷くしていい。俺の身体が壊れようと意識が飛ぼうと、おまえの満足いくまで……犯していいよ」
鑓水の息を呑む音が聞こえた。そして次の瞬間、頭を掴まれて、床に乱暴に転がされた。波折は虚ろな目で、ゆるゆると鑓水を見上げる。彼は……あまりにも冷たい目をしてた。
「おまえ何様だよ。俺の下僕だろ、奴隷だろ! おまえに言われるまでもなく、おまえのことを壊してやるよ、ブチ犯してやる。おまえは黙って俺にしたがって、よがってればいいんだよ、クソビッチ!」
「……はい、……慧太様」
精液に濡れたアナルを、靴の履いた足でぐりぐりと踏みつけられる。酷いことをされているのに、やはり波折の身体は悦んでしまった。びくびくと身体を震わせて甘い声をあげれば「気持ち悪いんだよド変態」と臀部を蹴られる。
――鑓水の様子がおかしい。それは明白だった。彼のことを心配する義理などないが、あんまりにも不安定な人の側にいるとこちらまで気が滅入ってしまう。この安い身体を嬲って彼のストレスが解消されるなら、好きにさせてやろうと。波折は彼に身体を許したのだった。
カツンカツンと靴を鳴らして歩いているときの、鑓水から感じるじりじりとした熱情のようなものに、波折は緊張していた。自分が先導して歩けば、背中に熱のようなものが突き刺さる。仄暗い無表情であるのに、彼から滲みだす波折を求める想いは、すさまじいものだった。
扉をあけて、なかに入った瞬間だ。
「――あっ……!」
後ろから、鑓水が抱きついてきた。がし、と雁字搦めをするように強く抱かれて、波折は思わず鞄を落とす。
「け、慧太っ……鍵……ドアの、鍵……しめて」
「うるせえ文句言うな」
「んんっ……!」
口に指を突っ込まれて喉の奥を突かれた。おえ、と吐き気がこみ上げてきて、波折は思わず前かがみになる。強烈な嘔吐感によって涙が溢れてきて、唾液もだらだらと垂れてきて。首筋を噛まれながら、咥内にずぶずぶと指を抜き差しされた。
「あっ、……あぁっ……」
このまま、玄関で犯される。ゾクゾクしてきて、波折の息があがってゆく。
「あっ、だめ……はげしっ……」
「興奮してんじゃねえかよ、淫乱」
鑓水が波折の服の中に手を突っ込んで、めちゃくちゃにする。薄い胸をぐいぐいと揉んで乳首をごりごりと押しつぶして。ペニスを手のひらで包んでもみくちゃにして。乱暴に身体を触られて、それでも波折は感じてしまっていた。鑓水の劣情を一身に浴びている、そんな感じがたまらなかった。
「はぁっ……あっ……やぁっ、立って、られな……」
「ああ、そうだな、腰ガクガクしてる」
「ゆるして、ゆるしてください……もう、だめっ……」
「はあ? おまえは黙って俺のオナホになってりゃいいんだよ」
「ひゃあっ……!」
ダン、と乱暴に壁に胸を押し付けられて波折は悲鳴をあげる。腰を掴まれて、臀部を鑓水に突き出すような格好をさせられた。カチャカチャとベルトを外す音が聞こえてきて、ああ、この体勢で突っ込まれる……と波折の胸は期待に踊る。
しかし、ろくに孔を慣らされていない。このまま挿れられたら痛そうだな、と思いつつも波折は抵抗しなかった。鑓水にアナルを差し出すように、おとなしく待ち続ける。今の鑓水はとにかく自分を蹂躙してやりたいんだ、と波折は理解し、受け入れていた。
「あっ……」
入り口に、熱があてがわれる。本当にはいるのかな、なんて波折が不安に思っているいるうちに、それは中に入り込んできた。メリメリと無理やりそこが開かれている感覚が走る。さすがに痛い、と波折は唇を噛んで我慢した。
「んっ……う、」
「痛えか」
「ん、」
「これでも食ってろ、淫乱」
「えっ……あ、」
カサ、と音がしたと思えば、その刹那、口に何かをいれられた。味を感じる前に手のひらで唇を覆われて、吐き出すこともできない。舌の上に甘みとほろ苦さが広がって、いれられたのはチョコレートだ、と気づく。ゆっくりと溶けたチョコレートが体内に侵食していくと……ゾクゾクと痺れにもにた快楽の波が全身に響き渡る。
波折の息が荒くなってきても鑓水は口から手を離さない。ふーふーと指の隙間から波折の吐息が零れてゆく。息苦しくて涙目になって、そんな波折の耳元に、鑓水は唇を寄せる。
「わかる? 俺のチンコ、おまえの中にはいってる」
「んっ……ん、」
「これからおまえのケツ思いっきり突くけどさ、いいよな?」
「んーんー……」
波折がこくこくと頷くと、鑓水がハッ、と嗤った。そして、波折の口から手を離すと、壁に添えられた波折の手にそっと重ねる。
「おまえが痛がっても途中で止めたりしねえからな」
「……はい、」
ペニスを奥まで挿れられた状態で、鑓水はなかなか動かない。少し痛くてもいい、はやく動いて欲しい……波折が焦れた、その瞬間。鑓水が強く、波折の腰を突き上げた。
「あぁっ……!」
ズン、ズン、と思い切り最奥を突かれる。ズクンとすさまじい快楽が脳天を何度も突き抜ける。チョコレートのせいで全身性感帯となった波折には、それはあまりにも強い刺激だった。わずかに走る痛みも、「無理やり犯されている」感がすごくイイ。いつもよりも乱暴な鑓水の動きが、たまらなかった。
「あっ、あっ、すごいっ、あぁっ、もっと、もっと……!」
「ほら、もっと鳴けよ、ド変態!」
「あぁあんっ、そこっ、あぁっ、きもちいいっ、いいっ、いいっ……けいたさま、もっと突いてっ……!」
波折の爪が、がりがりと壁を掻く。鑓水に支えられてやっと立っている状態の波折の足腰はガクガクで、突かれる度に大きく揺れた。揺さぶられるたびに揺れてぺちぺちと自らの腹をたたく波折のペニスからは、とろとろとカウパー液が溢れている。何度も何度も突いて、突いて突いて突きまくって……波折のそこはぎゅうぎゅうと鑓水のペニスを締め付けて、鑓水は波折に容赦なく中出ししてやった。
「はあっ……は、」
鑓水がペニスを引き抜いた瞬間、波折はその場に崩れ落ちた。脚がガクガクいってもう立てそうにない。
俯いて、息を整える。振り向かなくても、鑓水の視線が背中に浴びせられていることはわかった。それほどに強くドス黒い感情が込められた視線だった。
「……っ、けいた、」
「あ?」
「いいよ」
「なにが」
「もっと、酷くしていい。俺の身体が壊れようと意識が飛ぼうと、おまえの満足いくまで……犯していいよ」
鑓水の息を呑む音が聞こえた。そして次の瞬間、頭を掴まれて、床に乱暴に転がされた。波折は虚ろな目で、ゆるゆると鑓水を見上げる。彼は……あまりにも冷たい目をしてた。
「おまえ何様だよ。俺の下僕だろ、奴隷だろ! おまえに言われるまでもなく、おまえのことを壊してやるよ、ブチ犯してやる。おまえは黙って俺にしたがって、よがってればいいんだよ、クソビッチ!」
「……はい、……慧太様」
精液に濡れたアナルを、靴の履いた足でぐりぐりと踏みつけられる。酷いことをされているのに、やはり波折の身体は悦んでしまった。びくびくと身体を震わせて甘い声をあげれば「気持ち悪いんだよド変態」と臀部を蹴られる。
――鑓水の様子がおかしい。それは明白だった。彼のことを心配する義理などないが、あんまりにも不安定な人の側にいるとこちらまで気が滅入ってしまう。この安い身体を嬲って彼のストレスが解消されるなら、好きにさせてやろうと。波折は彼に身体を許したのだった。
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