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第三章
山での戦闘
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ついに山を登り始める。1日も登れば森はなくなる。つまりそこからがイービルロックエイプの縄張りでもある。だいたい三日はかかる中腹あたりまでがあいつらの縄張り。
山岳だから一応岩場も多いけど、身を隠し続けるにはちょっと足りないだろう。自然と見つかりやすくなる。猿たちも群れを作って縄張りを持ち合ってるようだけど、その縄張り外にまで向かってくる可能性だってあるそうだ。
もちろん森のこの場所だって縄張り外だけど食料としてのキノコを採りに着たりしてるらしいから出会う可能性もある。魔素感知はしっかり広げたままで進むしかない。多分ガロのほうが先に感づくだろうけど。
「キオ、気を抜くなよ。岩魔法だけじゃない。土属性で地面に潜ってる可能性もある。」
「うん、地面の中にまで魔素感知は届いてる、はず。」
こんなことならモグラやミミズみたいな地面に潜れる魔物と戦って気配を探知できるようになっておけばよかった。地面の中にも広げてるつもりだけどなんていうか土の感覚がありすぎて魔物の気配が着てもわかるかどうか。
「言ってたら猿じゃないが来るぞ。」
「え、どこ?あ、ちょっとだけ動いてるのわかる。細長い?」
別に森林群大狼が来ないからって他の魔物すべてがこのあたりにいないってわけじゃない。地面からくる子の細長い感覚はまさしくミミズ。おそらくマウンテンアースワームだろう。
地面からうにゅりとピンク色の生物が出てくる。あれ、感じしてた感じよりもでかく見える。ただのマウンテンアースワームじゃない、ビックマウンテンアースワームだ!しかもその体をこっちにたたきつけるように振り下ろしてきた!
「キオ、お前が倒してみろ。俺は後ろに下がってみてるぞ・」
「えぇ!?わ、わかった!」
そんなに早くないたたきつけだったので後ろに飛びのいてよけれたけど、ガロはすっごく離れちゃった。ほんとに僕だけで倒せってことらしい。まぁ僕だけで苦戦せず倒せるレベルってことだよね。こんな地域にいるやつなんだけど。
「サンダーガン!」
とりあえず地面に体をたたきつけて動かないのでサンダーガンを一撃放ったけど、体には当たったけど完全にはじかれるように拡散してしまった。ほとんど効いてないっぽい。
「キオ、相手は土の魔物だぞ。もっと強く溜めないとサンダーガンでは打ち抜けないぞ。」
「あっ、なるほど!」
また振りかぶられてきた体をよけながら考える。ここまでの相手だってサンダーガンの効きが悪かったけど、ここまで完全にはじかれたのは相手が土で生活できるよう体全体が土属性みたいになってるんだろう。魔法自体は使えてなくても僕たちの使う魔素纏いと原理は同じなはずだ。
一番使い慣れてて貫いて倒せるサンダーガンだけど、溜めないといけないならこういう一対一ならともかく、複数戦では使えない。つまりこいつはイービルロックエイプの練習だと思った方がいい。
使う魔法を考えなきゃいけない。火も効くには効くだろうけど、僕の乱戦で素早く打ち出すようなファイアガンではちょっと影響力不足になるだろう。なら同じくらい早く打ち出せるようになって影響力もあるこの魔法しかない。
「ダークガン!」
2度目の叩きつけで動きが止まったところにダークガンを打ち込む。ワームがのそりと起き上がり始めたけど、深い紫のような闇の弾丸が当たったところが黒く変色している。だがそのまままた僕のほうにと体をたたきつけてきた。
その動きのせいか、叩きつけた後一気に黒い変色が広がっていった。闇にむしばまれるのは強烈に痛いはずだが、口もないこいつは叫びもせず、ただ動きを鈍らせるだけだった。
そんな隙を逃すはずもなく、変色した箇所を狙い、ショートハンガーで切り裂いた。本来は弾力もあり剣をはじくと書かれていたワームはあっけなく切り裂け、紫色の血を軽く噴き出して絶命した。
「やったな。だが初めから剣でいってもよかったんだぞ?」
「えぇ?僕じゃ切り裂けなかったでしょ?」
「俺の大剣なら切り裂けたがな。」
「もう!」
確かにガロならこんな緩い動きの奴一撃で切り裂いて終わりだっただろう。イービルロックエイプはこんな動きじゃないのもわかってる。しかも集団相手だ、ダークガンを当てるのも苦労するだろう。
「まぁわかってるならいい。確実に邪悪岩猿とは戦うことになる。どのくらいの集団化はわからないが、キオにも行くのは間違いないだろう。」
「うん、わかってる。もし倒せるようじゃなくても、耐えはできるよ。」
「そうだな。」
受け流しに魔素纏いと実は防御面を重視にガロに鍛えられたわけだ。まぁガロも僕が一人で守り切れる防御があればのびのび戦いやすいだろうからその面はわかってる。それにそのおかげで森林群大狼にかまれても平気だったわけだし。
問題はイービルロックエイプがそれ以上の相手だってことなんだよね。岩魔法も個体差はあれどそこそこいろんな種類使ってくるみたいだし。ただの肉弾戦とはいかないよね。
山岳だから一応岩場も多いけど、身を隠し続けるにはちょっと足りないだろう。自然と見つかりやすくなる。猿たちも群れを作って縄張りを持ち合ってるようだけど、その縄張り外にまで向かってくる可能性だってあるそうだ。
もちろん森のこの場所だって縄張り外だけど食料としてのキノコを採りに着たりしてるらしいから出会う可能性もある。魔素感知はしっかり広げたままで進むしかない。多分ガロのほうが先に感づくだろうけど。
「キオ、気を抜くなよ。岩魔法だけじゃない。土属性で地面に潜ってる可能性もある。」
「うん、地面の中にまで魔素感知は届いてる、はず。」
こんなことならモグラやミミズみたいな地面に潜れる魔物と戦って気配を探知できるようになっておけばよかった。地面の中にも広げてるつもりだけどなんていうか土の感覚がありすぎて魔物の気配が着てもわかるかどうか。
「言ってたら猿じゃないが来るぞ。」
「え、どこ?あ、ちょっとだけ動いてるのわかる。細長い?」
別に森林群大狼が来ないからって他の魔物すべてがこのあたりにいないってわけじゃない。地面からくる子の細長い感覚はまさしくミミズ。おそらくマウンテンアースワームだろう。
地面からうにゅりとピンク色の生物が出てくる。あれ、感じしてた感じよりもでかく見える。ただのマウンテンアースワームじゃない、ビックマウンテンアースワームだ!しかもその体をこっちにたたきつけるように振り下ろしてきた!
「キオ、お前が倒してみろ。俺は後ろに下がってみてるぞ・」
「えぇ!?わ、わかった!」
そんなに早くないたたきつけだったので後ろに飛びのいてよけれたけど、ガロはすっごく離れちゃった。ほんとに僕だけで倒せってことらしい。まぁ僕だけで苦戦せず倒せるレベルってことだよね。こんな地域にいるやつなんだけど。
「サンダーガン!」
とりあえず地面に体をたたきつけて動かないのでサンダーガンを一撃放ったけど、体には当たったけど完全にはじかれるように拡散してしまった。ほとんど効いてないっぽい。
「キオ、相手は土の魔物だぞ。もっと強く溜めないとサンダーガンでは打ち抜けないぞ。」
「あっ、なるほど!」
また振りかぶられてきた体をよけながら考える。ここまでの相手だってサンダーガンの効きが悪かったけど、ここまで完全にはじかれたのは相手が土で生活できるよう体全体が土属性みたいになってるんだろう。魔法自体は使えてなくても僕たちの使う魔素纏いと原理は同じなはずだ。
一番使い慣れてて貫いて倒せるサンダーガンだけど、溜めないといけないならこういう一対一ならともかく、複数戦では使えない。つまりこいつはイービルロックエイプの練習だと思った方がいい。
使う魔法を考えなきゃいけない。火も効くには効くだろうけど、僕の乱戦で素早く打ち出すようなファイアガンではちょっと影響力不足になるだろう。なら同じくらい早く打ち出せるようになって影響力もあるこの魔法しかない。
「ダークガン!」
2度目の叩きつけで動きが止まったところにダークガンを打ち込む。ワームがのそりと起き上がり始めたけど、深い紫のような闇の弾丸が当たったところが黒く変色している。だがそのまままた僕のほうにと体をたたきつけてきた。
その動きのせいか、叩きつけた後一気に黒い変色が広がっていった。闇にむしばまれるのは強烈に痛いはずだが、口もないこいつは叫びもせず、ただ動きを鈍らせるだけだった。
そんな隙を逃すはずもなく、変色した箇所を狙い、ショートハンガーで切り裂いた。本来は弾力もあり剣をはじくと書かれていたワームはあっけなく切り裂け、紫色の血を軽く噴き出して絶命した。
「やったな。だが初めから剣でいってもよかったんだぞ?」
「えぇ?僕じゃ切り裂けなかったでしょ?」
「俺の大剣なら切り裂けたがな。」
「もう!」
確かにガロならこんな緩い動きの奴一撃で切り裂いて終わりだっただろう。イービルロックエイプはこんな動きじゃないのもわかってる。しかも集団相手だ、ダークガンを当てるのも苦労するだろう。
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