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第1章 異世界転生
第49話
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馬車の扉が開き金髪を靡かせ白銀の鎧姿にマント姿。剣術指南役にやってきたのは、見目麗しい女性騎士だった。
謁見の時に女性騎士っていたっけか?
まあ、あの時は緊張と謁見の間の豪華さに圧倒されていたので、周りのことなんてほとんど目に入らなかったからな。
それにしても。これよこれ。ファンタジー世界の戦乙女のイメージどおり。これぞ求めていた異世界ロマン!!ほっほっほ。良きかな良きかなと見入っていると二人の目線が痛い。いや。しょうがないよね。カテゴリーが違うんだから。
「お初にお目に掛かります。陛下より剣術指南役として拝命された、元第8騎士団隊長のシャロン・ワイデルンと申します。王命を受け直ちに参りましたゆえ軍装のままなのはご容赦いただきたく」
シャロンと名乗る女騎士は恭しく挨拶した。
「はじめまして。ヴェルグラッドです。初めて女性騎士を拝見しましたが凄くかっこいいですね」
「上級悪魔を撃退した、英雄でいらしゃるヴェルグラッド殿にそう言って貰えるとは光栄です」
シャロンさんがそう言って微笑む。憧れの美女系女性騎士にそう言われてなんというか、心の底からゾクゾクするぞ。なんて言うの?ヒャッハー?
「市井の人達には悪魔の話は刺し違えた事になっていますし、倒したのはジュリエッタです。それに、9歳の子供に英雄なんて似つかわしくありません。ご容赦いただけますか?」
まあ嫁はいるけどな。2人も同時にだ。おい…見てるか矢沢…じゃなくて。
「そうでした。つい興奮してしまいました。申し訳ありません」
「分かっていただけて良かったです。ついでに、私はまだ子供で、シャロンさんはこれから私達の剣術の先生をしていただくのです。これからは敬語を止めてヴェルとお呼び下さい」
シャロンさんは、マイアの方に目をやった。王女に意見を聞きたいのだろう。
「姫様、ヴェルグラッド殿はこう申しておりますが、私はいかがしたら良いでしょうか?」
「ヴェルがそう言うならそれに従って下さい。私達にも敬語は使う必要はありません」
マイアがそう答えると「それは…」とシャロンさんがどうしたらいいか分からないという顔をする。
「私が良いといっているのですから、公の場以外では使う必要はありません」
「はい。では仰せのとおりに」
おいおい。してねーじゃないか。ま、徐々に慣れてもらおう。
まあね、お子様とは言え王族や貴族が相手なら敬語を使うのは当然なんだろうけどさ。そうなると堅苦しいよな。
「それでは、ここで立ち話も何ですから中に入りましょうか?」
「はい。お気遣いありがとうございます」
シャロンさんは、本当に今日は挨拶に来ただけのようで、荷物などは持っていなかった。
屋敷の中に入ると、シャロンさんはレリクさんを見て「おう。レリクではないか。息災であったか?」といきなり声を掛ける。
すると、レリクさんが顔を赤くして固まっている。ん?ん?う~ん?これはひょっとして?
「なに?レリク。シャロンさんと知り合いなの?」
ジュリエッタは二人を交互に見てにやにやしている。
「あ、はい。シャロンさん。ご無沙汰しております」
そう言えば、今思い出したけど、レリクさんは今日はウォーレスさんと王城に出向いていた筈じゃないか?ははあ。そういう事か。
どうやら、レリクさんの想い人と言うのはシャロンさんで、それを知っている陛下、もしくはウォーレスさん、あるいは二人が仕組んだんだな。
シャロンさんが鎧姿のままなのでということで玄関ホールで話す事になった。ソファーに腰掛けると早速ジュリエッタが
「レリク、それでシャロンさんとはどんな関係なの?」
と興味津々で聞くと「ええ。シャロン師匠は私の2コ、あぶっ!」と、シャロンさんに肘鉄をくらっていた。
「歳は言うな。こう見えても私は繊細なんだぞ」
怒る顔が少し怖い。繊細って意味知ってる?でもレリクさんは嬉しそうだ。ドM?
「レリクに代わって私が話をさせてもらいます。レリクとは王都の学園の旧友で王宮騎士になる条件がBランク冒険者と言う条件があるので、銀狼の牙という名でパーティを組んでいました。卒園後、条件をクリアするまで一緒に迷宮に潜っていました。目標であったBランク冒険者になると銀狼の牙は解散し、元々上級騎士家系であった私は王宮騎士に、下級騎士の称号を得たBランク冒険者のレリクは伯爵様の護衛へと就職したのです」
つまりはシャロンさんは、俺と同じだった下級貴族のご令嬢で、元々平民であったレリクさんは護衛の職についたという理解でいいのだろう。
学園で成績優秀者かつ冒険者でもBランク以上になると、下級騎士扱いになれるそうだが条件が厳しいとレリクさんは苦笑いをしていた。その厳しい条件を果たしたレリクさんは努力家なんだろう。
さらにAランク冒険者なら領地無いが上級騎士、つまり下級ではあるが貴族となり、学園に入る資格が得られるそう。
Sランク冒険者ともなれば国家試験のようなものもあり、合格をすれば領地は無いが上級貴族にあたる名誉伯爵を陞爵されると言う事だ。Sランク冒険者ともなれば国の宝とされ囲い込みをされるらしい。一度会って話をしてみたいな。
「なるほど、色々と勉強になりました。それで陛下は何と仰られていましたか?」
「新居に移り次第、邪魔をしない程度に住み込みでヴェル殿を中心に剣術の指南を、そして御者込みで護衛をしろと。今姫様に護衛についているものは、じいや様以外は他の業務に就かされるそうです」
元々、マイアの護衛の4人は交代勤務で屋敷の外で警備に当たってくれていた。上級騎士のシャロンさんとレリクさんが傍付きとなり、お役御免となったようだ。
「せっかく王宮騎士の団長にまで上り詰めたのに、私達のような子供の護衛なんてなんだか申し訳ない気持ちです」
「何を仰る。王族の姫様と英雄である伯爵様、伯爵家のご令嬢とお三方の護衛が出来るなど誉です。それに任が解かれるような事があれば、また騎士団長として戻れます。お気遣いは無用ですよ」
「そうですよヴェル。この人事は出世なのです」
「そうでしたか。勉強不足でもうしわけありません」
ま、日本で言うと宮内庁の要職って事で理解しておこう。
「それでは皆様、明日また荷物を纏めて参ります。これから宜しくお願いします」
「こちらこそ、明日から宜しくお願いします」
シャロンさんを見送ると、レリクさんもまた王城にウォーレスさんを迎えに行く時間になったようで、王城へと向かって行った。
「やるな。ジュリエッタ。レリクさん、喜んでいたじゃないか?」
「誰が見ても、レリクの想い人がシャロンさんって分かるからね」
「でもシャロンは、それに気付いていないようでしたが?」
「恋愛関係に疎そうでしたからね。レリクもまた棘の道を」
それから新しい新居の話しなどをしていると、ウォーレスさんが王都でのお勤めを果たして屋敷に戻ってきた。
「お父様。お帰りなさいませ」
「ああ。シャロンは来たか?」
「ええ。これってお父様が企んだのですか?」
「人聞きが悪いな。陛下と話し合って決めたのだ。そこに他意は無いと言いたい所だがそう言う事だ。察しろ」
やはり二人の策略だったらしい。いやいやそう言う事なら乗るしかないだろう。思春期の高校生みたいだ。いいね青春。オレは応援するぞ!
謁見の時に女性騎士っていたっけか?
まあ、あの時は緊張と謁見の間の豪華さに圧倒されていたので、周りのことなんてほとんど目に入らなかったからな。
それにしても。これよこれ。ファンタジー世界の戦乙女のイメージどおり。これぞ求めていた異世界ロマン!!ほっほっほ。良きかな良きかなと見入っていると二人の目線が痛い。いや。しょうがないよね。カテゴリーが違うんだから。
「お初にお目に掛かります。陛下より剣術指南役として拝命された、元第8騎士団隊長のシャロン・ワイデルンと申します。王命を受け直ちに参りましたゆえ軍装のままなのはご容赦いただきたく」
シャロンと名乗る女騎士は恭しく挨拶した。
「はじめまして。ヴェルグラッドです。初めて女性騎士を拝見しましたが凄くかっこいいですね」
「上級悪魔を撃退した、英雄でいらしゃるヴェルグラッド殿にそう言って貰えるとは光栄です」
シャロンさんがそう言って微笑む。憧れの美女系女性騎士にそう言われてなんというか、心の底からゾクゾクするぞ。なんて言うの?ヒャッハー?
「市井の人達には悪魔の話は刺し違えた事になっていますし、倒したのはジュリエッタです。それに、9歳の子供に英雄なんて似つかわしくありません。ご容赦いただけますか?」
まあ嫁はいるけどな。2人も同時にだ。おい…見てるか矢沢…じゃなくて。
「そうでした。つい興奮してしまいました。申し訳ありません」
「分かっていただけて良かったです。ついでに、私はまだ子供で、シャロンさんはこれから私達の剣術の先生をしていただくのです。これからは敬語を止めてヴェルとお呼び下さい」
シャロンさんは、マイアの方に目をやった。王女に意見を聞きたいのだろう。
「姫様、ヴェルグラッド殿はこう申しておりますが、私はいかがしたら良いでしょうか?」
「ヴェルがそう言うならそれに従って下さい。私達にも敬語は使う必要はありません」
マイアがそう答えると「それは…」とシャロンさんがどうしたらいいか分からないという顔をする。
「私が良いといっているのですから、公の場以外では使う必要はありません」
「はい。では仰せのとおりに」
おいおい。してねーじゃないか。ま、徐々に慣れてもらおう。
まあね、お子様とは言え王族や貴族が相手なら敬語を使うのは当然なんだろうけどさ。そうなると堅苦しいよな。
「それでは、ここで立ち話も何ですから中に入りましょうか?」
「はい。お気遣いありがとうございます」
シャロンさんは、本当に今日は挨拶に来ただけのようで、荷物などは持っていなかった。
屋敷の中に入ると、シャロンさんはレリクさんを見て「おう。レリクではないか。息災であったか?」といきなり声を掛ける。
すると、レリクさんが顔を赤くして固まっている。ん?ん?う~ん?これはひょっとして?
「なに?レリク。シャロンさんと知り合いなの?」
ジュリエッタは二人を交互に見てにやにやしている。
「あ、はい。シャロンさん。ご無沙汰しております」
そう言えば、今思い出したけど、レリクさんは今日はウォーレスさんと王城に出向いていた筈じゃないか?ははあ。そういう事か。
どうやら、レリクさんの想い人と言うのはシャロンさんで、それを知っている陛下、もしくはウォーレスさん、あるいは二人が仕組んだんだな。
シャロンさんが鎧姿のままなのでということで玄関ホールで話す事になった。ソファーに腰掛けると早速ジュリエッタが
「レリク、それでシャロンさんとはどんな関係なの?」
と興味津々で聞くと「ええ。シャロン師匠は私の2コ、あぶっ!」と、シャロンさんに肘鉄をくらっていた。
「歳は言うな。こう見えても私は繊細なんだぞ」
怒る顔が少し怖い。繊細って意味知ってる?でもレリクさんは嬉しそうだ。ドM?
「レリクに代わって私が話をさせてもらいます。レリクとは王都の学園の旧友で王宮騎士になる条件がBランク冒険者と言う条件があるので、銀狼の牙という名でパーティを組んでいました。卒園後、条件をクリアするまで一緒に迷宮に潜っていました。目標であったBランク冒険者になると銀狼の牙は解散し、元々上級騎士家系であった私は王宮騎士に、下級騎士の称号を得たBランク冒険者のレリクは伯爵様の護衛へと就職したのです」
つまりはシャロンさんは、俺と同じだった下級貴族のご令嬢で、元々平民であったレリクさんは護衛の職についたという理解でいいのだろう。
学園で成績優秀者かつ冒険者でもBランク以上になると、下級騎士扱いになれるそうだが条件が厳しいとレリクさんは苦笑いをしていた。その厳しい条件を果たしたレリクさんは努力家なんだろう。
さらにAランク冒険者なら領地無いが上級騎士、つまり下級ではあるが貴族となり、学園に入る資格が得られるそう。
Sランク冒険者ともなれば国家試験のようなものもあり、合格をすれば領地は無いが上級貴族にあたる名誉伯爵を陞爵されると言う事だ。Sランク冒険者ともなれば国の宝とされ囲い込みをされるらしい。一度会って話をしてみたいな。
「なるほど、色々と勉強になりました。それで陛下は何と仰られていましたか?」
「新居に移り次第、邪魔をしない程度に住み込みでヴェル殿を中心に剣術の指南を、そして御者込みで護衛をしろと。今姫様に護衛についているものは、じいや様以外は他の業務に就かされるそうです」
元々、マイアの護衛の4人は交代勤務で屋敷の外で警備に当たってくれていた。上級騎士のシャロンさんとレリクさんが傍付きとなり、お役御免となったようだ。
「せっかく王宮騎士の団長にまで上り詰めたのに、私達のような子供の護衛なんてなんだか申し訳ない気持ちです」
「何を仰る。王族の姫様と英雄である伯爵様、伯爵家のご令嬢とお三方の護衛が出来るなど誉です。それに任が解かれるような事があれば、また騎士団長として戻れます。お気遣いは無用ですよ」
「そうですよヴェル。この人事は出世なのです」
「そうでしたか。勉強不足でもうしわけありません」
ま、日本で言うと宮内庁の要職って事で理解しておこう。
「それでは皆様、明日また荷物を纏めて参ります。これから宜しくお願いします」
「こちらこそ、明日から宜しくお願いします」
シャロンさんを見送ると、レリクさんもまた王城にウォーレスさんを迎えに行く時間になったようで、王城へと向かって行った。
「やるな。ジュリエッタ。レリクさん、喜んでいたじゃないか?」
「誰が見ても、レリクの想い人がシャロンさんって分かるからね」
「でもシャロンは、それに気付いていないようでしたが?」
「恋愛関係に疎そうでしたからね。レリクもまた棘の道を」
それから新しい新居の話しなどをしていると、ウォーレスさんが王都でのお勤めを果たして屋敷に戻ってきた。
「お父様。お帰りなさいませ」
「ああ。シャロンは来たか?」
「ええ。これってお父様が企んだのですか?」
「人聞きが悪いな。陛下と話し合って決めたのだ。そこに他意は無いと言いたい所だがそう言う事だ。察しろ」
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