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第一章
魔物資料
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訓練終わりの昼頃にぐったりしながら持ってきたサンドを食べ終え、少し元気が出たところでいったんビャクラクさんのもとに話を聞きに行くことに。
さすがに昨日の今日で朝行くのはどうかと僕が言ったんだけど、ガロは朝でもよかったはずだといわれた。でも王都からの返事とかそんな早く届くものなのかな?
「昼頃に来るとは、朝には来るとおもっとったぞガロ。昼でも時間は取れるからよいが。」
「いや、キオが昨日の今日で朝に返事着てるものなの?とかいうから一応な。」
「あはは、朝には返事来てたんですね。」
こういう連絡事は確かに早いほうがいいんだろうけど、時間かかりそうな内容かなって思ったんだけどなぁ。
「むろんじゃ。それにしても疲れ気味じゃが、大丈夫かの?まさか地下の訓練所でことをしたとは思わぬが。」
「してねぇよ!」
ことをしたって、そういうことを聞いてきたってこと?ちょっと意外。まぁあながちそういうことをしたときに疲れないための訓練もあったわけなんだけど。
「冗談じゃ。で、王都側からの返答はできうる限り早く来ていただくようにとのことじゃ。徒歩で来たとしても転移石は向こうで渡すといっておった。詫びも兼ねて5個用意するそうじゃ。」
「随分と奮発してくれるが、やっぱり送られては来なかったか。」
「後から送るのはさすがに依頼発行後じゃからのぉ。それでどうするのじゃ?」
「期限を決められなかったのは意外だな。これならキオの訓練に時間を使ってから転移できる。」
「う、やっぱり訓練か。まぁいいけどさ。」
僕のためのものってのはわかってる。でも王都にすぐ行くことになればちょっと後延ばしにできるかなって期待してたんだけど。
「キオ君が嫌がってるようにも感じるが、どういう訓練をしておるのじゃ?」
「足腰を鍛える訓練だな。それと魔素纏いも。」
「ふむ、足腰を鍛えるのは大切じゃぞ?ここから一番近い村でも3日ほどかかるからの。」
3日ってことはこの世界に来た頃についたログハウスくらいの距離と同じってことか。といってもあそこから歩いたわけじゃないけど。
「結構歩くんですね。誰でも移動できるものなんですか?」
「どうにもきついやつは往復する荷馬車群に乗っていくことになるが、ほとんどの奴は徒歩だな。」
「へー、でも魔物が出るんでしょ?」
「もちろんじゃ。だから護衛に冒険者が付くことになる。もっともこの辺では襲ってくることがある魔物は暴れ牛くらいなもんじゃがの。」
暴れ牛って確か今も普通に食べてる牛肉は暴れ牛の肉って聞いたはずだ。暴れってついてても家畜みたいなものかと思ったけど、結構あぶないやつっぽいな。
「まぁあれも暴れてなければおとなしいもんだがな。」
「そうなんだ、というか馬車があるってことは馬は結構多いの?」
「あぁ、この辺の生息じゃないが走馬ってのがいてな。遠くまで連れ歩けるし力もある。おとなしく人を襲うこともないから重宝されてるんだ。」
「ふむ、キオ君は魔物の情報を確かにいろいろ知らなすぎるな。まずはよく出会う魔物だけでも知っておくとよいのではないか?」
「確かにそうだな。キオ、午後は訓練じゃなくそっちをすすめるか。」
「うっ、りょ、了解。」
訓練じゃなくなったのはいいけど、今度は勉強か。でも魔物のことを知れるのはちょっと面白そうかも?
「ふむ、儂もこれから仕事が残っておる。この後も頑張るのじゃぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
「よし、行くぞ。」
ビャクラクさんに別れを告げてギルド3階の資料室にと入る。なんだかんだこの階に来たのは初めてだ。なかはずらりと本棚が並び、所せましにぶ厚い本が並べられている。全部魔物の資料、なのかな?
「座って待ってろ、とりあえずの資料をとってくる。」
「う、うん。」
部屋の中央に並べられた椅子と机はここで読むようのものなんだろうけど、他には誰も座ってないんだよね。これだけ本がいっぱいあるのに。
そう思ってたらガロが戻ってくる前に誰か入ってくる。見たところ職員の人っぽいけど、ちらっとこっちを見てきた。でもすぐに目的の資料のところに行ってぶ厚い本を3冊もって出て行ってしまった。重くないのかな、あれ。
「待たせたな。とりあえずこれとこれとこれ、あとこれも読んでおくといいだろ。」
「う、こ、こんなに?」
本のタイトルには大陸南の主な魔物群その1、その2そして大陸中央の主な魔物群その1、その2って書かれてた。そしてどっちもぶ厚い。
「今いるのが南側、王都は中央だ。これから行くところと自分の住んでる周りくらいは覚えておいた方がいい。」
「なるほど、わかったよ。覚えられるだけ覚えてみる。でもこれ持ったまんまでいいの?」
「大丈夫だ。同じ本が何冊もある。当然だが何冊もないと役員がもっていって確認もできないからな。」
あー、なるほど、いっぱい種類があるんじゃなくって同じような本が何冊もあるのかここ。役員の人も魔物の確認したりするみたいだし、討伐目標を調べるとかも言ってたもんね。
とりあえず僕はこの本たちだよね。まずは南のその1から読み始めるかな。さて、どんな風に書かれてるんだか。
さすがに昨日の今日で朝行くのはどうかと僕が言ったんだけど、ガロは朝でもよかったはずだといわれた。でも王都からの返事とかそんな早く届くものなのかな?
「昼頃に来るとは、朝には来るとおもっとったぞガロ。昼でも時間は取れるからよいが。」
「いや、キオが昨日の今日で朝に返事着てるものなの?とかいうから一応な。」
「あはは、朝には返事来てたんですね。」
こういう連絡事は確かに早いほうがいいんだろうけど、時間かかりそうな内容かなって思ったんだけどなぁ。
「むろんじゃ。それにしても疲れ気味じゃが、大丈夫かの?まさか地下の訓練所でことをしたとは思わぬが。」
「してねぇよ!」
ことをしたって、そういうことを聞いてきたってこと?ちょっと意外。まぁあながちそういうことをしたときに疲れないための訓練もあったわけなんだけど。
「冗談じゃ。で、王都側からの返答はできうる限り早く来ていただくようにとのことじゃ。徒歩で来たとしても転移石は向こうで渡すといっておった。詫びも兼ねて5個用意するそうじゃ。」
「随分と奮発してくれるが、やっぱり送られては来なかったか。」
「後から送るのはさすがに依頼発行後じゃからのぉ。それでどうするのじゃ?」
「期限を決められなかったのは意外だな。これならキオの訓練に時間を使ってから転移できる。」
「う、やっぱり訓練か。まぁいいけどさ。」
僕のためのものってのはわかってる。でも王都にすぐ行くことになればちょっと後延ばしにできるかなって期待してたんだけど。
「キオ君が嫌がってるようにも感じるが、どういう訓練をしておるのじゃ?」
「足腰を鍛える訓練だな。それと魔素纏いも。」
「ふむ、足腰を鍛えるのは大切じゃぞ?ここから一番近い村でも3日ほどかかるからの。」
3日ってことはこの世界に来た頃についたログハウスくらいの距離と同じってことか。といってもあそこから歩いたわけじゃないけど。
「結構歩くんですね。誰でも移動できるものなんですか?」
「どうにもきついやつは往復する荷馬車群に乗っていくことになるが、ほとんどの奴は徒歩だな。」
「へー、でも魔物が出るんでしょ?」
「もちろんじゃ。だから護衛に冒険者が付くことになる。もっともこの辺では襲ってくることがある魔物は暴れ牛くらいなもんじゃがの。」
暴れ牛って確か今も普通に食べてる牛肉は暴れ牛の肉って聞いたはずだ。暴れってついてても家畜みたいなものかと思ったけど、結構あぶないやつっぽいな。
「まぁあれも暴れてなければおとなしいもんだがな。」
「そうなんだ、というか馬車があるってことは馬は結構多いの?」
「あぁ、この辺の生息じゃないが走馬ってのがいてな。遠くまで連れ歩けるし力もある。おとなしく人を襲うこともないから重宝されてるんだ。」
「ふむ、キオ君は魔物の情報を確かにいろいろ知らなすぎるな。まずはよく出会う魔物だけでも知っておくとよいのではないか?」
「確かにそうだな。キオ、午後は訓練じゃなくそっちをすすめるか。」
「うっ、りょ、了解。」
訓練じゃなくなったのはいいけど、今度は勉強か。でも魔物のことを知れるのはちょっと面白そうかも?
「ふむ、儂もこれから仕事が残っておる。この後も頑張るのじゃぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
「よし、行くぞ。」
ビャクラクさんに別れを告げてギルド3階の資料室にと入る。なんだかんだこの階に来たのは初めてだ。なかはずらりと本棚が並び、所せましにぶ厚い本が並べられている。全部魔物の資料、なのかな?
「座って待ってろ、とりあえずの資料をとってくる。」
「う、うん。」
部屋の中央に並べられた椅子と机はここで読むようのものなんだろうけど、他には誰も座ってないんだよね。これだけ本がいっぱいあるのに。
そう思ってたらガロが戻ってくる前に誰か入ってくる。見たところ職員の人っぽいけど、ちらっとこっちを見てきた。でもすぐに目的の資料のところに行ってぶ厚い本を3冊もって出て行ってしまった。重くないのかな、あれ。
「待たせたな。とりあえずこれとこれとこれ、あとこれも読んでおくといいだろ。」
「う、こ、こんなに?」
本のタイトルには大陸南の主な魔物群その1、その2そして大陸中央の主な魔物群その1、その2って書かれてた。そしてどっちもぶ厚い。
「今いるのが南側、王都は中央だ。これから行くところと自分の住んでる周りくらいは覚えておいた方がいい。」
「なるほど、わかったよ。覚えられるだけ覚えてみる。でもこれ持ったまんまでいいの?」
「大丈夫だ。同じ本が何冊もある。当然だが何冊もないと役員がもっていって確認もできないからな。」
あー、なるほど、いっぱい種類があるんじゃなくって同じような本が何冊もあるのかここ。役員の人も魔物の確認したりするみたいだし、討伐目標を調べるとかも言ってたもんね。
とりあえず僕はこの本たちだよね。まずは南のその1から読み始めるかな。さて、どんな風に書かれてるんだか。
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