11 / 27
2
リョウ、オーガの住処に忍び込む
しおりを挟む
夢から覚めると、俺はクラリサに膝枕されていた。
「あ、起きたの?体調はどう?どこか痛いところない?」
「うん、大丈夫。それよりもなんで膝枕されてるの?」
そう、膝枕だ。
この控えめなプニプニ感がたまらん!!じゃなくて。
なぜ膝枕なんだろう。
普通に寝かせとけばいいのに。
「いや、あのね、その、、、何があったかは大体ならわかるんだけど、いつの間にか気を失ってたから細かいことがわからなくて、、、けど、リョウくんが頑張ったのはわかったからご褒美の膝枕をしていたの。嫌だった?」
あー、正直生まれてからずっと一緒にいて初めてご褒美(膝枕)をもらったけど、、、
まあ、今は素直に堪能するか。
「それにしても、クラリサは着痩せするタイプなんだな。太ももが少しプニプニしてて気持ちいぞ。」
「でしょう?わたし結構着痩せするタイプ、っじゃなーい!!いい!?リョウくん!女の人にそんなこと言っちゃダメだからね!わたしは気にしないけど普通の人には失礼だからね!」
「わかってるって。さっきのはわざとだよ。ごめんって、ちょっとやりすぎた。」
俺はいつかの誕生日のとき、『誕生日プレゼントはクラリサがいい。』と言ったことがあった。
そのときは純粋にクラリサのことが欲しかっただけで、からかっているわけじゃなかった、はず。
だが、そのときの恥ずかしそうなクラリサの顔を見てからからかう楽しさを覚え、いまではちょくちょくからかうようになっていた。
からかわれたときのクラリサの顔が可愛いのにも原因があるが。
そんなわけで俺は適度にクラリサをからかうようになっていた。
「そういえば、ゴブリンの他にオーガも何匹かいた気がしたけどいた?」
「オーガ!?オーガも倒してたの!?実はあんまりあの山見てなかったんだけどあの中にいたの!?」
「いや、倒したわけじゃないけど俺が気を失う前に洞穴からオーガが出てきてこっちのこと見てたんだよ。結局戻ってったけどさ。」
実際、あいつたちは俺の戦闘を見て、洞穴に戻っていった。
今思えば変だ。
魔物に理性はない。
なのに、目の前で人間(俺)を見て相談をしあったようなそぶりをして、洞穴に戻っていった。
もし、あのオーガたちが人間と同じようにものを捉え、考えてから行動しているのであれば、とても危険な存在になるのは確実だろう。
「クラリサ、少し用ができたんだけど来る?」
「へ?用ってなに?まあ、何にせよついて行くわ。」
よかった。ここで悩まれていたら村に置いていったほうがよかったと後悔するところだった。
いざというときに、迷いは隙を作る。
それは誰にでも当てはまることだと思う。
だから迷う要素は少ないほうがいいと俺は思ってる。
「よかった。いまからあの洞穴に行こうと思うんだけど、ついてくるのもついてこないのも危険だから困ってたんだ。ついてくるかはどちらにせよ、早めに決断してくれて助かったよ。」
「当たり前でしょ?とっくのとうにもう決めてるんだから。あ、、、」
これは驚いた。
クラリサからそんな言葉が聞けるなんて、、、
今はスルーしとくか。
「じゃあ行くよ。できる限り音は立てないようにして、見つからないようにね。今回は戦うんじゃなくてただの偵察だから。」
「わかったわ、偵察だったのね。それは少しだけ安心。気が楽になったわ。」
「行くよ。」
そう言って、リョウとクラリサは静かに洞穴に入って行った。
「あ、起きたの?体調はどう?どこか痛いところない?」
「うん、大丈夫。それよりもなんで膝枕されてるの?」
そう、膝枕だ。
この控えめなプニプニ感がたまらん!!じゃなくて。
なぜ膝枕なんだろう。
普通に寝かせとけばいいのに。
「いや、あのね、その、、、何があったかは大体ならわかるんだけど、いつの間にか気を失ってたから細かいことがわからなくて、、、けど、リョウくんが頑張ったのはわかったからご褒美の膝枕をしていたの。嫌だった?」
あー、正直生まれてからずっと一緒にいて初めてご褒美(膝枕)をもらったけど、、、
まあ、今は素直に堪能するか。
「それにしても、クラリサは着痩せするタイプなんだな。太ももが少しプニプニしてて気持ちいぞ。」
「でしょう?わたし結構着痩せするタイプ、っじゃなーい!!いい!?リョウくん!女の人にそんなこと言っちゃダメだからね!わたしは気にしないけど普通の人には失礼だからね!」
「わかってるって。さっきのはわざとだよ。ごめんって、ちょっとやりすぎた。」
俺はいつかの誕生日のとき、『誕生日プレゼントはクラリサがいい。』と言ったことがあった。
そのときは純粋にクラリサのことが欲しかっただけで、からかっているわけじゃなかった、はず。
だが、そのときの恥ずかしそうなクラリサの顔を見てからからかう楽しさを覚え、いまではちょくちょくからかうようになっていた。
からかわれたときのクラリサの顔が可愛いのにも原因があるが。
そんなわけで俺は適度にクラリサをからかうようになっていた。
「そういえば、ゴブリンの他にオーガも何匹かいた気がしたけどいた?」
「オーガ!?オーガも倒してたの!?実はあんまりあの山見てなかったんだけどあの中にいたの!?」
「いや、倒したわけじゃないけど俺が気を失う前に洞穴からオーガが出てきてこっちのこと見てたんだよ。結局戻ってったけどさ。」
実際、あいつたちは俺の戦闘を見て、洞穴に戻っていった。
今思えば変だ。
魔物に理性はない。
なのに、目の前で人間(俺)を見て相談をしあったようなそぶりをして、洞穴に戻っていった。
もし、あのオーガたちが人間と同じようにものを捉え、考えてから行動しているのであれば、とても危険な存在になるのは確実だろう。
「クラリサ、少し用ができたんだけど来る?」
「へ?用ってなに?まあ、何にせよついて行くわ。」
よかった。ここで悩まれていたら村に置いていったほうがよかったと後悔するところだった。
いざというときに、迷いは隙を作る。
それは誰にでも当てはまることだと思う。
だから迷う要素は少ないほうがいいと俺は思ってる。
「よかった。いまからあの洞穴に行こうと思うんだけど、ついてくるのもついてこないのも危険だから困ってたんだ。ついてくるかはどちらにせよ、早めに決断してくれて助かったよ。」
「当たり前でしょ?とっくのとうにもう決めてるんだから。あ、、、」
これは驚いた。
クラリサからそんな言葉が聞けるなんて、、、
今はスルーしとくか。
「じゃあ行くよ。できる限り音は立てないようにして、見つからないようにね。今回は戦うんじゃなくてただの偵察だから。」
「わかったわ、偵察だったのね。それは少しだけ安心。気が楽になったわ。」
「行くよ。」
そう言って、リョウとクラリサは静かに洞穴に入って行った。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる