26 / 82
第二十六話 不愉快な次期国王
しおりを挟む
ハリー様とルーク様が会話を始める前に、まずは挨拶をしようと思い、一歩前に出て頭を下げる。
「ごきげんよう、ハリー様。シャーロット・ベルナールと申します」
「挨拶は不要だ。貴様のことは、パーティーで何度も見かけているからな」
「仰る通りでございますが、ちゃんと挨拶をしたことがございませんでしたので、この場を借りてご挨拶をさせていただきました」
「まったくだ。次期国王の俺様に挨拶に来ないだなんて、どれだけ失礼なんだ? 俺様は寛大だから許してやるが、普通なら不敬罪で即ギロチンだぞ」
「大変申し訳ございません」
自分が次の王だと思っているからなのか、言葉の節々から偉そうな態度が見え隠れする。まるでお父様と会話しているみたいで、正直不快だ。
そもそも、挨拶はしたくてもお父様に止められていたのだから、どうしようもなかった。まあ、それを説明しても時間の無駄だろうから、適当に謝って乗り切ることにした。
「まあ、それもしかたがないか。これでも俺様は情報通でね。昨日の火事についても知っている。それで、なぜ貴様は助かっている?」
もうあの火事のことが知れ渡っているのね。巻き込まれた私のことはどう公表しているのかわからないが、変に話に食いつかない方が良さそうだ。
「まあ、貴様が生きてようが死んでようが、どうでもいい。興味がないからな。それよりも、随分と使い物にならない女だそうだな。大方、親に恥だと思われて、挨拶をさせてもらえなかったとかか?」
突然の言葉に驚いていると、ハリー様は更に言葉を続ける。
「まあ、ベルナール家自体が、ただ魔法が出来るだけの人間を輩出しているだけで、鼻が高くなるような馬鹿の集まりだから、その娘も馬鹿になるのは必然か。いや、確か魔法が使えないんだったな? あはは、もはやその辺の石ころの方が価値があるんじゃないかな?」
「…………」
「見た目だって、顔はまあまあだけど、体なんて貧相そのものじゃないか。せめて、もう少しスタイルが良ければ、夜の相手くらいにはしてもよかったんだけどな。兄上、随分と趣味が悪いのですね?」
「は……?」
一応、まともに話したのはこれが初めてだというのに、どれだけ失礼なことを言うのだろうか。百歩譲って私のことは良いが、ルーク様を馬鹿にするだなんて、許せない!
「君がどう思おうと勝手だが……見た目や評判に惑わされて思考が凝り固まるだなんて、本当に愚かだね。次期国王の名が泣いているよ? そんなので、この国を導いていけると思っているのかな?」
「ええ、くだらない妄言を吐きながら、くだらない研究に没頭し、子供だまし程度のくだらない魔法を量産している兄上が国王になるよりかは、幾分かはマシでしょう」
「くだらないですって……!?」
ルーク様は、民の事を想い、自分に力が無くてもどうにかして民を幸せに出来ないか考え、努力しているというのに、それをよりにもよって、くだらないですって……!?
これ以上、黙って聞いてなんていられない。そう思って口を挟もうとした私の肩に、ルーク様の手が優しく乗った。
「君が散々馬鹿にしてきた僕が国王になり、彼女が妃となったら、君はどんな顔で悔しがってくれるのか、今から楽しみで仕方がないよ」
「ええ、ぜひ楽しみにしていてください。そんな未来は絶対に来ませんから。さて、もう少しあなた達とお喋りに興じていたいが、俺様は忙しい身でしてね。そろそろ失礼しますよ」
ハリー様は、すました笑顔で私の横を通って去ろうとする。しかし、突然私の隣で止まると、私の顔を覗き込んできた。
「……なにか」
「ふーん……なるほど。先程の言葉は少し撤回させてもらおう。兄上、あなたがこの女を選んだ理由が、少しだけわかりましたよ。こんな女から、面白い匂いがする」
私に向けられた意地の悪い笑みに、思わず背筋が冷たくなった。
もしかして、ハリー様は私の杖のことに気が付いている? 以前、魔法の才能が凄いと聞いていたし……可能性は大いにある。
「さ……さあ。私には何のことかさっぱりですわ」
「とぼけるのか? まあいいけどさ。それじゃ」
そう言い残して、今度は本当に私達の元を去っていった。
バレたからといって、何かされると決まったわけじゃないけど、気をつけておいて損はないだろう。
「あはは、見苦しいものを見せてごめんよ」
「お気になさらず。でも驚きましたわ……まさか、ルーク様があんなに食ってかかるだなんて」
「君だから言うけど、僕は兄弟達のことを好ましく思っていなくてね。向こうもそれは同じみたいで、顔を合わせるたびに、あんな感じなんだよ」
以前から、弟様達のことをあまり良いように思っていないのは知っていたが、ここまでとは……。
「見ての通り、あんな性格のハリーを王にしたら、この国はどうなってしまうか……考えただけで末恐ろしいよ」
「本当ですわね……ルーク様、絶対に王様になってくださいませ。そのためなら、どんなことでもお手伝いいたしますわ」
「ありがとう、シャーロット。さて、とんだ邪魔が入ってしまったが、改めて城の中を案内するよ。ほら」
「はい……って、ルーク様! その手!」
「ん?」
差し出された手は、真っ赤な赤で染まっていた。その赤の原因の傷と思われる手のひらからは、今もどくどくと溢れ出ている。
「……あぁ……さっきのハリーの言葉で、頂点に達した怒りを少しでも発散させようと、少しだけ手に力を入れたんだけど、思ったよりも強かったみたいだね。あははっ」
「あははじゃないですよ! 早く手当てしないと……バイ菌が入ったら、大変ですよ!」
「シャーロットは大げさだなぁ。この程度、放っておけば明日には治っているよ」
「大げさではありませんわ!」
怪我をした当人であるルーク様は、いつものように笑顔を浮かべている。
このままでは埒が明かない。そう思った私は、怪我をしていない方の手を引っ張り、急いで私のものになる予定の部屋に行くと、部屋の机に置かれていた銀色のベルを鳴らした。
それから間もなく、若い女性の使用人がやってきて、深々と頭を下げた。
「お呼びでしょうか――る、ルーク王子様!? その傷は!?」
「突然お呼びして申し訳ございません。ルーク様が怪我をされてしまったのですが、大丈夫といって聞かなくて……」
「かしこまりました。すぐにお医者様をお呼びいたしますので、少々お待ちください」
これでよし。驚かせてしまったのは申し訳ないけど、ことりあえず手当はしてもらえそうだ。
「やれやれ、シャーロットがまさかここまで強引な手を使ってくるとはね」
「当然ですわ。もし立場が逆でしたら、無理にでも手当てをさせるでしょう?」
「それはもちろん。大切なシャーロットの肌に傷が付くようなことなんて、断じて見逃せないからね」
「それと同じです。私だって、あなたが傷つくのは見たくありませんもの。それに、そんな怪我を放っておいて、研究に支障が出てしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよ?」
「うっ……」
「……でも、怒ってくれたこと……嬉しいです。私のことを怒る人はいても、私のために怒ってくれる人は……お母様だけでしたから」
怪我をしていない方の手をギュッと握り、ボソッと呟く。
ルーク様の優しさも、鼓動も、暖かさも、全てが伝わってくる。こんな心地いいものを知ってしまったら、もう絶対に離せない……ずっと一緒にいたい……そう強く感じた。
「ごきげんよう、ハリー様。シャーロット・ベルナールと申します」
「挨拶は不要だ。貴様のことは、パーティーで何度も見かけているからな」
「仰る通りでございますが、ちゃんと挨拶をしたことがございませんでしたので、この場を借りてご挨拶をさせていただきました」
「まったくだ。次期国王の俺様に挨拶に来ないだなんて、どれだけ失礼なんだ? 俺様は寛大だから許してやるが、普通なら不敬罪で即ギロチンだぞ」
「大変申し訳ございません」
自分が次の王だと思っているからなのか、言葉の節々から偉そうな態度が見え隠れする。まるでお父様と会話しているみたいで、正直不快だ。
そもそも、挨拶はしたくてもお父様に止められていたのだから、どうしようもなかった。まあ、それを説明しても時間の無駄だろうから、適当に謝って乗り切ることにした。
「まあ、それもしかたがないか。これでも俺様は情報通でね。昨日の火事についても知っている。それで、なぜ貴様は助かっている?」
もうあの火事のことが知れ渡っているのね。巻き込まれた私のことはどう公表しているのかわからないが、変に話に食いつかない方が良さそうだ。
「まあ、貴様が生きてようが死んでようが、どうでもいい。興味がないからな。それよりも、随分と使い物にならない女だそうだな。大方、親に恥だと思われて、挨拶をさせてもらえなかったとかか?」
突然の言葉に驚いていると、ハリー様は更に言葉を続ける。
「まあ、ベルナール家自体が、ただ魔法が出来るだけの人間を輩出しているだけで、鼻が高くなるような馬鹿の集まりだから、その娘も馬鹿になるのは必然か。いや、確か魔法が使えないんだったな? あはは、もはやその辺の石ころの方が価値があるんじゃないかな?」
「…………」
「見た目だって、顔はまあまあだけど、体なんて貧相そのものじゃないか。せめて、もう少しスタイルが良ければ、夜の相手くらいにはしてもよかったんだけどな。兄上、随分と趣味が悪いのですね?」
「は……?」
一応、まともに話したのはこれが初めてだというのに、どれだけ失礼なことを言うのだろうか。百歩譲って私のことは良いが、ルーク様を馬鹿にするだなんて、許せない!
「君がどう思おうと勝手だが……見た目や評判に惑わされて思考が凝り固まるだなんて、本当に愚かだね。次期国王の名が泣いているよ? そんなので、この国を導いていけると思っているのかな?」
「ええ、くだらない妄言を吐きながら、くだらない研究に没頭し、子供だまし程度のくだらない魔法を量産している兄上が国王になるよりかは、幾分かはマシでしょう」
「くだらないですって……!?」
ルーク様は、民の事を想い、自分に力が無くてもどうにかして民を幸せに出来ないか考え、努力しているというのに、それをよりにもよって、くだらないですって……!?
これ以上、黙って聞いてなんていられない。そう思って口を挟もうとした私の肩に、ルーク様の手が優しく乗った。
「君が散々馬鹿にしてきた僕が国王になり、彼女が妃となったら、君はどんな顔で悔しがってくれるのか、今から楽しみで仕方がないよ」
「ええ、ぜひ楽しみにしていてください。そんな未来は絶対に来ませんから。さて、もう少しあなた達とお喋りに興じていたいが、俺様は忙しい身でしてね。そろそろ失礼しますよ」
ハリー様は、すました笑顔で私の横を通って去ろうとする。しかし、突然私の隣で止まると、私の顔を覗き込んできた。
「……なにか」
「ふーん……なるほど。先程の言葉は少し撤回させてもらおう。兄上、あなたがこの女を選んだ理由が、少しだけわかりましたよ。こんな女から、面白い匂いがする」
私に向けられた意地の悪い笑みに、思わず背筋が冷たくなった。
もしかして、ハリー様は私の杖のことに気が付いている? 以前、魔法の才能が凄いと聞いていたし……可能性は大いにある。
「さ……さあ。私には何のことかさっぱりですわ」
「とぼけるのか? まあいいけどさ。それじゃ」
そう言い残して、今度は本当に私達の元を去っていった。
バレたからといって、何かされると決まったわけじゃないけど、気をつけておいて損はないだろう。
「あはは、見苦しいものを見せてごめんよ」
「お気になさらず。でも驚きましたわ……まさか、ルーク様があんなに食ってかかるだなんて」
「君だから言うけど、僕は兄弟達のことを好ましく思っていなくてね。向こうもそれは同じみたいで、顔を合わせるたびに、あんな感じなんだよ」
以前から、弟様達のことをあまり良いように思っていないのは知っていたが、ここまでとは……。
「見ての通り、あんな性格のハリーを王にしたら、この国はどうなってしまうか……考えただけで末恐ろしいよ」
「本当ですわね……ルーク様、絶対に王様になってくださいませ。そのためなら、どんなことでもお手伝いいたしますわ」
「ありがとう、シャーロット。さて、とんだ邪魔が入ってしまったが、改めて城の中を案内するよ。ほら」
「はい……って、ルーク様! その手!」
「ん?」
差し出された手は、真っ赤な赤で染まっていた。その赤の原因の傷と思われる手のひらからは、今もどくどくと溢れ出ている。
「……あぁ……さっきのハリーの言葉で、頂点に達した怒りを少しでも発散させようと、少しだけ手に力を入れたんだけど、思ったよりも強かったみたいだね。あははっ」
「あははじゃないですよ! 早く手当てしないと……バイ菌が入ったら、大変ですよ!」
「シャーロットは大げさだなぁ。この程度、放っておけば明日には治っているよ」
「大げさではありませんわ!」
怪我をした当人であるルーク様は、いつものように笑顔を浮かべている。
このままでは埒が明かない。そう思った私は、怪我をしていない方の手を引っ張り、急いで私のものになる予定の部屋に行くと、部屋の机に置かれていた銀色のベルを鳴らした。
それから間もなく、若い女性の使用人がやってきて、深々と頭を下げた。
「お呼びでしょうか――る、ルーク王子様!? その傷は!?」
「突然お呼びして申し訳ございません。ルーク様が怪我をされてしまったのですが、大丈夫といって聞かなくて……」
「かしこまりました。すぐにお医者様をお呼びいたしますので、少々お待ちください」
これでよし。驚かせてしまったのは申し訳ないけど、ことりあえず手当はしてもらえそうだ。
「やれやれ、シャーロットがまさかここまで強引な手を使ってくるとはね」
「当然ですわ。もし立場が逆でしたら、無理にでも手当てをさせるでしょう?」
「それはもちろん。大切なシャーロットの肌に傷が付くようなことなんて、断じて見逃せないからね」
「それと同じです。私だって、あなたが傷つくのは見たくありませんもの。それに、そんな怪我を放っておいて、研究に支障が出てしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよ?」
「うっ……」
「……でも、怒ってくれたこと……嬉しいです。私のことを怒る人はいても、私のために怒ってくれる人は……お母様だけでしたから」
怪我をしていない方の手をギュッと握り、ボソッと呟く。
ルーク様の優しさも、鼓動も、暖かさも、全てが伝わってくる。こんな心地いいものを知ってしまったら、もう絶対に離せない……ずっと一緒にいたい……そう強く感じた。
30
あなたにおすすめの小説
お姉さまが家を出て行き、婚約者を譲られました
さこの
恋愛
姉は優しく美しい。姉の名前はアリシア私の名前はフェリシア
姉の婚約者は第三王子
お茶会をすると一緒に来てと言われる
アリシアは何かとフェリシアと第三王子を二人にしたがる
ある日姉が父に言った。
アリシアでもフェリシアでも婚約者がクリスタル伯爵家の娘ならどちらでも良いですよね?
バカな事を言うなと怒る父、次の日に姉が家を、出た
【完】婚約してから十年、私に興味が無さそうなので婚約の解消を申し出たら殿下に泣かれてしまいました
さこの
恋愛
婚約者の侯爵令嬢セリーナが好きすぎて話しかけることができなくさらに近くに寄れないジェフェリー。
そんなジェフェリーに嫌われていると思って婚約をなかった事にして、自由にしてあげたいセリーナ。
それをまた勘違いして何故か自分が選ばれると思っている平民ジュリアナ。
あくまで架空のゆる設定です。
ホットランキング入りしました。ありがとうございます!!
2021/08/29
*全三十話です。執筆済みです
拝啓、元婚約者様。婚約破棄をしてくれてありがとうございました。
さこの
恋愛
ある日婚約者の伯爵令息に王宮に呼び出されました。そのあと婚約破棄をされてその立会人はなんと第二王子殿下でした。婚約破棄の理由は性格の不一致と言うことです。
その後なぜが第二王子殿下によく話しかけられるようになりました。え?殿下と私に婚約の話が?
婚約破棄をされた時に立会いをされていた第二王子と婚約なんて無理です。婚約破棄の責任なんてとっていただかなくて結構ですから!
最後はハッピーエンドです。10万文字ちょっとの話になります(ご都合主義な所もあります)
田舎者とバカにされたけど、都会に染まった婚約者様は破滅しました
さこの
恋愛
田舎の子爵家の令嬢セイラと男爵家のレオは幼馴染。両家とも仲が良く、領地が隣り合わせで小さい頃から結婚の約束をしていた。
時が経ちセイラより一つ上のレオが王立学園に入学することになった。
手紙のやり取りが少なくなってきて不安になるセイラ。
ようやく学園に入学することになるのだが、そこには変わり果てたレオの姿が……
「田舎の色気のない女より、都会の洗練された女はいい」と友人に吹聴していた
ホットランキング入りありがとうございます
2021/06/17
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
義妹が大事だと優先するので私も義兄を優先する事にしました
さこの
恋愛
婚約者のラウロ様は義妹を優先する。
私との約束なんかなかったかのように…
それをやんわり注意すると、君は家族を大事にしないのか?冷たい女だな。と言われました。
そうですか…あなたの目にはそのように映るのですね…
分かりました。それでは私も義兄を優先する事にしますね!大事な家族なので!
真実の愛を見つけた婚約者(殿下)を尊敬申し上げます、婚約破棄致しましょう
さこの
恋愛
「真実の愛を見つけた」
殿下にそう告げられる
「応援いたします」
だって真実の愛ですのよ?
見つける方が奇跡です!
婚約破棄の書類ご用意いたします。
わたくしはお先にサインをしました、殿下こちらにフルネームでお書き下さいね。
さぁ早く!わたくしは真実の愛の前では霞んでしまうような存在…身を引きます!
なぜ婚約破棄後の元婚約者殿が、こんなに美しく写るのか…
私の真実の愛とは誠の愛であったのか…
気の迷いであったのでは…
葛藤するが、すでに時遅し…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる