超能力者の異世界生活

ココてる

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リョウ、オーガの住処に忍び込む

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夢から覚めると、俺はクラリサに膝枕されていた。

「あ、起きたの?体調はどう?どこか痛いところない?」

「うん、大丈夫。それよりもなんで膝枕されてるの?」

そう、膝枕だ。

この控えめなプニプニ感がたまらん!!じゃなくて。

なぜ膝枕なんだろう。

普通に寝かせとけばいいのに。

「いや、あのね、その、、、何があったかは大体ならわかるんだけど、いつの間にか気を失ってたから細かいことがわからなくて、、、けど、リョウくんが頑張ったのはわかったからご褒美の膝枕をしていたの。嫌だった?」

あー、正直生まれてからずっと一緒にいて初めてご褒美(膝枕)をもらったけど、、、

まあ、今は素直に堪能するか。

「それにしても、クラリサは着痩せするタイプなんだな。太ももが少しプニプニしてて気持ちいぞ。」

「でしょう?わたし結構着痩せするタイプ、っじゃなーい!!いい!?リョウくん!女の人にそんなこと言っちゃダメだからね!わたしは気にしないけど普通の人には失礼だからね!」

「わかってるって。さっきのはわざとだよ。ごめんって、ちょっとやりすぎた。」

俺はいつかの誕生日のとき、『誕生日プレゼントはクラリサがいい。』と言ったことがあった。

そのときは純粋にクラリサのことが欲しかっただけで、からかっているわけじゃなかった、はず。

だが、そのときの恥ずかしそうなクラリサの顔を見てからからかう楽しさを覚え、いまではちょくちょくからかうようになっていた。

からかわれたときのクラリサの顔が可愛いのにも原因があるが。

そんなわけで俺は適度にクラリサをからかうようになっていた。

「そういえば、ゴブリンの他にオーガも何匹かいた気がしたけどいた?」

「オーガ!?オーガも倒してたの!?実はあんまりあの山見てなかったんだけどあの中にいたの!?」

「いや、倒したわけじゃないけど俺が気を失う前に洞穴からオーガが出てきてこっちのこと見てたんだよ。結局戻ってったけどさ。」

実際、あいつオーガたちは俺の戦闘を見て、洞穴に戻っていった。

今思えば変だ。

魔物に理性はない。

なのに、目の前で人間(俺)を見て相談をしあったようなそぶりをして、洞穴に戻っていった。

もし、あのオーガたちが人間と同じようにものを捉え、考えてから行動しているのであれば、とても危険な存在になるのは確実だろう。

「クラリサ、少し用ができたんだけど来る?」

「へ?用ってなに?まあ、何にせよついて行くわ。」

よかった。ここで悩まれていたら村に置いていったほうがよかったと後悔するところだった。

いざというときに、迷いは隙を作る。

それは誰にでも当てはまることだと思う。

だから迷う要素は少ないほうがいいと俺は思ってる。

「よかった。いまからあの洞穴に行こうと思うんだけど、ついてくるのもついてこないのも危険だから困ってたんだ。ついてくるかはどちらにせよ、早めに決断してくれて助かったよ。」

「当たり前でしょ?とっくのとうにもう決めてるんだから。あ、、、」

これは驚いた。

クラリサからそんな言葉が聞けるなんて、、、

今はスルーしとくか。

「じゃあ行くよ。できる限り音は立てないようにして、見つからないようにね。今回は戦うんじゃなくてただの偵察だから。」

「わかったわ、偵察だったのね。それは少しだけ安心。気が楽になったわ。」

「行くよ。」

そう言って、リョウとクラリサは静かに洞穴に入って行った。
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