そこは獣人たちの世界

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第一章

不安も消して

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僕があおったことで我慢がきかなくなったのか、すぐさまベットから立ち上がって、僕の服をつかんでくる。

「ほら、脱がせてやるから、腕を上げうんだ。」

「う、うん。」

おとなしく言うとおりに腕を上げると上の服が脱がされて、灰色のもっさりした胸毛があらわになる。さすがにもう見慣れたけど、これが今の僕の体なんだよなぁ。
きっとこの先ガロと3,4日しない日が続いたり、僕の想像のつかないこの世界の魔法や現象でもない限りは、ずっとこの狼種の姿のままだろう。
そんなことを呆然と考えてたら、いつの間にかズボンも脱がされて、素っ裸にされる。よく素っ裸を生まれたままの姿って表現するけど、生まれたままの姿ではなくなっちゃったな。

「なんか考え事か?こういうことしてるといつも元気にここは立ってるのに、少し傾いてるぞ?さっきあんなあおりかたしたくせにな。」

「あ、うん、ほぼ毎日こうしてるじゃん?ちょっと狼種の姿からは戻らないだろうなぁって。」

「なんだ、戻りたいのか?」

「うーん、そういうわけじゃないよ。それにまぁほら、ガロもこっちの姿のほうがちょっといいみたいだし、そもそもガロとこれからもし続けたいから、別に戻らなくてもいいんだ。」

ちょっとはずかしかったけど、むしろ狼種の姿のほうが体が軽くて動きやすいし、もしかしたら人間に戻ったら魔法使えなくなるとかあるかもだし、戻りたいという気持ちはほとんどない。ただすこし、そのうち元のニンゲンの姿を忘れそうなのが不安なだけだ。

「なるほど、何か不安ごとがあるわけだな?」

「え、う、うん、ちょっとね?でもそんな風には言ってないけど。」

「顔を見ればわかる。といってもその不安を俺が解消できるかはわからねぇ。俺にしてやれるのは、このくらいだ。」

そういうと、ぎゅっと抱き着かれてしまった。僕のマズルがガロの胸元に埋まる。ガロの毛ももふもふだなぁ。あたたかくて、落ち着く。落ち着くけど、お互い裸で抱き合ってると思うと、下は反応しちゃってる。
ちょっと恥ずかしい気持ちになって、足を余計に閉じると、なぜかガロがさらにすり寄ってきた。えっと、ガロの大きくなってるのも、当たってるんだけど?体格の差で、ちょうど僕のへそあたりに当たってる。

「が、ガロ、当たってるんだけど?」

「当ててるんだよ。」

「うっ、や、やっぱり?」

聞いたらむしろ余計にガロはそれをこすりつけてくる。その刺激で少し気持ちよくなったのか、さっき僕の口に出したばっかだってのに先端から少し透明なのが出てきて、僕のへその毛にねっとりと絡みつく。

「少しは落ち着いたか?そろそろ本番といってもいいか?」

「う、うん。いいよ。」

「そう来なくっちゃな。じゃあベットに寝てくれ。」

言われるままにベットにと仰向けに横になる。やっぱりちょっと緊張するけど、それでもさぁこいという感じのつもりだったけど、ガロはすぐに僕に手をかけることはなかった。

「あー、その、キオ、悪いんだが、四つん這いになってくれないか?」

「え?」

「あー、その、キオはその体勢のほうが好きみたいだけどな、今日は一回だけだろ?」

「う、うん。わかったよ。」

ちょっとガロからそういう希望を言われるとは思わなかった。思ってる以上にガロは後ろからのほうが好きみたいだ。僕は、その、無意識に前同士になるようにしてるし、多分そっちが好きかな。
でも、今日は一回だけって言ってるわけだし、言われた通りにベットの上に四つん這いになる。そしたらすぐにガロの手がガシっと僕の腰をつかんだ。

「やっぱこっちの体勢じゃないとな。って今のでびっくりしちまったか?尻尾で穴が隠れてるし、ここまで隠そうとしてるぞ?」

「んっ、ちょ、急に触んないでよ、しっぽだって敏感だし。」

「あぁ、まだ尻尾は慣れないんだっだな。じゃあこういうのはどうだ?」

「んんっ!ちょ、がろ!」

触れられた僕のと尻尾を一緒にぎゅっとつかまれ、そのままどっちも一緒に扱かれて、二重に一気に来た快楽に体を震わせながら、ガロに抗議しようとしたけど、聞く耳持たずといった感じに扱くのを続けられる。

「んぅ!ガロ、ちょ、きつ!」

「ん、きつすぎたか?わりぃわりぃ、今日はあんまりきついのは無しのほうがいいよな。」

さすがにそう言って手を放してくれたけど、ちょっといきそうになってたのに離されて物足りなくも感じてしまった。僕のものも先端からだらりと汁を垂らすしまつだ。
でもいくら調子が戻ったとはいえ、あんまり腰に来るようなのされるとまたダウンしちゃいそうだから、ここで止められてよかった、と思う。

「それじゃあ後ろを慣らすぞ?ちょっと尻尾を上げておけよ?無理そうならまたつかむからな?」

「え、えっと、意識してあげておくの難しいから、握ってていいよ。」

「そうか、じゃああんまりきつくないようにはする。」

潤滑油でぬれたのだろうガロの指が、僕の穴にと入ってきて、しっぽはピンと伸びる。仰向けだと床につけておけばいいから意識してなくて平気だったけど、こっちの体勢だとどうにも尻尾の位置を意識しなきゃいけなくて、どうなってるのかもわかっちゃう。
尻尾がまただらりと垂れそうになってるのを、ガロの手が軽く触れて支えてる。僕の中にある張りつめたものの裏側にガロの指が刺激をくわえるたびに、僕のものだけじゃなく尻尾も反応しちゃってるのがわかる。
昨日あれだけコブを何度も入れられて、さすがに柔らかくなりやすくなってたのか、すぐにガロの指が3本、根元まで入り込むほどに広げられる。そして引き抜かれる。

「さすがに昨日あれだけやったから慣れるのが早いな。もう入れられそうだ。」

「そうみたいだね、いいよ、来て?」

「あぁ、行くぞ。」

ガロのがあてがわれ、僕の中に入ってくる。ほとんど僕の後ろは抵抗なくガロのをくわえ込む。コブ部分じゃない一番太いところも難なく入り、コブが当たるところまでくわえこんでしまったようだ。
抵抗はなくっても僕の中でガロのが存在感を放ってるのは変わらない。熱く脈動するそれは、すぐに僕の中をこすって動き始め、僕はみだらな喘ぎ声をあげる。

「んんっ、んっ、あっ。」

ガロの手ががっちりと腰をホールドして、心なしか昨日よりもがっつくように僕の中を往復していく。僕のものの裏側が何度も刺激されて、ビクビクと僕のも脈動する。
尻尾はガロのおなかにべったりとくっついている状態なんだけど、無意識にゆらゆらと揺れてしまっている。くすぐったいんじゃないかと思うけど、止めようにも止められない。
先に限界が来たのは僕のほうだった。触れられてもいないのに、ビュクビュクとベットのシーツにあられもなく出してしまってるのがわかる。

「グルっ、締め付けてきやがって!キオ、出すぞ!」

それに呼応して僕の中が締まったのか、軽く喉を鳴らしたガロが、僕の中にと熱いのを放ち始める。十分重いのだけど、こうして感じてみるとやっぱコブ後と入れられて出された時のほうがより熱いしより重いみたいだ。
もちろん量は全然違う。2回目の一発だけでもすこしお腹の重みは感じるけど、膨れ上がるようなほどじゃない。昨日の2発目の時なんて記憶がおぼろげだけど、すさまじく苦しいし、すごくお腹が張っちゃってたはずだ。
ガロのが引き抜かれて、少し物足りなくも感じてしまう。そりゃそうか、ここんところコブ手前まででも毎回3回くらいは中に出されてたもんな。でも今日は終わりったら終わりだ。

「なぁ、キオ?」

「ダメ、今日はやめとこう?僕もちょっと足りなかったけどさ、また明日、ね?」

「ま、そうだよな。わかった。んじゃ一緒に風呂入るか。」

「久しぶりに自分で体洗える気がするよ。まぁ一昨日も普通に入ったんだけど。」

行為の後は大体ガロに全部洗ってもらってた気がするから、行為の後にちゃんとお風呂にゆっくり入れるのは久しぶりだ。もしかしたら人間だった時以来かも?さすがにそれはないか。
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