そこは獣人たちの世界

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第一章

Fランクへの討伐依頼

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翌日もウォーターガン、ファイアショット、サンダーショットの魔法練習から始まった、発射のための筒を作るのはだいぶ早くなったけど、ガンは弾作りがちょっと時間がかかる。
ショットのほうなら弾は適当に詰めるだけだから、動きがのろかったり突っ立ってるような相手になら実戦でも使えるだろう。けどガンを使うのはもうちょっと訓練してからがいい。ガロにそういわれたけど僕もそう思う。
だけど魔法訓練より結局剣を受ける方の時間をたっぷり使われた。まだまだガロの剣を受け切るなんてことはできないけど、ガロも少しは剣を早くしないと僕に当てれなくなってきたといってた。いや、体には当てないでほしいんだけど。
翌々日はまた疾走豚の討伐に出た。舗装道のかなり近くの東側にぼーっと突っ立てる状態だけど一匹見かけて一昨日の討伐程度じゃ全然ダメなんだなってちょっと思ってしまった。
本来西側のほうにいるはずなのに東側にいるってことはこの舗装道を走り抜けたってことだもんね。その時に馬車が通ってなかったから大事になってないだけで。
ちなみにそいつに関しては僕が見たのは倒れた姿だったけどね。ガロがだいぶ遠くから気が付いたようで念のためにと速攻で倒したから。あれはほんと早かった。
まぁそんなこともあってきちんと近くの10匹は仕留めた。試し打ちにぼーっとつっ立ってるやつらにサンダーショットを打ち込んでみたけど、一撃で焦げ跡がついて完全に仕留めたのが目に見えたので確かな実感がわいた。
でもやっぱ動いてる相手にはあてれない。筒の準備が早くなったとはいえ、準備してから狙いを定めて打つという動作が必要で当たる気がしない。足止めのためにもさっさと何発かバレットをばらけさせてはなったほうがいい。
そんな反省点もあったけど2回目の討伐も終わって帰ってきたら、今日は訓練所の前にちゃんと依頼報告するようにと自分で受付に並ぶことになった。

「お疲れ様です。疾走豚の討伐ですね。ギルドカードをお貸しください。」

「はい。」

僕のギルドカードを貸すとそれを水晶にかざす。討伐した魔物の部位を提出とかではなく、ギルドカードに討伐したかどうか記録がついてるらしい。ガロにどうやってと聞いたけどそういう魔道具だとした言われなかった。今度ビャクラクさんに聞いてみようかな?

「はい、確認できました。キオさんは次に暴れ牛の討伐依頼をこなしていただければランクFへ昇格できます。早速受けますか?」

「え!?あ、えっと、受けちゃっていいのかな?」

「かまわない、受けてくれ。」

「かしこまりました。では暴れ牛の討伐依頼を出させていただきます。ご健闘を祈ります。」

「ありがとうございます。」

後ろについてたガロが許可したことで受け付けのラブラドールのような犬種のおねえさんが依頼の登録も済ませたギルドカードを返してくれた。
暴れ牛の依頼をこなせばもうFランクか。早い方なのかな、それとも普通くらいなのかな?受付のお姉さんは特にそういった反応見せてないから普通な方なのかも。

「俺ほどじゃないが早いFランク昇格になりそうだな。よかった。そろそろ王都に行った方がよかったからな。」

「そういえばそんな話だったね。でも徒歩で行くとかどうとか言ってなかった?」

「いや、転移石で行くぞ?さすがに遠いし無駄に時間を使うこともない。今の時間はキオの訓練トランク上げのための時間だっただけだ。」

「そっか。」

この依頼が終わって少ししたら王都に行くってことだろう。不安もあるけど楽しみもある。さすがにそろそろ新しい食材がないと調理バリエーションが尽きたからね。まぁガロは唐揚げにはまったみたいでそればっか頼んでくるけど。あぁ、ビャクラクさんもか。

「暴れ牛と戦うのは明日だ。それまでにできればウォーターショットでいいからもう少し動く相手に使えるようにしたいところだな。」

「えっと、確か疾走豚よりも皮膚は固いんだっけ?体格も大きいだろうし。」

「あぁそうだ。資料で読んだことはちゃんと覚えてるみたいだな。」

さすがに角兎と疾走豚と暴れ牛は覚えてるというか覚えさせられたから大丈夫だ。暴れ牛は温厚なのもいるけど暴れ始めるとほんとに手につかず、討伐されるまで無差別に暴れまくるらしい。
同族同士で体をぶつけあったりすることもよくあって、傷の多い個体はそれだけ生き残っているわけだからしぶとさも高いそうだ。ただ牛という割にはちいさめの体格らしく、腰からお腹当たりの大きさらしいけど。
ウォーターショットでもいいからってことはバレットじゃほんとに気をそらしたりちょっとひるませるくらいなもんなのかもしれない。あれ、ってことはもしかして、今日はこの後ずっと魔法訓練かも?
そう思っていたけど、魔法訓練に時間をとるからと、まずは復習のための剣受け訓練だと訓練所に連れ込まれた。疾走豚の討伐で体力使ったのに、さらに受ける訓練で体力減らしてから魔法訓練って、相当きつそう・・・
ちょっと現実逃避したけど、それをするのは僕なんだよね。いや、まぁ、これも僕自身のためだと思って頑張るけどね。
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