悲哀人形日記 

龍賀ツルギ

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第一章 稲垣家の人々 

縄人形ツカサの回想 「二」

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昨日は街灯に長い時間晒されて、そのあとは彦丸に長時間いたぶり抜かれました。

そして今日は和希さまとの二人での調教をお受けしました。
その事をお書きします。
今日は土曜日です。
和希様は学校はお休みでした。
場所は屋敷の大広間。
和風建築の建物ですが、この大広間は和希様と僕を調教して辱めるための道具が多数用意してあります。
その為に畳の部分と板張り部分が両方有り、学校などに有る武道館の縮小版と書けば分かりやすいでしょうか?
大広間は約畳二十畳ほど。
畳部分は六畳であとは板張り。
板張りの部分には仕置用の柱が一本。
柱の近くには木製の十字架。
十字架の足元にも長い横木が添えられて大の字緊縛に出来る様になっていました。
壁に備え付けられた大型の棚には、和希様と僕を嬲りものにするための道具が所狭しと並べられています。
さらに天井には何筋ものレールが引かれていて何本もの鎖付きのフックが吊るされていました。
和希様と僕を吊るして嬲る為にです。
この大広間が和希様と僕がSM凌辱され続ける為の舞台です…『涙』

和希様と僕は白いハイソックスだけの裸に後ろ手高手小手緊縛に麻縄を掛けられて太蔵様と弥子様の前に引き立てられました。
太蔵様と弥子様の前に僕と和希様は並んで板張り部分に正座をしました。
太蔵様と弥子様は畳部に豪奢な座布団です。
畳部の下座には九鬼が控えています。

太蔵「フフフ。今日のお前たちには見世物奴隷としての務めを果たしてもらう。
儂の友人の息子で以前から和希に興味を持つ者がいてな。
今日は和希の身体をその友人の息子の二人で弄んでやろうと思ってな。
この息子はまだ三十代前半でまだ県議だが、いずれはこの選挙区で国政進出も考えてる有力者だからくれぐれも粗相のないようにな。
まあ和希一人で二人はもう一人が手持ち無沙汰になるから、その時は奴隷にフェラチオでもさせて楽しもうと言う訳だw」

太蔵様は直の奴隷の和希様には名前でお呼びになりますが、僕はさらに身分の低い奴隷なので名前すら呼んでもらえずにただ奴隷と呼ばれておりました。
弥子様には僕は玩具『おもちゃ』と呼ばれていました。
いつ壊しても構わない玩具と言う訳です。
弥子様の責めは一番キツく、正直僕は二十歳まで生きられる自信が有りません。
もし壊れてしまったら九鬼や彦丸が密かに僕を始末してしまえば済むことですから。
実際に僕は住民票などは取らされておらず、消息不明になっても誰にも知られない訳ですから。

使用人の彦丸と真央が和希様と僕を嬲りものにするための道具を用意し始めました。
二人とも残忍な笑みを浮かべています。
房枝は太蔵様のお客様を迎える為に大広間にはいません。
ただお客様がいらしたら房枝も僕たちへの責めに参加するでしょう。
房枝は弥子様ととても仲が良く、いつも弥子様の和希様への加虐的な調教のお手伝いをしていたのです。

和希様は十字架に大の字緊縛。
僕は仕置柱に手を真上に伸ばして縛られ、胴体も柱に背中を合わせる様にして縛られて、足は後ろ向きに柱を挟み込む様に足首を縛られて苦しいポーズです。
僕たちは互いにお見合いをする向きに縛られていました。

★和希様と僕の被虐の宴が始まります❗『哀泣』



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