18 / 27
2
リョウ、夢を描く
しおりを挟む
「あのさ、リョウくんには人生の目標みたいなのはないの?」
近くの村まで歩いている途中、クラリサが急に俺に話してきた。
「人生の目標?そんなの、神託をちゃんと達成させることだよ。子供の頃からずっと神託を達成されるために神官様に訓練させられたからね。」
そう言いながら、生まれてすぐ始まった難行苦行を思い出す。
生まれて3日から文字を書く訓練をし、1歳の誕生日から礼儀作法を叩き込まれ、1歳と少し経ったころから神託を達成するためにはどうするべきかを考えさせられて、、、
あれ?なんでだろう、目から涙が、、、
「そうじゃなくてね、その、なんていうんだろうね、そうだ!将来の夢は?将来の夢はないの?」
俺が泣いていたからか、クラリサは俺のために言葉を選んでくれたようだ。
ありがたい。
「将来の夢かー、そんなこと考えたことなかったなー。」
今までは神託のことで精一杯だったからそのあとなんて考えてもいなかった。
俺には神託を達成した後の人生がある。
俺が神託を達成した後は何をしようか。
神託を達成するためには王都をよく使うだろうから、王都でのんびりお店をやるのも良いかもしれない。
それか、ほとんど諦めていた村に帰って、今度は普通の子供としてみんなと一緒に過ごすのも良いかもしれないな。
「なんだ、こんなに将来の夢、あるじゃないか。」
最初は将来の話をして悲観的になっていたけど、考えてみるとなんだか楽しくなってきた。
と同時に、嬉しくなってくる。
「これで、神託を達成することが楽しくなってきたなー。クラリサ、ありがとう。」
「いや、別に、大したことは言ってないけど、、、どういたしまして。」
クラリサは少し恥ずかしいのか、最後の方は下を向きながら話していた。
「そ、それでさ、リョウの将来の夢はなんなの?気になる!」
「んーとねー、たくさんあって何から言えば良いのかわかんない。」
「なにそれー、ま、もちろんその中に、その、、、私との、、し、将来もあるんでしょうね?」
「もちろんだよ、クラリサも、神官様も、父様も、母様も、今まであった全員との将来がいっぱいあるよ。」
「よかった、、、安心した。」
その後は、近くの村までゆっくり歩いて行った。
__________________________________________
お久しぶりです。
更新遅れてしまい、申し訳ございません。
この話からは比較的書きやすくなると思うので、更新ペースは3日に1話程度になると思います。
今後の展開をお楽しみに。
近くの村まで歩いている途中、クラリサが急に俺に話してきた。
「人生の目標?そんなの、神託をちゃんと達成させることだよ。子供の頃からずっと神託を達成されるために神官様に訓練させられたからね。」
そう言いながら、生まれてすぐ始まった難行苦行を思い出す。
生まれて3日から文字を書く訓練をし、1歳の誕生日から礼儀作法を叩き込まれ、1歳と少し経ったころから神託を達成するためにはどうするべきかを考えさせられて、、、
あれ?なんでだろう、目から涙が、、、
「そうじゃなくてね、その、なんていうんだろうね、そうだ!将来の夢は?将来の夢はないの?」
俺が泣いていたからか、クラリサは俺のために言葉を選んでくれたようだ。
ありがたい。
「将来の夢かー、そんなこと考えたことなかったなー。」
今までは神託のことで精一杯だったからそのあとなんて考えてもいなかった。
俺には神託を達成した後の人生がある。
俺が神託を達成した後は何をしようか。
神託を達成するためには王都をよく使うだろうから、王都でのんびりお店をやるのも良いかもしれない。
それか、ほとんど諦めていた村に帰って、今度は普通の子供としてみんなと一緒に過ごすのも良いかもしれないな。
「なんだ、こんなに将来の夢、あるじゃないか。」
最初は将来の話をして悲観的になっていたけど、考えてみるとなんだか楽しくなってきた。
と同時に、嬉しくなってくる。
「これで、神託を達成することが楽しくなってきたなー。クラリサ、ありがとう。」
「いや、別に、大したことは言ってないけど、、、どういたしまして。」
クラリサは少し恥ずかしいのか、最後の方は下を向きながら話していた。
「そ、それでさ、リョウの将来の夢はなんなの?気になる!」
「んーとねー、たくさんあって何から言えば良いのかわかんない。」
「なにそれー、ま、もちろんその中に、その、、、私との、、し、将来もあるんでしょうね?」
「もちろんだよ、クラリサも、神官様も、父様も、母様も、今まであった全員との将来がいっぱいあるよ。」
「よかった、、、安心した。」
その後は、近くの村までゆっくり歩いて行った。
__________________________________________
お久しぶりです。
更新遅れてしまい、申し訳ございません。
この話からは比較的書きやすくなると思うので、更新ペースは3日に1話程度になると思います。
今後の展開をお楽しみに。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる