9 / 9
最終話『導かれしギターキッズたち』
しおりを挟む
無言になった空気を変えるように俺は言った。
はじめ「俺達は大事なモノを忘れていたみたいだ…」
楠本「んだ…アフロディスクの一件で調子に乗ってただス」
ファジィ「初心…ってやつか」
演奏が終わるとステージの上のバンドは大喝采を浴びながらステージを降りた。するとあの男がステージに上がった。
地味ィ「お前ぇらノッてるか!」
客「イエェーーーー!!」
地味ィ「今日はよ、特別に東京からあるバンドを呼んだんだ。最高にノレるヤツらだ!カモン!」
楠本「ワシ達のことだス!」
ファジィ「どうする、はじめ……!」
はじめ「……」
聖「…今からコックリさんに聞いてみましょうか」
ふとステージを見ると世界一話を聞かない男ルロイがすでにマイクを握っていた。
ファジィ「フ○ック!あの野郎!」
はじめ「いや…行こう!」
ファジィ「はじめ…!!」
はじめ「俺らの魂を見せてやろうぜ!」
こうして俺達は『Go To Hell』のステージへと上がった。
ファジィ「何の曲やるんだ?」
はじめ「感じるまま…だろ?」
ファジィ「へっ!やっぱ俺ぁお前が好きだぜ!」
「1・2・3・4!」
ジャッジャーン!ダダッダダン!
みんながみんな思いのままに演奏する。オールアドリブ。通常出来ないことが俺達には出来たんだ。
みんなの顔はあの時と同じになっていた…
ルロイ「幸セマダマダマッシグラ♪フリスキ~モンプチッ!Ah~Romanticイラナイカラ~♪月ニ居タウサギ団ハドウナッチャッタノ?!教エテヨ、ピッコロサン!!」
客A「すげぇ…!」
客B「最高だぜコイツら!」
地味ィ「まさかここまでとは…」
ギュイギュ~ン♪
ルロイ「殺ッチマエ!犯ラレル!?独リ身ノ熟女ナラスグ抱ケルヨウナ気ガシテ~♪ブラピ♪ブラピ♪ブラブラピンピン♪オゥスイマセン…オ願イダカラ通報シナイデ!」
俺は心底思った。楽しい…。部屋でパソコンと向き合い、趣味で一人ギターを弾き続けたあの日々が嘘みたいだ。
俺は自分の中からこみ上げてくる何かを抑えることが出来なかった。興奮、快感、躍動…。その全てを超越した何かを。それは他のメンバーはおろか、観客さえも同じものを感じたに違いない。
俺達は無心で演奏した…。感じるままに…。
こうして俺達の夏は終わった。
その後アドリブでしか演奏しない俺達は結局CDデビューすることはなかった。だが、今でもロックを愛する者達の中で、俺達は生き続けている。
伝説のバンド『ロックスター』と…
おわり
はじめ「俺達は大事なモノを忘れていたみたいだ…」
楠本「んだ…アフロディスクの一件で調子に乗ってただス」
ファジィ「初心…ってやつか」
演奏が終わるとステージの上のバンドは大喝采を浴びながらステージを降りた。するとあの男がステージに上がった。
地味ィ「お前ぇらノッてるか!」
客「イエェーーーー!!」
地味ィ「今日はよ、特別に東京からあるバンドを呼んだんだ。最高にノレるヤツらだ!カモン!」
楠本「ワシ達のことだス!」
ファジィ「どうする、はじめ……!」
はじめ「……」
聖「…今からコックリさんに聞いてみましょうか」
ふとステージを見ると世界一話を聞かない男ルロイがすでにマイクを握っていた。
ファジィ「フ○ック!あの野郎!」
はじめ「いや…行こう!」
ファジィ「はじめ…!!」
はじめ「俺らの魂を見せてやろうぜ!」
こうして俺達は『Go To Hell』のステージへと上がった。
ファジィ「何の曲やるんだ?」
はじめ「感じるまま…だろ?」
ファジィ「へっ!やっぱ俺ぁお前が好きだぜ!」
「1・2・3・4!」
ジャッジャーン!ダダッダダン!
みんながみんな思いのままに演奏する。オールアドリブ。通常出来ないことが俺達には出来たんだ。
みんなの顔はあの時と同じになっていた…
ルロイ「幸セマダマダマッシグラ♪フリスキ~モンプチッ!Ah~Romanticイラナイカラ~♪月ニ居タウサギ団ハドウナッチャッタノ?!教エテヨ、ピッコロサン!!」
客A「すげぇ…!」
客B「最高だぜコイツら!」
地味ィ「まさかここまでとは…」
ギュイギュ~ン♪
ルロイ「殺ッチマエ!犯ラレル!?独リ身ノ熟女ナラスグ抱ケルヨウナ気ガシテ~♪ブラピ♪ブラピ♪ブラブラピンピン♪オゥスイマセン…オ願イダカラ通報シナイデ!」
俺は心底思った。楽しい…。部屋でパソコンと向き合い、趣味で一人ギターを弾き続けたあの日々が嘘みたいだ。
俺は自分の中からこみ上げてくる何かを抑えることが出来なかった。興奮、快感、躍動…。その全てを超越した何かを。それは他のメンバーはおろか、観客さえも同じものを感じたに違いない。
俺達は無心で演奏した…。感じるままに…。
こうして俺達の夏は終わった。
その後アドリブでしか演奏しない俺達は結局CDデビューすることはなかった。だが、今でもロックを愛する者達の中で、俺達は生き続けている。
伝説のバンド『ロックスター』と…
おわり
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる