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16 告白されてる気がしない
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───好きな、女?
「は?何それ。
グレッグが私を好きとか、ある訳ないじゃない。
変な冗談言わないでよ」
「それがあるんですよ。
自分でも不思議な事に。
出来れば認めたく無かったんですがね」
グレッグは困った様な表情で、不満そうに呟いた。
「だって、私、こう見えてもポンコツよ?」
「誰よりも、良~く存じておりますが?
しかも『こう見えても』どころか、どう見てもポンコツですよ」
どう見てもポンコツって酷くない?
「それに、ゴージャスな体型でも無いし・・・」
私は思ったよりも成長しなかった自分の胸を見下ろして、ちょっと悲しくなった。
何の障害物も無く、すんなり地面が視界に入る。
悪役令嬢にあるまじき体型。
わがままボディーとは正反対の、残念まな板ボディーである。
「あんなの冗談に決まってるじゃ無いですか。
しかも、あの時まだ貴女六歳ですよ?
あの頃の貴女に対して恋愛感情を持ってたら、大問題でしょうが」
「だって、私が大きくなってからも、そんな素振り全然無かったじゃない」
「馬鹿なんですか?
貴女は王太子の婚約者の公爵令嬢で、私は爵位も持たない従者兼護衛ですよ。
そんな立場で、貴女が好きだと言えるとでも?」
「・・・まあ、そうよね」
「はぁ・・・・・・。
何でこんなポンコツ好きになったのか、自分でも納得出来ませんが、好きになってしまったのだから仕方が無いじゃないですか」
こんな時でさえ、グレッグは辛辣だ。
なんかおかしいな。
私、今確か、愛の告白をされている所だよね?
何度も『好き』って言葉が出てくるのに、全然ときめかないぞ。
どちらかと言えば、罵倒されている気がするのだけど。
本当に好かれているのか?
「あの~、いつから・・・私を?」
「さあ?いつからでしょう?
自分でも良く分からない位に、いつの間にか。自然に。
・・・お慕いしております。お嬢様」
いつもの様に軽口を叩き合う遣り取りから一変して、真剣な眼差しを向けられ、心臓が跳ねた。
考えてみればグレッグが言っていた通り、私は未だかつて、隠れんぼでも鬼ごっこでも、彼に勝てた試しが無い。
きっと、彼が本気を出したら、私はもう逃げられないのだ。
小さく溜息をつき、諦めて微笑んだ。
「・・・もうお嬢様じゃないわ。
これからは、アビーって呼んで?」
微かに頬を染めたグレッグは、私を抱き寄せた・・・・・・のだが、
「アビー。
不本意ながら、私は貴女の事を愛しています」
そんな告白ってある!?
なんか一言余計なんだけど!?
ムッとして、グレッグの胸を拳でドンッと叩くと、彼は幸せそうに笑う。
(そんな顔をされたら、許してしまうじゃないの)
腹を立てながらも、通常運転過ぎるグレッグに、どこか安心している自分もいる。
急激に甘く口説かれても、きっと私は、恥ずかしくて逃げ出したくなってしまうだろうから。
もしかして、それもお見通しなのかな?と思うと、少し悔しくはあるけれど。
「アビゲイルーー!」
新生活にグレッグを同行させる事を決意し、彼と一緒に国境へ向かう馬車を待っていると、遠くから私を呼ぶ声がした。
馬を走らせながら此方に手を振っているのは、ルシアン様だった。
彼は私達に近付くとヒラリと馬を降りた。
相当急いで来たみたいだが、何かあったのだろうか?
「ああ、間に合って良かった」
「そんなに急いでどうなさったのですか?」
「君をヘッドハンティングする為に来たんだ。
この国を出るなら帝国へ来ないか?」
ルシアン様は、麗しい笑顔で私の手を取った。
その手を不機嫌なグレッグが奪い返す。
「え~っと・・・、お話が見えないのですが・・・」
ヘッドハンティングの意味が分からなくて困惑した。
いや、言葉の意味は知っている。
だが、何故、彼が私に?
「君がこれからどうやって生活するつもりか当てようか?
君は、他国の文化に造詣が深く、語学が非常に得意だ。
各国を回りながら、通訳の仕事とかをして暮らすつもりでいるのだろう。
違うかい?」
───何故分かった?
「そして今は『何故分かった?』と思っていますね。
本当にアビーは分かりやすいです」
グレッグまで、私の心を読むのはやめてくれない?
え?私って、そんなに思った事が顔に出てるの?
公爵令嬢失格じゃない?
もう平民になるから良いんだけど。
確かに私は『通訳の仕事とか出来れば良いな~』とか思っていた。
まあ、希望の職に就けなかったとしても、港町とかに行けば複数言語を操れる人間は重宝されるので、食堂の給仕とかのアルバイトを見付けるのは難しく無いと考えていた。
「俺と一緒に帝国へ来れば、経費で様々な国に行き放題。
しかも報酬も破格で長期雇用の仕事が待っている」
何その好条件。逆に怖い。
いくら大きな帝国の貴族でも、ルシアン様は子爵家の子息。
そんな彼が紹介する高待遇の仕事ってなんだろう?
彼は下位貴族とは思えない程に所作が洗練されていて、実は以前から気になっていたのだが・・・・・・。
「・・・・・・貴方、何者?」
訝しむ視線を向ければ、彼はハッとした。
「ああ、そう言えば、ちゃんと自己紹介してなかった。
俺の本当の名前は、ルシアン・カルヴァート。
カルヴァート公爵家の者だ。
高位貴族だってバレると擦り寄って来る者がいて面倒だから、学園には遠縁のバーキット子爵家の名前を借りて通ってた」
カルヴァート公爵家と言えば、皇帝の忠臣である。
代々、帝国の外務大臣のポストを担う、由緒正しき御家柄。
そうか、外務大臣。
そして確か、親族の殆どが外交官。
だから経費で外国に行き放題か。
マジか。
そんなのゲームの公式プロフィールには書いて無かったと思うけど・・・。
ルシアン様ルートを最後までプレイしないと出てこない設定なのかも。
「は?何それ。
グレッグが私を好きとか、ある訳ないじゃない。
変な冗談言わないでよ」
「それがあるんですよ。
自分でも不思議な事に。
出来れば認めたく無かったんですがね」
グレッグは困った様な表情で、不満そうに呟いた。
「だって、私、こう見えてもポンコツよ?」
「誰よりも、良~く存じておりますが?
しかも『こう見えても』どころか、どう見てもポンコツですよ」
どう見てもポンコツって酷くない?
「それに、ゴージャスな体型でも無いし・・・」
私は思ったよりも成長しなかった自分の胸を見下ろして、ちょっと悲しくなった。
何の障害物も無く、すんなり地面が視界に入る。
悪役令嬢にあるまじき体型。
わがままボディーとは正反対の、残念まな板ボディーである。
「あんなの冗談に決まってるじゃ無いですか。
しかも、あの時まだ貴女六歳ですよ?
あの頃の貴女に対して恋愛感情を持ってたら、大問題でしょうが」
「だって、私が大きくなってからも、そんな素振り全然無かったじゃない」
「馬鹿なんですか?
貴女は王太子の婚約者の公爵令嬢で、私は爵位も持たない従者兼護衛ですよ。
そんな立場で、貴女が好きだと言えるとでも?」
「・・・まあ、そうよね」
「はぁ・・・・・・。
何でこんなポンコツ好きになったのか、自分でも納得出来ませんが、好きになってしまったのだから仕方が無いじゃないですか」
こんな時でさえ、グレッグは辛辣だ。
なんかおかしいな。
私、今確か、愛の告白をされている所だよね?
何度も『好き』って言葉が出てくるのに、全然ときめかないぞ。
どちらかと言えば、罵倒されている気がするのだけど。
本当に好かれているのか?
「あの~、いつから・・・私を?」
「さあ?いつからでしょう?
自分でも良く分からない位に、いつの間にか。自然に。
・・・お慕いしております。お嬢様」
いつもの様に軽口を叩き合う遣り取りから一変して、真剣な眼差しを向けられ、心臓が跳ねた。
考えてみればグレッグが言っていた通り、私は未だかつて、隠れんぼでも鬼ごっこでも、彼に勝てた試しが無い。
きっと、彼が本気を出したら、私はもう逃げられないのだ。
小さく溜息をつき、諦めて微笑んだ。
「・・・もうお嬢様じゃないわ。
これからは、アビーって呼んで?」
微かに頬を染めたグレッグは、私を抱き寄せた・・・・・・のだが、
「アビー。
不本意ながら、私は貴女の事を愛しています」
そんな告白ってある!?
なんか一言余計なんだけど!?
ムッとして、グレッグの胸を拳でドンッと叩くと、彼は幸せそうに笑う。
(そんな顔をされたら、許してしまうじゃないの)
腹を立てながらも、通常運転過ぎるグレッグに、どこか安心している自分もいる。
急激に甘く口説かれても、きっと私は、恥ずかしくて逃げ出したくなってしまうだろうから。
もしかして、それもお見通しなのかな?と思うと、少し悔しくはあるけれど。
「アビゲイルーー!」
新生活にグレッグを同行させる事を決意し、彼と一緒に国境へ向かう馬車を待っていると、遠くから私を呼ぶ声がした。
馬を走らせながら此方に手を振っているのは、ルシアン様だった。
彼は私達に近付くとヒラリと馬を降りた。
相当急いで来たみたいだが、何かあったのだろうか?
「ああ、間に合って良かった」
「そんなに急いでどうなさったのですか?」
「君をヘッドハンティングする為に来たんだ。
この国を出るなら帝国へ来ないか?」
ルシアン様は、麗しい笑顔で私の手を取った。
その手を不機嫌なグレッグが奪い返す。
「え~っと・・・、お話が見えないのですが・・・」
ヘッドハンティングの意味が分からなくて困惑した。
いや、言葉の意味は知っている。
だが、何故、彼が私に?
「君がこれからどうやって生活するつもりか当てようか?
君は、他国の文化に造詣が深く、語学が非常に得意だ。
各国を回りながら、通訳の仕事とかをして暮らすつもりでいるのだろう。
違うかい?」
───何故分かった?
「そして今は『何故分かった?』と思っていますね。
本当にアビーは分かりやすいです」
グレッグまで、私の心を読むのはやめてくれない?
え?私って、そんなに思った事が顔に出てるの?
公爵令嬢失格じゃない?
もう平民になるから良いんだけど。
確かに私は『通訳の仕事とか出来れば良いな~』とか思っていた。
まあ、希望の職に就けなかったとしても、港町とかに行けば複数言語を操れる人間は重宝されるので、食堂の給仕とかのアルバイトを見付けるのは難しく無いと考えていた。
「俺と一緒に帝国へ来れば、経費で様々な国に行き放題。
しかも報酬も破格で長期雇用の仕事が待っている」
何その好条件。逆に怖い。
いくら大きな帝国の貴族でも、ルシアン様は子爵家の子息。
そんな彼が紹介する高待遇の仕事ってなんだろう?
彼は下位貴族とは思えない程に所作が洗練されていて、実は以前から気になっていたのだが・・・・・・。
「・・・・・・貴方、何者?」
訝しむ視線を向ければ、彼はハッとした。
「ああ、そう言えば、ちゃんと自己紹介してなかった。
俺の本当の名前は、ルシアン・カルヴァート。
カルヴァート公爵家の者だ。
高位貴族だってバレると擦り寄って来る者がいて面倒だから、学園には遠縁のバーキット子爵家の名前を借りて通ってた」
カルヴァート公爵家と言えば、皇帝の忠臣である。
代々、帝国の外務大臣のポストを担う、由緒正しき御家柄。
そうか、外務大臣。
そして確か、親族の殆どが外交官。
だから経費で外国に行き放題か。
マジか。
そんなのゲームの公式プロフィールには書いて無かったと思うけど・・・。
ルシアン様ルートを最後までプレイしないと出てこない設定なのかも。
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