超能力者の異世界生活

ココてる

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リョウ、夢を描く

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「あのさ、リョウくんには人生の目標みたいなのはないの?」

近くの村まで歩いている途中、クラリサが急に俺に話してきた。

「人生の目標?そんなの、神託をちゃんと達成させることだよ。子供の頃からずっと神託を達成されるために神官様に訓練からね。」

そう言いながら、生まれてすぐ始まった難行苦行を思い出す。

生まれて3日から文字を書く訓練をし、1歳の誕生日から礼儀作法を叩き込まれ、1歳と少し経ったころから神託を達成するためにはどうするべきかを考えさせられて、、、

あれ?なんでだろう、目から涙が、、、

「そうじゃなくてね、その、なんていうんだろうね、そうだ!将来の夢は?将来の夢はないの?」

俺が泣いていたからか、クラリサは俺のために言葉を選んでくれたようだ。

ありがたい。

「将来の夢かー、そんなこと考えたことなかったなー。」

今までは神託のことで精一杯だったからそのあとなんて考えてもいなかった。

俺には神託を達成した後の人生がある。

俺が神託を達成した後は何をしようか。

神託を達成するためには王都をよく使うだろうから、王都でのんびりお店をやるのも良いかもしれない。

それか、ほとんど諦めていた村に帰って、今度は普通の子供としてみんなと一緒に過ごすのも良いかもしれないな。

「なんだ、こんなに将来の夢、あるじゃないか。」

最初は将来の話をして悲観的になっていたけど、考えてみるとなんだか楽しくなってきた。

と同時に、嬉しくなってくる。

「これで、神託を達成することが楽しくなってきたなー。クラリサ、ありがとう。」

「いや、別に、大したことは言ってないけど、、、どういたしまして。」

クラリサは少し恥ずかしいのか、最後の方は下を向きながら話していた。

「そ、それでさ、リョウの将来の夢はなんなの?気になる!」

「んーとねー、たくさんあって何から言えば良いのかわかんない。」

「なにそれー、ま、もちろんその中に、その、、、私との、、し、将来もあるんでしょうね?」

「もちろんだよ、クラリサも、神官様も、父様も、母様も、今まであった全員との将来がいっぱいあるよ。」

「よかった、、、安心した。」

その後は、近くの村までゆっくり歩いて行った。
__________________________________________

お久しぶりです。

更新遅れてしまい、申し訳ございません。

この話からは比較的書きやすくなると思うので、更新ペースは3日に1話程度になると思います。

今後の展開をお楽しみに。
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