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第一章
今日の特訓開始
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「じゃあ俺は俺の仕事してくるぜ?今日は朝のうちにじじいが行くはずだ。」
「うん、わかった。」
それだけ言うと急ぐように受付横の扉から裏にと入っていってしまった。まぁ昨日よりもちょっと出るの遅かったもんね。ついたのは同じくらいかもだけど、時計がないから正確な時間がわからない。
まぁ遅くなっちゃったのはガロのせい、だよね?いや僕も求めちゃったところはあるけど、だからって4回も中に出されたし、後追いで避妊薬の追加飲まされるしで正直昨日はやりすぎた感が否めない。
多分だけど、本当はコブまで入れて本気で僕に注ぎたかったっていうのがあったんじゃないかと思う。そして僕もどこかでそうされるのを期待しちゃってたところはあると思う。
だけど今日ももらってきたのは普通の避妊薬のほうだ。ガロからもらった茶色いショルダーポーチに入っている。
でもこれつけてても今のところ不自由ないし、何よりなんというか冒険者っぽい感じがして良い。多分だけど戦闘で実際にあんまり邪魔にならないようにって考えて作られてるんだろうな。
ガロのおさがりなのはちょっぴりうれしいんだけど、やっぱりガロのつけてるような腰につけるウエストポーチのマジックポーチのほうがもっと便利なんだろうなとは思っちゃう。
そんなことを考えながらさっさか地下の訓練場の一つにと入っていく。今日もこの時間は他に使ってる人もいないし、ここ2日続けて使っている入って右のところにだ。
とりあえず壁にしまってある的系は後で。今は木剣だけを取り出して。まず始めはウォーターランブルバレットを出すところから始めよう。僕の石関係なく不規則に勝手に動くように水の魔力を込める。
「ウォーターランブルバレット。」
突き出した手から少し離れた位置に出来上がるパチンコ玉くらいの大きさの不安定に揺れる水の礫が、ふよふよと僕が歩くくらいの速さで動き出す。もうこうなると僕の意思で動いてるわけじゃなくなるからどう動くのかはわからない。
それにしても、昨日よりも少し早さが上がったかな?初めはただのウォータバレットもっと遅かったもんな。しかも終わった後に尻もちついちゃって。
「やっぱり成長早いのはチート的なもの、なのかな?」
そう呟いてしまっても答えてくれる人がいるわけでもなく。まぁ考えすぎてもしょうがない。いろいろできていくのは面白いから今はそれでいいじゃないか。
ここからは昨日ガロが教えてくれたのをさっそく試す。あの魔力放出をすることで、気配を感じる敵なやつだ。なんというか目をつぶっていてもそこに感じるっていうのは不思議な感じで例えるなら第六感って感じがする。
いや、もしかしたら魔素っていう概念が第六感の部分なのかもしれない?おっと、こういうの変に考えちゃうのはよくない癖だな。今はわかるわけもないんだから、今したいことに集中しよう。
初めは出した水の礫を見つめたままに狙いを定めて魔力放出だけをしてみる。ほんとになんとなく、僕の出した魔力が当たったところに水の礫があるっていうのがわかる。
そのまま目をつぶると余計にわかる。この感覚をつかんでいけば、魔力を当てた相手が次にどっちに動くかとかがわかるようになるってガロは言っていたけど・・・
「さすがにそこまで行くには時間かかるよね。」
よし、と手を合わせる。まずは手を突き出さずに魔力放出するところからやってみよう。なんかこう魔法打つときは手を突き出したりする方がかっこいいけど、こういう感知的なのには逆に何もしてないように見せる方がかっこいいと思うし。
とりあえず手はぶらんと下に降ろす。その状態で水の礫を見つめて魔力を出すように集中するけど、すんなりいかなかった。
うーん、うーん、とうなるようにずっと水の礫を目で追って、入り口のほうに動いていく。すると入り口前で興味深そうに長いひげをいじるビャクラクさんの姿が見えてしまった。
「あっあっ、いるなら言ってくれればよかったのに!って聞こえないんだった!今開けますね!」
慌てて魔道具に触れて障壁を解除すると、ちょっと笑いをこらえるようにビャクラクさんが入ってきた。あれずっと見られてたのかな、恥ずかしい・・・
「慌てなくとも続けてくれていてもよかったのじゃよ?儂が今日来たのは本来は儂がランブルウォーターを作ってやりに来たのじゃからな。」
「あ、えっと、その、勝手に作っちゃまずかったですかね?」
「そんなことはないぞ。一度見ただけでできるのはさすがキオ君じゃなとは思うがの。」
うーん、ホーミングもそうだけどやっぱり応用的なのはかなりうまくいくみたいだ。魔力保有量のおかげなのかもしれないし、本当は人間だっていうのがきいてるのかもしれないし、どっちなのかはわからないけど。
「ありがとうございます、でもまだ大きさはこのくらいの大きさが限界なんです。とことん大きくと思って作った結果がこれだったんで。」
「それはランブル化させるのにできた大きさかの?」
「え?あ、はい。多分そうですね。」
「儂の作ったウォーターバレットの大きさを目指しているというならば、まずは何もないとにかく大きい水の塊を作るのをやってみるといいかもしれぬの。」
「とにかく大きい水の塊、ですか・・・」
確かに発射させること前提にやってたけど一番初めは水を出すところから始めたんだ。大きさを目指すならそこを練習するべきだった。
「じゃがの、バレットとしてならばキオ君の今の大きさでも十分の大きさじゃ。昨日に威力の出し方も教えたからの。バレットとして強化するなら次は数のほうを練習する方がよいかもしれぬ。」
「うーん、大きさか、数か、ですか。難しいですね・・・」
「ほほ、どちらかしかできぬわけではないはずじゃ。どちらもゆっくりと伸ばすとよいじゃろうが、大きさは一人でもおそらくできる。今は数を増やす方をやってみるとするかの。」
バレットとしては十分の大きさと威力って言われたんだからおそらく明日の試験は魔法のほうは問題ないと言ってくれてるんだろう。なら確かにビャクラクさんの言うとおり、急いでどちらかだけを磨かなきゃいけないってわけじゃないな。
「はい、おねがいします!」
「うん、わかった。」
それだけ言うと急ぐように受付横の扉から裏にと入っていってしまった。まぁ昨日よりもちょっと出るの遅かったもんね。ついたのは同じくらいかもだけど、時計がないから正確な時間がわからない。
まぁ遅くなっちゃったのはガロのせい、だよね?いや僕も求めちゃったところはあるけど、だからって4回も中に出されたし、後追いで避妊薬の追加飲まされるしで正直昨日はやりすぎた感が否めない。
多分だけど、本当はコブまで入れて本気で僕に注ぎたかったっていうのがあったんじゃないかと思う。そして僕もどこかでそうされるのを期待しちゃってたところはあると思う。
だけど今日ももらってきたのは普通の避妊薬のほうだ。ガロからもらった茶色いショルダーポーチに入っている。
でもこれつけてても今のところ不自由ないし、何よりなんというか冒険者っぽい感じがして良い。多分だけど戦闘で実際にあんまり邪魔にならないようにって考えて作られてるんだろうな。
ガロのおさがりなのはちょっぴりうれしいんだけど、やっぱりガロのつけてるような腰につけるウエストポーチのマジックポーチのほうがもっと便利なんだろうなとは思っちゃう。
そんなことを考えながらさっさか地下の訓練場の一つにと入っていく。今日もこの時間は他に使ってる人もいないし、ここ2日続けて使っている入って右のところにだ。
とりあえず壁にしまってある的系は後で。今は木剣だけを取り出して。まず始めはウォーターランブルバレットを出すところから始めよう。僕の石関係なく不規則に勝手に動くように水の魔力を込める。
「ウォーターランブルバレット。」
突き出した手から少し離れた位置に出来上がるパチンコ玉くらいの大きさの不安定に揺れる水の礫が、ふよふよと僕が歩くくらいの速さで動き出す。もうこうなると僕の意思で動いてるわけじゃなくなるからどう動くのかはわからない。
それにしても、昨日よりも少し早さが上がったかな?初めはただのウォータバレットもっと遅かったもんな。しかも終わった後に尻もちついちゃって。
「やっぱり成長早いのはチート的なもの、なのかな?」
そう呟いてしまっても答えてくれる人がいるわけでもなく。まぁ考えすぎてもしょうがない。いろいろできていくのは面白いから今はそれでいいじゃないか。
ここからは昨日ガロが教えてくれたのをさっそく試す。あの魔力放出をすることで、気配を感じる敵なやつだ。なんというか目をつぶっていてもそこに感じるっていうのは不思議な感じで例えるなら第六感って感じがする。
いや、もしかしたら魔素っていう概念が第六感の部分なのかもしれない?おっと、こういうの変に考えちゃうのはよくない癖だな。今はわかるわけもないんだから、今したいことに集中しよう。
初めは出した水の礫を見つめたままに狙いを定めて魔力放出だけをしてみる。ほんとになんとなく、僕の出した魔力が当たったところに水の礫があるっていうのがわかる。
そのまま目をつぶると余計にわかる。この感覚をつかんでいけば、魔力を当てた相手が次にどっちに動くかとかがわかるようになるってガロは言っていたけど・・・
「さすがにそこまで行くには時間かかるよね。」
よし、と手を合わせる。まずは手を突き出さずに魔力放出するところからやってみよう。なんかこう魔法打つときは手を突き出したりする方がかっこいいけど、こういう感知的なのには逆に何もしてないように見せる方がかっこいいと思うし。
とりあえず手はぶらんと下に降ろす。その状態で水の礫を見つめて魔力を出すように集中するけど、すんなりいかなかった。
うーん、うーん、とうなるようにずっと水の礫を目で追って、入り口のほうに動いていく。すると入り口前で興味深そうに長いひげをいじるビャクラクさんの姿が見えてしまった。
「あっあっ、いるなら言ってくれればよかったのに!って聞こえないんだった!今開けますね!」
慌てて魔道具に触れて障壁を解除すると、ちょっと笑いをこらえるようにビャクラクさんが入ってきた。あれずっと見られてたのかな、恥ずかしい・・・
「慌てなくとも続けてくれていてもよかったのじゃよ?儂が今日来たのは本来は儂がランブルウォーターを作ってやりに来たのじゃからな。」
「あ、えっと、その、勝手に作っちゃまずかったですかね?」
「そんなことはないぞ。一度見ただけでできるのはさすがキオ君じゃなとは思うがの。」
うーん、ホーミングもそうだけどやっぱり応用的なのはかなりうまくいくみたいだ。魔力保有量のおかげなのかもしれないし、本当は人間だっていうのがきいてるのかもしれないし、どっちなのかはわからないけど。
「ありがとうございます、でもまだ大きさはこのくらいの大きさが限界なんです。とことん大きくと思って作った結果がこれだったんで。」
「それはランブル化させるのにできた大きさかの?」
「え?あ、はい。多分そうですね。」
「儂の作ったウォーターバレットの大きさを目指しているというならば、まずは何もないとにかく大きい水の塊を作るのをやってみるといいかもしれぬの。」
「とにかく大きい水の塊、ですか・・・」
確かに発射させること前提にやってたけど一番初めは水を出すところから始めたんだ。大きさを目指すならそこを練習するべきだった。
「じゃがの、バレットとしてならばキオ君の今の大きさでも十分の大きさじゃ。昨日に威力の出し方も教えたからの。バレットとして強化するなら次は数のほうを練習する方がよいかもしれぬ。」
「うーん、大きさか、数か、ですか。難しいですね・・・」
「ほほ、どちらかしかできぬわけではないはずじゃ。どちらもゆっくりと伸ばすとよいじゃろうが、大きさは一人でもおそらくできる。今は数を増やす方をやってみるとするかの。」
バレットとしては十分の大きさと威力って言われたんだからおそらく明日の試験は魔法のほうは問題ないと言ってくれてるんだろう。なら確かにビャクラクさんの言うとおり、急いでどちらかだけを磨かなきゃいけないってわけじゃないな。
「はい、おねがいします!」
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