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第四十九話 対面
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同日の夜、私とブラハルト様は、ルミス様をはじめとした、数名の騎士団のお方と共に、城下町から随分と離れた場所にある地域、クリムへとやってきた。
ここの来る前に、ブラハルト様から詳しく話を聞いていたとはいえ、こんなにひどい場所だとは思わなかった。
町中にゴミは散乱しているし、そこらで喧嘩をしているし、路上で寝ているお方もいるし、ずっとブツブツ独り言を言っている人もいるし、怪しい取引の現場まで目撃してしまった。
酷い生活をしていたとはいえ、生まれも育ちも貴族である私には、この町の光景はあまりにも耐えがたいものだ。
「こんな危険な町に、エルミーユを連れてくることになるとはな……今からでも、屋敷に帰ってもいいからな」
遠回しに帰るように促されても、私は小さく首を横に振った。
実はここに来る前に、ブラハルト様に私は屋敷に残るように言われた。
ブラハルト様曰く、危険な場所に私を連れて行って、みすみす危険に晒すような真似をしたくないとのことだ。
でも、私はブラハルト様を説得し、ルミス様と必ず一緒に行動することを条件に、渋々ここに連れて来てもらった。
私が来たところで、邪魔になるのは分かっていたけど、今回の件には私の家が大きく関わっているというのに、自分だけのうのうと安全な所で待っているなんて、出来なかったの。
「大丈夫ですわ、ブラハルト様。ルミス様達が来てくださってますもの。それに……ブラハルト様がいれば、私はどこにいても安心して過ごせます」
「エルミーユ……」
ブラハルト様に心配をかけないように、そして自分の正直な気持ちを伝えるために、手をギュッと掴みながら伝える。
実際に、こんな危ない場所にいるというのに、恐怖は一切感じていない。実家での生活のおかげで、普通よりも肝がすわっているのかもしれないわね。
「それよりも、作戦がうまくいくことを祈りましょう」
「そういうこった! ほれ、あそこが例の小屋だ!」
私達は、この町で一番人気が少なく、かつ一番危険な地域にある壊れた小屋に入ると、手ごろな場所に隠れた。
私が口にした作戦とは、ルミス様の部下の一人がシュークリーム様の客を装い、仕事の話をする体でここに誘導して捕まえるというものだ。
ちなみに、既にシュークリーム様がこの町にいることは、ルミス様が調査済みだ。
シュークリーム様は、夜になるとクリムで一番大きな酒場にやって来て、酒を飲んでいるそうだ。
ワーズ家に通える範囲にいるという私の予想は、見事に的中したということね。
「…………」
ホコリっぽいせいで咳き込みそうになるのを我慢して待っていると、ルミス様の部下のお方が、一人の男性を連れて小屋に入ってきた。
間違いない、私がイリチェ村と襲われた時に見たお方だわ!
でも、随分と顔が赤いわね……それに、このお酒の匂い……少し離れている私にもわかるくらい、お酒を飲んできた後なのね。
「こんな人気の少ない場所に連れてくるとは、よほどの仕事か?」
「ああ。あんたに頼みたいのは、麻薬の密売と殺人だ。報酬は半分前払い、残りは完遂したら支払う」
ルミス様の部下のお方は、持っていた大きな麻袋を開き、シュークリーム様に中身を見せる。中には、事前にブラハルト様が用意した、沢山のお金が入っている。
……部下のお方、随分と迫力があるわね……演技だとわかっているのに、凄みを感じさせられる。あれも騎士としての訓練を積んでるからなのかしら?
「随分と色を付けたな。相場の倍はあるじゃねえか。ここに来る前も酒を奢ったりして、随分と羽振りがいいが……何か企んでるんじゃねえだろうな?」
「まさか、そんなこと――」
そこで一旦言葉を止めると、スッと右手を上げる。
その合図を見た私達は、実行犯の男性が逃げられないように、一瞬で取り囲んだ。
「がははははっ! 久しぶりだな!」
「貴様はルミス・ガルシア!? それに、エルミーユ・アルスターにブラハルト・アルスターまで!? どうしててめえらが……!? くそっ!」
シュークリーム様は、急いでその場から逃げようとしたけど、その場でガクンっと膝が折れてしまった。
「どうやら薬が回ってきたようだな。あなたがたらふく飲んだ酒には、薬が混ぜられていてね。その効果で、体に思うように力が入らないだろう?」
「い、いつの間に……俺に話しかけてきたこいつの行動は、逐一見ていたが……そんな動きはなかったはず」
「あたりめーだろ。事前にあの酒場のマスターに、今日の夜にお前へ出す酒にだけ、薬を盛るように伝えておいたからな!」
「ちっ……国家の犬が、買収に薬とはな……卑怯な真似を」
卑怯って……自分のことは棚に上げて、似たようなことをされて悪態をつくなんて、なんて救いようのないお方なのかしら。
「……どうして俺の元に辿り着けた?」
「イリチェ村でお見かけしたことを覚えておりました。その後、襲われた時に、意識を失う寸前にあなたの顔を見て、同一人物だとわかりました」
「バカな、あの薬には睡眠効果と、記憶があいまいになる効果の配合がされているのに……」
「これが証拠ですわ」
私は、ブラハルト様が描いた似顔絵を見せると、シュークリーム様は、確かにこれは俺だ……と、悔しそうにつぶやいた。
「イリチェ村で見られたのは、完全に俺の落ち度だが……まさか襲った時に覚えられていたのは、完全に誤算だったな」
「ふっ、天下のシュークリームも、こうなったら可愛げがあるな!」
「シュークリーム……? 俺はシュムゲだ。これだから筋肉馬鹿は……」
しゅ、シュークリーム様じゃなくて、シュムゲ様……? 最初の一文字しかあってないじゃないの! ルミス様ってば、いくら甘いものが好きだからって、シュムゲをシュークリームに間違えるのは、どうかと思うわよ!?
「それでどうする? 俺を捕まえるか? それとも報復でもするか?」
「いや、俺達はそんな話をしに来たのではない。仕事の話をしに来た」
ブラハルト様がそう言うと、ここにシュムゲ様を連れて来てくれた、部下のお方から袋を預かると、袋をシュムゲ様の前に置いた。
「仕事、ね……俺がてめえらにやったことを知った上で、仕事の依頼とはな。一応聞くだけ聞かせろ」
「ファソン……いや、俺の兄上であるエドガー・アルスターと、ワーズ家を裏切って、俺達に協力してほしい」
ここの来る前に、ブラハルト様から詳しく話を聞いていたとはいえ、こんなにひどい場所だとは思わなかった。
町中にゴミは散乱しているし、そこらで喧嘩をしているし、路上で寝ているお方もいるし、ずっとブツブツ独り言を言っている人もいるし、怪しい取引の現場まで目撃してしまった。
酷い生活をしていたとはいえ、生まれも育ちも貴族である私には、この町の光景はあまりにも耐えがたいものだ。
「こんな危険な町に、エルミーユを連れてくることになるとはな……今からでも、屋敷に帰ってもいいからな」
遠回しに帰るように促されても、私は小さく首を横に振った。
実はここに来る前に、ブラハルト様に私は屋敷に残るように言われた。
ブラハルト様曰く、危険な場所に私を連れて行って、みすみす危険に晒すような真似をしたくないとのことだ。
でも、私はブラハルト様を説得し、ルミス様と必ず一緒に行動することを条件に、渋々ここに連れて来てもらった。
私が来たところで、邪魔になるのは分かっていたけど、今回の件には私の家が大きく関わっているというのに、自分だけのうのうと安全な所で待っているなんて、出来なかったの。
「大丈夫ですわ、ブラハルト様。ルミス様達が来てくださってますもの。それに……ブラハルト様がいれば、私はどこにいても安心して過ごせます」
「エルミーユ……」
ブラハルト様に心配をかけないように、そして自分の正直な気持ちを伝えるために、手をギュッと掴みながら伝える。
実際に、こんな危ない場所にいるというのに、恐怖は一切感じていない。実家での生活のおかげで、普通よりも肝がすわっているのかもしれないわね。
「それよりも、作戦がうまくいくことを祈りましょう」
「そういうこった! ほれ、あそこが例の小屋だ!」
私達は、この町で一番人気が少なく、かつ一番危険な地域にある壊れた小屋に入ると、手ごろな場所に隠れた。
私が口にした作戦とは、ルミス様の部下の一人がシュークリーム様の客を装い、仕事の話をする体でここに誘導して捕まえるというものだ。
ちなみに、既にシュークリーム様がこの町にいることは、ルミス様が調査済みだ。
シュークリーム様は、夜になるとクリムで一番大きな酒場にやって来て、酒を飲んでいるそうだ。
ワーズ家に通える範囲にいるという私の予想は、見事に的中したということね。
「…………」
ホコリっぽいせいで咳き込みそうになるのを我慢して待っていると、ルミス様の部下のお方が、一人の男性を連れて小屋に入ってきた。
間違いない、私がイリチェ村と襲われた時に見たお方だわ!
でも、随分と顔が赤いわね……それに、このお酒の匂い……少し離れている私にもわかるくらい、お酒を飲んできた後なのね。
「こんな人気の少ない場所に連れてくるとは、よほどの仕事か?」
「ああ。あんたに頼みたいのは、麻薬の密売と殺人だ。報酬は半分前払い、残りは完遂したら支払う」
ルミス様の部下のお方は、持っていた大きな麻袋を開き、シュークリーム様に中身を見せる。中には、事前にブラハルト様が用意した、沢山のお金が入っている。
……部下のお方、随分と迫力があるわね……演技だとわかっているのに、凄みを感じさせられる。あれも騎士としての訓練を積んでるからなのかしら?
「随分と色を付けたな。相場の倍はあるじゃねえか。ここに来る前も酒を奢ったりして、随分と羽振りがいいが……何か企んでるんじゃねえだろうな?」
「まさか、そんなこと――」
そこで一旦言葉を止めると、スッと右手を上げる。
その合図を見た私達は、実行犯の男性が逃げられないように、一瞬で取り囲んだ。
「がははははっ! 久しぶりだな!」
「貴様はルミス・ガルシア!? それに、エルミーユ・アルスターにブラハルト・アルスターまで!? どうしててめえらが……!? くそっ!」
シュークリーム様は、急いでその場から逃げようとしたけど、その場でガクンっと膝が折れてしまった。
「どうやら薬が回ってきたようだな。あなたがたらふく飲んだ酒には、薬が混ぜられていてね。その効果で、体に思うように力が入らないだろう?」
「い、いつの間に……俺に話しかけてきたこいつの行動は、逐一見ていたが……そんな動きはなかったはず」
「あたりめーだろ。事前にあの酒場のマスターに、今日の夜にお前へ出す酒にだけ、薬を盛るように伝えておいたからな!」
「ちっ……国家の犬が、買収に薬とはな……卑怯な真似を」
卑怯って……自分のことは棚に上げて、似たようなことをされて悪態をつくなんて、なんて救いようのないお方なのかしら。
「……どうして俺の元に辿り着けた?」
「イリチェ村でお見かけしたことを覚えておりました。その後、襲われた時に、意識を失う寸前にあなたの顔を見て、同一人物だとわかりました」
「バカな、あの薬には睡眠効果と、記憶があいまいになる効果の配合がされているのに……」
「これが証拠ですわ」
私は、ブラハルト様が描いた似顔絵を見せると、シュークリーム様は、確かにこれは俺だ……と、悔しそうにつぶやいた。
「イリチェ村で見られたのは、完全に俺の落ち度だが……まさか襲った時に覚えられていたのは、完全に誤算だったな」
「ふっ、天下のシュークリームも、こうなったら可愛げがあるな!」
「シュークリーム……? 俺はシュムゲだ。これだから筋肉馬鹿は……」
しゅ、シュークリーム様じゃなくて、シュムゲ様……? 最初の一文字しかあってないじゃないの! ルミス様ってば、いくら甘いものが好きだからって、シュムゲをシュークリームに間違えるのは、どうかと思うわよ!?
「それでどうする? 俺を捕まえるか? それとも報復でもするか?」
「いや、俺達はそんな話をしに来たのではない。仕事の話をしに来た」
ブラハルト様がそう言うと、ここにシュムゲ様を連れて来てくれた、部下のお方から袋を預かると、袋をシュムゲ様の前に置いた。
「仕事、ね……俺がてめえらにやったことを知った上で、仕事の依頼とはな。一応聞くだけ聞かせろ」
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