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冬の日
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寒い冬は猫様とひっつけるから、私は好きだ。
ちよ助は私を同じ猫としてみとめているのか、必ず傍で寝てくれる。
私はその頃、猫の時間を過ごしていた。
ゆっくりゆっくり流れる猫の時間。
朝晩のご飯、チュールは欠かさず、それ以外はゆるくちよ助と私は1人と1匹だ。
躁鬱は重かった。
留年したこともあり、立ち上がれなくなった私は、大学にいくと適応障害の症状がでるようになった。
なんども辞めようと思った。
泣きながら行った日もある。
大学のトイレで、吐いてしまい、トイレから出るのが怖かった。
ちよ助はお利口に私を待っていてくれる。
それが支えだった。
家に帰れば、柔らかく優しい生き物がいるのは本当にありがたかった。
ちよ助が1度だけ、脱走をした。
私が声を上げて泣いてしまうと、たったったと遠くから戻ってきてくれた。
しばらく私が泣いたのを聞いて、悲しみが移ったのか、ちよ助は鳴かなかった。
ずっと撫でていると緊張がとけ、小さくあおーと鳴いてくれた。
あの声は、ごめんよぅといっていたのだ。
私は、だんだん荒れていく部屋をみて、現実感がなくなっていった。
春がくるのが嫌だった。
正直死んでしまいたかった。
私は留年し、友達はいず、頼れる人がいなかった。
ただ小さなちよ助に、たくさんの無償の愛をもらっていた。
ちよ助は私を同じ猫としてみとめているのか、必ず傍で寝てくれる。
私はその頃、猫の時間を過ごしていた。
ゆっくりゆっくり流れる猫の時間。
朝晩のご飯、チュールは欠かさず、それ以外はゆるくちよ助と私は1人と1匹だ。
躁鬱は重かった。
留年したこともあり、立ち上がれなくなった私は、大学にいくと適応障害の症状がでるようになった。
なんども辞めようと思った。
泣きながら行った日もある。
大学のトイレで、吐いてしまい、トイレから出るのが怖かった。
ちよ助はお利口に私を待っていてくれる。
それが支えだった。
家に帰れば、柔らかく優しい生き物がいるのは本当にありがたかった。
ちよ助が1度だけ、脱走をした。
私が声を上げて泣いてしまうと、たったったと遠くから戻ってきてくれた。
しばらく私が泣いたのを聞いて、悲しみが移ったのか、ちよ助は鳴かなかった。
ずっと撫でていると緊張がとけ、小さくあおーと鳴いてくれた。
あの声は、ごめんよぅといっていたのだ。
私は、だんだん荒れていく部屋をみて、現実感がなくなっていった。
春がくるのが嫌だった。
正直死んでしまいたかった。
私は留年し、友達はいず、頼れる人がいなかった。
ただ小さなちよ助に、たくさんの無償の愛をもらっていた。
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