51 / 97
第五十一話 汚い手で触るな
しおりを挟む
■マグナス視点■
今日は、憎きエリシアとサイラスに復讐できる、待ちに待った日。指定した会場で優雅に待つ私は、愛する妻のヘレナと共に、約束の時間が来るのを待っていた。
周りには、私が事前に呼んだ貴族達が、楽しそうに会話をしながら過ごしている。
今日はパーティーというわけではないが、面白いものを見せるという話を広めたところ、興味を持った貴族が、こうして来ているのだ。
貴族というのは、他人の不幸を好む者が多い。それが何よりも簡単に、そして面白い娯楽だからだ。かくいう私も、人が不幸になるのを見るのは、楽しくて仕方がない。
「マグナス様、あいつら全然来ないですけど、どうしたのかしら?」
「さあな」
事情を知らないヘレナは、私に甘えるようにくっつきながら問いかけてきた。
ふん、あいつらは絶対に時間に間に合わない。なにせ、私が金で雇ったごろつき達に、妨害するように仕向けたのだからな。頑張って向かっても間に合わず、笑い者になるという寸法よ。
まあ、ここまでせずに、私のギルドが作った薬で完膚なきまで打ちのめせばいいのだが、情報によると、奴らも質の良い薬を作ったそうだ。
私が負けるなんてことは、天地がひっくり返ってもありえないが、万が一が無いとも言い切れない。確実に勝てる方法を選ぶのは、当然だろう?
「くくくっ……」
駄目だな、今日ここで復讐が出来ると思うと、笑いが抑えきれん。早くあの二人が、大衆の前で恥をかくところが、見たくて見たくて仕方がない!
……ふぅ、女でも見て心を落ち着かせようではないか。とはいっても、今回来た貴族の女共は、既に何度も会っているし、一夜を過ごした者もいて、新鮮味がない。
こういう時は、一緒に来ている使用人を見るのが一番良い。ああいう連中は、立場が弱いのもあって、簡単に言うことを聞かせられる。主人である貴族には、事前でも事後でもいいから、金を持って話を通せばいいだけだからな。
そんな連中と一夜を楽しむために、今のうちに品定めをしておかなければな。
「あの、あなた方が用意した薬は、本当に効くのですか?」
「当然だ。あと、依頼人だからといって、気軽に話しかけるな。弁えろ」
「失礼ですが、私は家族の身がかかっております。疑うのは当然です」
この小娘、何か知っていそうだが、相手をするのも面倒だ。適当にあしらって終わりだ。
まあ、別に構ってやってもいいのだけどな。なにせ、私は価値を確信している。このままいけば、あいつらは不戦敗……仕事を投げ出し、遅刻までするという話をばらまきまくって、評判をがた落ちさせてやろう!
――そう思っていたのだが……突然会場のドアが開いた。そこに立っていたのは、憎きエリシアとサイラスだった。
****
会場に入って早々に、私は懐中時計で時間を確認すると、時間はあと一分を指していた。どうやら、ギリギリ間に合ったみたいだわ。
「本当にありがとう、サイラス様。あとは私に任せて、何かあった時のために休んでおいて」
我ながら物騒なことを言っている自覚はある。しかし、相手がマグナス様なのだから、どんな手を使うかわからない。それがもし武力なら、サイラス様に頼るしかない。
「両者出揃いましたので、これより始めたいと思います」
司会を務めるメアリー様の言葉に、拍手の雨が降り注ぐ中、私はマグナス様を睨みつける。
散々私にしてきた酷いことや、今回の件で散々妨害したこと、グリムベアのこと……多くに怒りや憎しみを込めてね。
「今回、薬の効果を確認するために、無関係の薬師ギルドにお願いをして、お父様から血液と病気の原因である菌を採取し、このガラス板に付着させてあります。それと、このマウスは事前に菌を投与して感染させ、その後にいただいた薬を投与してあります。この二つの結果を元に、私の方でどちらが優れているかを判断させていただきます」
まだ幼いのに、ハキハキと喋るメアリー様の姿は、本当に立派なものだわ。
「ではまず、薬を直接投与した時の場合は……」
メアリー様に促された私は、ガラス板に薬を一滴垂らし、すぐに反応を協力してくれたギルドの人に見せた。
「すごい、さっきまで動いてた菌が、全然動きません!」
まだルーイン病の薬が無いのに、効果がとても高いという結果に、会場のお客さんである貴族達が、動揺の声を上げていてた。
……改めて冷静に考えると、ここにいる人は何をしに来たのかしら? ただの暇人?
「ば、馬鹿な……あれだけ高品質の薬を作るだなんて……だ、だが我々の薬だって!」
次に、マグナス様が用意した薬を、ガラス板に垂らしてから確認をされるが、あまり優れない表情だった。
「動きは鈍化しますけど、それだけですね。あれでは延命にしかならないかと……」
「ぐぐっ……そ、それならあいつらの薬だって、強すぎて副作用が出るに決まっている!」
かもしれない、じゃなくて、決まっているというなんて、よほど私達の薬に文句を言いたいのね。
そうやって、もっと頭を振り絞って、振り絞って……ほら、何か考えないと? また惨めな負けになっちゃいますよ? マグナス様?
「数日前に投与されたマウスなのです。ご覧ください」
事前に準備された二匹のマウスは、片方がとても元気で、もう片方は痩せてて元気がない。これはもう、勝利がどちらかは明白だわ。
「なっ……馬鹿な! 部下はちゃんと治るから大丈夫と言っていたのに!?」
「そうやって、他人に仕事を押し付けて、自分は豪勢に女と遊んで、足を引っ張ることだけは一人前。そんなあなたなんかに、負けるわけがないわ!」
「うぐっ……き、貴様ぁ……!」
「決まりですね。私、メアリーはこの勝負は、サイラスのギルドの勝利と判断します。これに同意のお客様は、盛大な拍手を!」
勝利宣言から間もなく、周りの人達は、拍手の雨を降らせてくれた。
……よかった、私達は勝ったんだ。あはは、今度こそ休んでもいいかな……?
「エリシア!」
体中から力が抜けて、立っていられなくなってしまったけど、サイラス様がしっかりと受け止めてくれた。
そんなことをしている間に、段々と拍手は止み……ヒソヒソと声が聞こえてきた。それは、マグナス様への嘲笑、そして憐れむものだった。
あの大手ギルドでの負けるのは恥ずかしいとか、女ばかり追いかけてるからとか、メンバーを大切にしないとか、製薬を丸投げにして遊び歩いているとか……まあマグナス様のことに関して、色々と出てきた。
ちなみに、この場にはいられなくなったのか、ヘレナ様は既に会場からいなくなっていた。
それでもめげずに残っていたサイラス様は、ブツブツと何か言いながら、先程の勝負に使った机の前に立った。
「馬鹿な……この私が、一度ならず二度までも……エリシア……サイラス……絶対に許さないからな!!
「あら、良い顔をするじゃないの。おかげで、私の気分が少し晴れたわ」
「私の所有物の分際で……! そうだ、こんなものがあるから……くそっ……くそっ! くそがぁぁぁぁぁぁ!!」
血走った目の先には、私達が作ってきた薬が入った瓶がある。このままでは、せっかく作ったの割られてしまう!
そう思ったのも束の間。サイラス様の手刀がマグナス様の首に刺さり、そのまま気絶させてしまった。
「エリシアやみんなの努力の結晶を、その汚らしい手で触るな」
さ、さすがは武術を学んでるだけあるわ……格好いい。
なんにせよ、私達は勝ったんだ。あの汚いことばかりをしているマグナス様に、今回も勝てたんだ!
今日は、憎きエリシアとサイラスに復讐できる、待ちに待った日。指定した会場で優雅に待つ私は、愛する妻のヘレナと共に、約束の時間が来るのを待っていた。
周りには、私が事前に呼んだ貴族達が、楽しそうに会話をしながら過ごしている。
今日はパーティーというわけではないが、面白いものを見せるという話を広めたところ、興味を持った貴族が、こうして来ているのだ。
貴族というのは、他人の不幸を好む者が多い。それが何よりも簡単に、そして面白い娯楽だからだ。かくいう私も、人が不幸になるのを見るのは、楽しくて仕方がない。
「マグナス様、あいつら全然来ないですけど、どうしたのかしら?」
「さあな」
事情を知らないヘレナは、私に甘えるようにくっつきながら問いかけてきた。
ふん、あいつらは絶対に時間に間に合わない。なにせ、私が金で雇ったごろつき達に、妨害するように仕向けたのだからな。頑張って向かっても間に合わず、笑い者になるという寸法よ。
まあ、ここまでせずに、私のギルドが作った薬で完膚なきまで打ちのめせばいいのだが、情報によると、奴らも質の良い薬を作ったそうだ。
私が負けるなんてことは、天地がひっくり返ってもありえないが、万が一が無いとも言い切れない。確実に勝てる方法を選ぶのは、当然だろう?
「くくくっ……」
駄目だな、今日ここで復讐が出来ると思うと、笑いが抑えきれん。早くあの二人が、大衆の前で恥をかくところが、見たくて見たくて仕方がない!
……ふぅ、女でも見て心を落ち着かせようではないか。とはいっても、今回来た貴族の女共は、既に何度も会っているし、一夜を過ごした者もいて、新鮮味がない。
こういう時は、一緒に来ている使用人を見るのが一番良い。ああいう連中は、立場が弱いのもあって、簡単に言うことを聞かせられる。主人である貴族には、事前でも事後でもいいから、金を持って話を通せばいいだけだからな。
そんな連中と一夜を楽しむために、今のうちに品定めをしておかなければな。
「あの、あなた方が用意した薬は、本当に効くのですか?」
「当然だ。あと、依頼人だからといって、気軽に話しかけるな。弁えろ」
「失礼ですが、私は家族の身がかかっております。疑うのは当然です」
この小娘、何か知っていそうだが、相手をするのも面倒だ。適当にあしらって終わりだ。
まあ、別に構ってやってもいいのだけどな。なにせ、私は価値を確信している。このままいけば、あいつらは不戦敗……仕事を投げ出し、遅刻までするという話をばらまきまくって、評判をがた落ちさせてやろう!
――そう思っていたのだが……突然会場のドアが開いた。そこに立っていたのは、憎きエリシアとサイラスだった。
****
会場に入って早々に、私は懐中時計で時間を確認すると、時間はあと一分を指していた。どうやら、ギリギリ間に合ったみたいだわ。
「本当にありがとう、サイラス様。あとは私に任せて、何かあった時のために休んでおいて」
我ながら物騒なことを言っている自覚はある。しかし、相手がマグナス様なのだから、どんな手を使うかわからない。それがもし武力なら、サイラス様に頼るしかない。
「両者出揃いましたので、これより始めたいと思います」
司会を務めるメアリー様の言葉に、拍手の雨が降り注ぐ中、私はマグナス様を睨みつける。
散々私にしてきた酷いことや、今回の件で散々妨害したこと、グリムベアのこと……多くに怒りや憎しみを込めてね。
「今回、薬の効果を確認するために、無関係の薬師ギルドにお願いをして、お父様から血液と病気の原因である菌を採取し、このガラス板に付着させてあります。それと、このマウスは事前に菌を投与して感染させ、その後にいただいた薬を投与してあります。この二つの結果を元に、私の方でどちらが優れているかを判断させていただきます」
まだ幼いのに、ハキハキと喋るメアリー様の姿は、本当に立派なものだわ。
「ではまず、薬を直接投与した時の場合は……」
メアリー様に促された私は、ガラス板に薬を一滴垂らし、すぐに反応を協力してくれたギルドの人に見せた。
「すごい、さっきまで動いてた菌が、全然動きません!」
まだルーイン病の薬が無いのに、効果がとても高いという結果に、会場のお客さんである貴族達が、動揺の声を上げていてた。
……改めて冷静に考えると、ここにいる人は何をしに来たのかしら? ただの暇人?
「ば、馬鹿な……あれだけ高品質の薬を作るだなんて……だ、だが我々の薬だって!」
次に、マグナス様が用意した薬を、ガラス板に垂らしてから確認をされるが、あまり優れない表情だった。
「動きは鈍化しますけど、それだけですね。あれでは延命にしかならないかと……」
「ぐぐっ……そ、それならあいつらの薬だって、強すぎて副作用が出るに決まっている!」
かもしれない、じゃなくて、決まっているというなんて、よほど私達の薬に文句を言いたいのね。
そうやって、もっと頭を振り絞って、振り絞って……ほら、何か考えないと? また惨めな負けになっちゃいますよ? マグナス様?
「数日前に投与されたマウスなのです。ご覧ください」
事前に準備された二匹のマウスは、片方がとても元気で、もう片方は痩せてて元気がない。これはもう、勝利がどちらかは明白だわ。
「なっ……馬鹿な! 部下はちゃんと治るから大丈夫と言っていたのに!?」
「そうやって、他人に仕事を押し付けて、自分は豪勢に女と遊んで、足を引っ張ることだけは一人前。そんなあなたなんかに、負けるわけがないわ!」
「うぐっ……き、貴様ぁ……!」
「決まりですね。私、メアリーはこの勝負は、サイラスのギルドの勝利と判断します。これに同意のお客様は、盛大な拍手を!」
勝利宣言から間もなく、周りの人達は、拍手の雨を降らせてくれた。
……よかった、私達は勝ったんだ。あはは、今度こそ休んでもいいかな……?
「エリシア!」
体中から力が抜けて、立っていられなくなってしまったけど、サイラス様がしっかりと受け止めてくれた。
そんなことをしている間に、段々と拍手は止み……ヒソヒソと声が聞こえてきた。それは、マグナス様への嘲笑、そして憐れむものだった。
あの大手ギルドでの負けるのは恥ずかしいとか、女ばかり追いかけてるからとか、メンバーを大切にしないとか、製薬を丸投げにして遊び歩いているとか……まあマグナス様のことに関して、色々と出てきた。
ちなみに、この場にはいられなくなったのか、ヘレナ様は既に会場からいなくなっていた。
それでもめげずに残っていたサイラス様は、ブツブツと何か言いながら、先程の勝負に使った机の前に立った。
「馬鹿な……この私が、一度ならず二度までも……エリシア……サイラス……絶対に許さないからな!!
「あら、良い顔をするじゃないの。おかげで、私の気分が少し晴れたわ」
「私の所有物の分際で……! そうだ、こんなものがあるから……くそっ……くそっ! くそがぁぁぁぁぁぁ!!」
血走った目の先には、私達が作ってきた薬が入った瓶がある。このままでは、せっかく作ったの割られてしまう!
そう思ったのも束の間。サイラス様の手刀がマグナス様の首に刺さり、そのまま気絶させてしまった。
「エリシアやみんなの努力の結晶を、その汚らしい手で触るな」
さ、さすがは武術を学んでるだけあるわ……格好いい。
なんにせよ、私達は勝ったんだ。あの汚いことばかりをしているマグナス様に、今回も勝てたんだ!
254
あなたにおすすめの小説
正妃として教育された私が「側妃にする」と言われたので。
水垣するめ
恋愛
主人公、ソフィア・ウィリアムズ公爵令嬢は生まれてからずっと正妃として迎え入れられるべく教育されてきた。
王子の補佐が出来るように、遊ぶ暇もなく教育されて自由がなかった。
しかしある日王子は突然平民の女性を連れてきて「彼女を正妃にする!」と宣言した。
ソフィアは「私はどうなるのですか?」と問うと、「お前は側妃だ」と言ってきて……。
今まで費やされた時間や努力のことを訴えるが王子は「お前は自分のことばかりだな!」と逆に怒った。
ソフィアは王子に愛想を尽かし、婚約破棄をすることにする。
焦った王子は何とか引き留めようとするがソフィアは聞く耳を持たずに王子の元を去る。
それから間もなく、ソフィアへの仕打ちを知った周囲からライアンは非難されることとなる。
※小説になろうでも投稿しています。
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
家の全仕事を請け負っていた私ですが「無能はいらない!」と追放されました。
水垣するめ
恋愛
主人公のミア・スコットは幼い頃から家の仕事をさせられていた。
兄と妹が優秀すぎたため、ミアは「無能」とレッテルが貼られていた。
しかし幼い頃から仕事を行ってきたミアは仕事の腕が鍛えられ、とても優秀になっていた。
それは公爵家の仕事を一人で回せるくらいに。
だが最初からミアを見下している両親や兄と妹はそれには気づかない。
そしてある日、とうとうミアを家から追い出してしまう。
自由になったミアは人生を謳歌し始める。
それと対象的に、ミアを追放したスコット家は仕事が回らなくなり没落していく……。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
婚約破棄?悪役令嬢の復讐は爆速で。
ハチワレ
恋愛
「リリム・フォン・アスタロト! 貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの最中、婚約者である王太子エリオットから身に覚えのない罪を突きつけられた公爵令嬢リリム。隣には「真実の愛」を語るマシュマロ系男爵令嬢シャーリーの姿。
普通の令嬢なら泣き崩れる場面――だが、リリムは違った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる