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第三章
レストランへ
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クッキーは食べたけど、お昼になったら結構お腹も減ってきた。向かってるところはお肉がおいしいお店のほうだ。ガロ的にも肉のほうがいいだろうし、魚をたべるならやっぱ海の近くのほうが雰囲気はいいよねきっと。鮮度はマジックポーチのおかげで変わらないんだろうけど。
大通りをかなり進んだところでようやくそのお店の到着。わかってたけど聖都はかなり広いようだ。王都よりも広い可能性ありそう。王都みたいに周囲を壁で覆われてたりもしないみたいだし、どんどん広がっていってる可能性あるのかも。
「何遠くを見てるんだ?はいるぞ?」
「あ、うん。」
外から見た感じは普通の2階建ての建物で入り口横に垂れ下がった看板にはステーキレストランの文字とステーキの絵、結構上手な絵だけど、まさかステーキ専門店ってわけではないよね?
「いらっしゃいませ。ガロ様ですね。よろしければ二階の個室にご案内いたします。」
「あぁ、頼む。」
中に入ると早々に受付の黒い牛種の人が深々とお辞儀した後にガロを見て即座に二階にと案内してくれた。上は白いシャツ、下は黒いスーツのズボンの給仕服が結構大きめの体系なのに似合ってる。でもステーキレストランに牛種の人って、いや魔物と獣人は全然違うんだけど。
受付後ろに回り込んで階段を上がる前にちらっと見えた一階は普通にテーブル席が並ぶ元の世界でも見たようなレストランだった。革張りのソファーとか普通に椅子とかも結構いいものそろえてるみたいだったけど。
後、案内してくれた受付役の人に代わって別の茶色の馬種っぽい人が受付に立ってるのも見えた。ちゃんと即座に代わるんだな。そして案内された二階はすべて個室になってるようでいくつかの部屋を通り過ぎて一部屋開けて案内された。
「こちらの部屋でよろしいでしょうか。」
「あぁ、かまわない。キオもいいか?」
「う、うん。」
ドアで区切られた完全な個室は両側4人ずつくらい座れそうなくらい広い。ガロがここでいいっていうんだからいいんだろうけど、おずおずとガロの後に向かい側に座る。
「こちらがメニューになります。お決まりになりましたらそちらのベルを押してください。では失礼いたします。」
大きなメニューを2枚机に置いてドアを閉める動作まで丁寧なまま牛種の給仕さんがちょっとかっこいいと思っちゃったけど、それはさておきメニューを開く。大きさも同じだしガロの開いてるのと同じ内容なんだと思う。
「なんというか、種類が多すぎて悩むな。」
「うん、僕には肉の種類でも結構難しいよ。どの肉がいいのかもわからないし。」
一番メインなのはやっぱり牛系魔物の肉のようで、暴れ牛も扱ってるようだけど双頭牛の肉も扱ってる。それだけじゃなく一本角牛とか雹霧牛とか熱源牛とか名前しか知らないような牛も肉も扱ってる。
「そうだな、双頭牛はやめとけ。まずくはないんだろうが高いわりに肉は堅めだそうだ。熱源牛は一度食べたことがある。暴れ牛よりも上質で柔らかくてうまかったな。」
「おー、そうなんだ。でも牛だけじゃなく豚や鳥もあってほんと悩む。」
「あぁ、そうだな。だが俺は熱源牛の500ステーキセットにする。」
「あ、この数字ってもしかしてグラム?じゃなくって重さ?」
「そうだ、重さだな。円銅輪500と同じ重さだったはずだ。」
「あー、そういう測り方なのね。」
円銅輪は一枚で1輪だったかな、だから500って言い方もそんな変ではない気がする。ただ僕はそんな量は食べれないだろうから一番小さい200でいいかな。見てるうちに豚や鳥も気になったし、ステーキ以外にも丼のようにしたりサイコロにもできるようだけど、お肉はガロと同じのを食べるのが無難かな。
セットだと付け合わせにポテトとブロッコリー、そしてコーン。さらにスープとライスがついてくるようだ。ライスの名称が白米ってなってるけど、まぁそれはいい。でもスープは日替わりスープって書いてある。今日に日替わりは別にはさんであるこれか。絵と説明的にオニオングラタンスープみたいな感じだな。かなりボリューミーになりそう。
「僕は200の熱源牛ステーキに白米だけでいいや。」
「そうか、白米は多めにもできるぞ?あぁでも、もしかしたら普通でもキオには昼だと多いか。少なめというといいと思う。」
「了解。じゃあならすね?」
「ならしたかったのか?いいぞ。」
押しベルをちりんとならす。明らかに下の階層に聞こえてるわけはないから魔道具の一種なんだろう。慣らしたかったって、ちょっと子供っぽかったかな?あんまガロは気にしないでくれたみたいだけど。
「失礼します。ご注文でよろしかったでしょうか。」
「あぁ、たのむ。」
少ししてすぐにドアがノックオンの後にワンテンポおいて開くと、さっきの牛種の人が注文を受けに来てくれた。小さいメモ用紙とペンで書いていくようだ。なんともアナログだけど間違う心配はなくて安心だね。
「お受けいたします。」
「俺に熱源牛の500ステーキセットを一つ、白米大もり、スープも大で頼む。こっちには同じく熱源牛の200ステーキ、白米を少なめでつけてくれ。」
「かしこまりました。お受けいたしました。では出来上がるまでお待ちくださいませ。」
かなり口早にガロが注文しちゃったけど、しっかりメモはとれたようだ。僕のまで注文してくれちゃったのは、ありがたかったかな。あとは料理が来るまでゆったり待たせてもらおう。
大通りをかなり進んだところでようやくそのお店の到着。わかってたけど聖都はかなり広いようだ。王都よりも広い可能性ありそう。王都みたいに周囲を壁で覆われてたりもしないみたいだし、どんどん広がっていってる可能性あるのかも。
「何遠くを見てるんだ?はいるぞ?」
「あ、うん。」
外から見た感じは普通の2階建ての建物で入り口横に垂れ下がった看板にはステーキレストランの文字とステーキの絵、結構上手な絵だけど、まさかステーキ専門店ってわけではないよね?
「いらっしゃいませ。ガロ様ですね。よろしければ二階の個室にご案内いたします。」
「あぁ、頼む。」
中に入ると早々に受付の黒い牛種の人が深々とお辞儀した後にガロを見て即座に二階にと案内してくれた。上は白いシャツ、下は黒いスーツのズボンの給仕服が結構大きめの体系なのに似合ってる。でもステーキレストランに牛種の人って、いや魔物と獣人は全然違うんだけど。
受付後ろに回り込んで階段を上がる前にちらっと見えた一階は普通にテーブル席が並ぶ元の世界でも見たようなレストランだった。革張りのソファーとか普通に椅子とかも結構いいものそろえてるみたいだったけど。
後、案内してくれた受付役の人に代わって別の茶色の馬種っぽい人が受付に立ってるのも見えた。ちゃんと即座に代わるんだな。そして案内された二階はすべて個室になってるようでいくつかの部屋を通り過ぎて一部屋開けて案内された。
「こちらの部屋でよろしいでしょうか。」
「あぁ、かまわない。キオもいいか?」
「う、うん。」
ドアで区切られた完全な個室は両側4人ずつくらい座れそうなくらい広い。ガロがここでいいっていうんだからいいんだろうけど、おずおずとガロの後に向かい側に座る。
「こちらがメニューになります。お決まりになりましたらそちらのベルを押してください。では失礼いたします。」
大きなメニューを2枚机に置いてドアを閉める動作まで丁寧なまま牛種の給仕さんがちょっとかっこいいと思っちゃったけど、それはさておきメニューを開く。大きさも同じだしガロの開いてるのと同じ内容なんだと思う。
「なんというか、種類が多すぎて悩むな。」
「うん、僕には肉の種類でも結構難しいよ。どの肉がいいのかもわからないし。」
一番メインなのはやっぱり牛系魔物の肉のようで、暴れ牛も扱ってるようだけど双頭牛の肉も扱ってる。それだけじゃなく一本角牛とか雹霧牛とか熱源牛とか名前しか知らないような牛も肉も扱ってる。
「そうだな、双頭牛はやめとけ。まずくはないんだろうが高いわりに肉は堅めだそうだ。熱源牛は一度食べたことがある。暴れ牛よりも上質で柔らかくてうまかったな。」
「おー、そうなんだ。でも牛だけじゃなく豚や鳥もあってほんと悩む。」
「あぁ、そうだな。だが俺は熱源牛の500ステーキセットにする。」
「あ、この数字ってもしかしてグラム?じゃなくって重さ?」
「そうだ、重さだな。円銅輪500と同じ重さだったはずだ。」
「あー、そういう測り方なのね。」
円銅輪は一枚で1輪だったかな、だから500って言い方もそんな変ではない気がする。ただ僕はそんな量は食べれないだろうから一番小さい200でいいかな。見てるうちに豚や鳥も気になったし、ステーキ以外にも丼のようにしたりサイコロにもできるようだけど、お肉はガロと同じのを食べるのが無難かな。
セットだと付け合わせにポテトとブロッコリー、そしてコーン。さらにスープとライスがついてくるようだ。ライスの名称が白米ってなってるけど、まぁそれはいい。でもスープは日替わりスープって書いてある。今日に日替わりは別にはさんであるこれか。絵と説明的にオニオングラタンスープみたいな感じだな。かなりボリューミーになりそう。
「僕は200の熱源牛ステーキに白米だけでいいや。」
「そうか、白米は多めにもできるぞ?あぁでも、もしかしたら普通でもキオには昼だと多いか。少なめというといいと思う。」
「了解。じゃあならすね?」
「ならしたかったのか?いいぞ。」
押しベルをちりんとならす。明らかに下の階層に聞こえてるわけはないから魔道具の一種なんだろう。慣らしたかったって、ちょっと子供っぽかったかな?あんまガロは気にしないでくれたみたいだけど。
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