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第二部 蘭と蠍(サソリ)篇 三章
ツカサが愛しいゆえに♡和希の決意!
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♡和希
僕は浴室でツカサを優しく洗ってやる。
そしてツカサの口の中も優しく歯を磨いてあげた。
食事を取るのに口の中をきれいにしてあげなければ…ツカサがかわいそうだから…
そして僕自身の汚れも落とすと、浴室から出て…ツカサの身体も優しくできるだけ痛くないように拭いてやった。
ツカサは今日の拷問調教でボロボロで動く事が出来ない。
ああっ…愛しいツカサ…かわいそう…
うう…涙が止まらない…よ。
「和希様…ありがとう…ございます…」
「ううん。ツカサ。大丈夫だよ…ご飯は食べられる?
少しでも食べないと身体が持たないからね…
僕も一緒に食べるから…」
「はい…和希…様…いただき…ます。」
「よし。待っていて…」
僕はツカサを壁際に持たれさせてあげた。
ツカサはあぐらをかいた姿でずっと瞳を閉じている。
そしてツカサの前に夕食の膳を置いてあげる。
そして僕の膳もツカサの膳の前に置いた。
いつもこうしてツカサと食べているから。
ツカサはフラフラと震える手で箸を握るけど、箸を取り落としてしまった…
あああ~箸すらまともに持てないくらいに衰弱して…
「ツカサ…僕が食べさせてあげるから…ツカサは食べるだけで…いいから…『涙』」
「ああっ…ありがとう…ございます…和希…様…『涙』」
ツカサの閉じた瞳から涙が頬を伝う…
「はい、あ~んして、口を開けなさい…『涙』」
ツカサは僕の言うままに口を開けて僕の箸でつまんだご飯をゆっくりと食べていく。
そして僕もツカサにご飯を食べさせてあげる。
二人とも哀泣を流しながら…
奴隷姿の裸のままで。
食事が終わり、食器はみんな僕が洗い、洗った食器をおかもちに戻した。
明日になれば房江が回収するから。
ツカサはもう布団に横になって眠らせている。
僕はツカサの腕を擦ってやった後、ツカサの手を握って手の甲を撫でてやった。
使用人としてこき使われているから、ツカサの手は酷く荒れていた。
今日の僕はひどい泣き虫だ。
涙が全く止まらないんだ…
僕はツカサが愛してる…
自分の命より大切なんだ…
ツカサを守りたい…
でも力が無い…
ツカサが毎日…毎日…傷ついてボロボロになっていくのに…僕はあまりにも非力だ…
ツカサ…ツカサ…愛おしいツカサ…
「和希様…なんで…泣いていらっしゃるのですか?」
「えっ…ごっごめんね。
起こしてしまった。」
するとツカサは優しい瞳で僕を見つめて。
「和希様…お話しして…下さい。なんでもいいです…」
「えっ…そう言われても…何を話せば…
そうだね…いつか…ツカサと二人で旅がしたいね。
ランドナー、あっツーリング自転車の事なんだけど、2台のランドナーに乗ってツカサと二人でキャンプしたり、宿屋に泊まったり。
それから色々な風景を観て回りたいな。
だって僕たちは有名観光地に行った事がないし。
ノイシュバンシュタイン城に行きたい話をしたけど…考えてみれば日本国内の城もみていないんだよね。
僕は歴史やお城が好きだから…姫路城、彦根城、松本城、犬山城、観て回りたいお城がいっぱい有るんだ…
それに関ヶ原とか川中島とか壇ノ浦とか有名な古戦場を観てみたいなあ…」
「クスッ…」
「えっ…なんだい?ツカサ。僕…変な事言った?」
「いえっ…和希様が…嬉しそうに話されるのが…嬉しくて…そうですか?和希様は歴史が好きって…知っては…いました…けど…合戦跡が好きなんて…和希様も男の子なんだなって…『微笑』」
「馬鹿…なんだよ…男の子って…ツカサが何かを話せって言うから…『泣笑』」
「いいんです…和希様が…楽しそうなのが…僕の力になるんです…
和希様…僕は…負けません…和希様との愛は命より重いんです!」
ツカサが急に真面目な顔になり、僕の瞳を見てきた。
ツカサの瞳を見返しているうちに、僕の心に決意の炎が燃え上がった!
僕はツカサを守り抜く!
そして稲垣家から自由にするんだ!
脱走するか?いやっ!駄目だ!どうせ探して連れ戻される!
ならばどうする?どうする?
稲垣家を滅ぼす…
どうやって?
そんな力が僕に有るか?
有る!
僕にしか無い力!
僕は自分でもなんだが美少年でみんな僕を犯してものにしたくなるんじゃないか!
だったらそれを利用すれば…味方を増やせるんじゃないか❓
「ツカサ…僕も一緒だよ…僕も負けない…
ねえ…ツカサ…僕は決めた…
二人で自由を掴もう…
一緒に旅に出る夢の為に!」
「和希…様…どうやって自由に…?」
「まだ方法は分からない!
僕たちは今はマゾ奴隷だから…でも…僕はマゾ奴隷としては結構性的な価値は有ると思うんだ。
みんな僕の事を淫らな淫売少年と思っているんだ!だから…稲垣も寅雄も僕に執着するんだ。
ならば僕は…僕にそこまで性的魅力が有るなら…それを武器にしてやる!
僕に執着する奴らを淫らな淫売として誘惑して、奴らをうまく利用してやる!
寅雄、稲垣、弥子、テニス部のコーチ大野、女子部員の立花真希、考えれば利用出来る奴らは大勢いる。」
「和希…様…大丈夫なのですか?」
「正直分からない…でもこのまま寅雄の調教を受け続けたら…僕らは廃人にされてしまう…だったら戦えばいいんだ。
ツカサ…僕に任せて…ついてきてくれる?」
「はい…和希様…和希様の向かうのが…たとえ地獄でも…僕はついて行きます…『涙』」
「ありがとう…ツカサ❗『涙』」
僕は浴室でツカサを優しく洗ってやる。
そしてツカサの口の中も優しく歯を磨いてあげた。
食事を取るのに口の中をきれいにしてあげなければ…ツカサがかわいそうだから…
そして僕自身の汚れも落とすと、浴室から出て…ツカサの身体も優しくできるだけ痛くないように拭いてやった。
ツカサは今日の拷問調教でボロボロで動く事が出来ない。
ああっ…愛しいツカサ…かわいそう…
うう…涙が止まらない…よ。
「和希様…ありがとう…ございます…」
「ううん。ツカサ。大丈夫だよ…ご飯は食べられる?
少しでも食べないと身体が持たないからね…
僕も一緒に食べるから…」
「はい…和希…様…いただき…ます。」
「よし。待っていて…」
僕はツカサを壁際に持たれさせてあげた。
ツカサはあぐらをかいた姿でずっと瞳を閉じている。
そしてツカサの前に夕食の膳を置いてあげる。
そして僕の膳もツカサの膳の前に置いた。
いつもこうしてツカサと食べているから。
ツカサはフラフラと震える手で箸を握るけど、箸を取り落としてしまった…
あああ~箸すらまともに持てないくらいに衰弱して…
「ツカサ…僕が食べさせてあげるから…ツカサは食べるだけで…いいから…『涙』」
「ああっ…ありがとう…ございます…和希…様…『涙』」
ツカサの閉じた瞳から涙が頬を伝う…
「はい、あ~んして、口を開けなさい…『涙』」
ツカサは僕の言うままに口を開けて僕の箸でつまんだご飯をゆっくりと食べていく。
そして僕もツカサにご飯を食べさせてあげる。
二人とも哀泣を流しながら…
奴隷姿の裸のままで。
食事が終わり、食器はみんな僕が洗い、洗った食器をおかもちに戻した。
明日になれば房江が回収するから。
ツカサはもう布団に横になって眠らせている。
僕はツカサの腕を擦ってやった後、ツカサの手を握って手の甲を撫でてやった。
使用人としてこき使われているから、ツカサの手は酷く荒れていた。
今日の僕はひどい泣き虫だ。
涙が全く止まらないんだ…
僕はツカサが愛してる…
自分の命より大切なんだ…
ツカサを守りたい…
でも力が無い…
ツカサが毎日…毎日…傷ついてボロボロになっていくのに…僕はあまりにも非力だ…
ツカサ…ツカサ…愛おしいツカサ…
「和希様…なんで…泣いていらっしゃるのですか?」
「えっ…ごっごめんね。
起こしてしまった。」
するとツカサは優しい瞳で僕を見つめて。
「和希様…お話しして…下さい。なんでもいいです…」
「えっ…そう言われても…何を話せば…
そうだね…いつか…ツカサと二人で旅がしたいね。
ランドナー、あっツーリング自転車の事なんだけど、2台のランドナーに乗ってツカサと二人でキャンプしたり、宿屋に泊まったり。
それから色々な風景を観て回りたいな。
だって僕たちは有名観光地に行った事がないし。
ノイシュバンシュタイン城に行きたい話をしたけど…考えてみれば日本国内の城もみていないんだよね。
僕は歴史やお城が好きだから…姫路城、彦根城、松本城、犬山城、観て回りたいお城がいっぱい有るんだ…
それに関ヶ原とか川中島とか壇ノ浦とか有名な古戦場を観てみたいなあ…」
「クスッ…」
「えっ…なんだい?ツカサ。僕…変な事言った?」
「いえっ…和希様が…嬉しそうに話されるのが…嬉しくて…そうですか?和希様は歴史が好きって…知っては…いました…けど…合戦跡が好きなんて…和希様も男の子なんだなって…『微笑』」
「馬鹿…なんだよ…男の子って…ツカサが何かを話せって言うから…『泣笑』」
「いいんです…和希様が…楽しそうなのが…僕の力になるんです…
和希様…僕は…負けません…和希様との愛は命より重いんです!」
ツカサが急に真面目な顔になり、僕の瞳を見てきた。
ツカサの瞳を見返しているうちに、僕の心に決意の炎が燃え上がった!
僕はツカサを守り抜く!
そして稲垣家から自由にするんだ!
脱走するか?いやっ!駄目だ!どうせ探して連れ戻される!
ならばどうする?どうする?
稲垣家を滅ぼす…
どうやって?
そんな力が僕に有るか?
有る!
僕にしか無い力!
僕は自分でもなんだが美少年でみんな僕を犯してものにしたくなるんじゃないか!
だったらそれを利用すれば…味方を増やせるんじゃないか❓
「ツカサ…僕も一緒だよ…僕も負けない…
ねえ…ツカサ…僕は決めた…
二人で自由を掴もう…
一緒に旅に出る夢の為に!」
「和希…様…どうやって自由に…?」
「まだ方法は分からない!
僕たちは今はマゾ奴隷だから…でも…僕はマゾ奴隷としては結構性的な価値は有ると思うんだ。
みんな僕の事を淫らな淫売少年と思っているんだ!だから…稲垣も寅雄も僕に執着するんだ。
ならば僕は…僕にそこまで性的魅力が有るなら…それを武器にしてやる!
僕に執着する奴らを淫らな淫売として誘惑して、奴らをうまく利用してやる!
寅雄、稲垣、弥子、テニス部のコーチ大野、女子部員の立花真希、考えれば利用出来る奴らは大勢いる。」
「和希…様…大丈夫なのですか?」
「正直分からない…でもこのまま寅雄の調教を受け続けたら…僕らは廃人にされてしまう…だったら戦えばいいんだ。
ツカサ…僕に任せて…ついてきてくれる?」
「はい…和希様…和希様の向かうのが…たとえ地獄でも…僕はついて行きます…『涙』」
「ありがとう…ツカサ❗『涙』」
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