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第二十二話
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デートをしてからしばらく経ったある日、私はお城の中にある、学者さんが使っている研究室の中に入れてもらい、作物に関する書類を見せてもらっていた。
ここ最近は、こうして研究室に籠り、資料を漁る日々を送っている。畑の仕事は、今のところは私が行っても、あまりすることがないんだ。
「作物の育て方と言っても、色々な種類がある。土地の土壌一つで育ち方は変わるし、同じ野菜でも、品種が違えば育たない。常に、適切な選択を取らないと、ちゃんと育たないよね」
「ウキッ」
故郷にいる時は、そんなことなんて考えずに、育てたい種を植えて、適当に水やりとか雑草抜きとかのお世話をするだけだった。今思うと、あれは本当に恵まれていたからこそ、ゆったりできたんだって、強く思うよ。
「今は小麦を育てているけど、それ以外にも育てるのに適したものがあるかもしれない……リオン様にお願いして、他の国にいかせてもらって、勉強をするのもありかも……」
いくら自然豊かな国であるティタブタン国で、色々な情報を集めた学者の資料とはいえ、これが全ての知識というわけではない。他の国の育て方を知るのは、とても良い機会だ。
そんな遠出をするなんてと、リオン様に止められるかもしれないけど、今の私はとても身軽だからこそ、私が遠出をするのが適してると思うんだよね。
「あとで、リオン様に相談してみようかな。とりあえず、今はここの資料を読むことに集中しよう」
「エメフィーユ!」
「リオン様……?」
資料を読むのを再開してから間もなく、リオン様が血相を変えて部屋に飛び込んできた。
リオン様がこんなに取り乱すなんて、ただ事じゃない。それほど大変な事件が起きたの?
「君が手伝いをしている村から、畑のことで連絡があったんだ」
「畑? もしかして、ダメになってしまったとか……?」
「逆だ。順調に育ちすぎて、信じられないくらいだそうだ。どんな状況か確認したいから、一緒に来てくれないか?」
「は、はい!」
私は、急いで身支度をして、例の村へと向かう。
育っているのはとても喜ばしい。しかし、リオン様の取り乱し方が少し気になる。育ちすぎって、一体どういうことなんだろう?
「到着いたしました」
あれこれ考えている間に、無事に目的地についたみたいだ。
こんな時でも、リオン様は、私へのリードを欠かさない。なんていうか、生真面目さが伝わってくる感じだね。
「こ、これは……!」
私が最初に来た時は、既存の畑はほとんど死んでいる状態で、新しい畑はまだ耕したばかりだった。
でも、今は植えた小麦が発芽し、たくさんの新芽が地面の中から顔を出して、風でそよそよとなびいている。まるで、私達に挨拶をしているようだ。
「すごい、こんなにたくさん発芽するなんて……!」
「我が国で、こんなにたくさんの発芽をしているのは、長い歴史上で一度もない。大抵は、中々うまく育たないのに。これも、君が手伝ってくれたおかげだ!」
「うひゃあ!?」
リオン様は、私に喜びと感謝の気持ちを爆発させながら、軽々と私を抱き上げると、その場でクルクルと回り始めた。
う、嬉しいのはわかったから! お、おろして~! ドキドキしすぎて死んじゃう~!
「おお、リオン様にエメフィーユ様、わざわざ来てくれたのですか!」
「村長殿の使者から話を聞いて、飛んできましたよ」
「報告だけでもと思ったのですが、わざわざお越しいただき、ありがとうございます」
「あの、ここ以外の畑も同じ感じなんですか?」
「ええ、特にエメフィーユ様が最初に耕してくれた新しい畑の育ちが、素晴らしいのです」
よかった、もしかしたらここだけという可能性もあったけど、杞憂で済んだみたい。
「ここまで育つのは喜ばしいことですけど、さすがにこれは間引きをしないといけなさそうですね……」
実りが少なくて悩んでいたのが、間引きをしないといけないところまで芽吹いてくれるのは、あまりにも嬉しい悲鳴だね。
ただ、どうしてこんなに急に育ってくれたんだろう? もちろん、こうなるように、ちゃんと面倒を見て、お薬も使ったのも事実だけど……今までと今回の振れ幅が大きすぎて、戸惑いを感じているのも確かだ。
「これが、我が国の食糧問題を解決する、記念すべき第一歩となる! 早く戻って、母上に報告をしなければ!」
「あの、リオン様。私、念のために畑に問題がないか見てきてもいいでしょうか? せっかくここまでうまくいったのに、油断して枯れてしまったら、元も子もないですから」
「ああ、ぜひお願いするよ。すぐに迎えの馬車を寄こすから、帰りのことは心配しなくていい」
今だ興奮冷めやらぬ状態のリオン様は、急いで馬車に乗りこむと、窓からひょっこり顔を出した。
「村長殿、俺は先に失礼させてもらう。みんなにここまで頑張ってくれたことへの感謝を伝えてほしい」
「わかりました。しっかり伝えさせてもらいます!」
「それと、エメフィーユ! こんな言葉だけで、足りるとは思っていないが……本当にありがとう! 後でまたお礼をさせてくれ!」
「は、はいっ!」
本当なら、そんなことはないとか、全部リオン様が頑張ったからといいたいところだけど、話を引き延ばして引き止めるわけにはいかないから、端的な挨拶で済ませた。
「行っちゃった……さてと、私も仕事しなきゃ! 村長様、畑を見に行ってきてもいいでしょうか?」
「もちろんです! ささ、行きましょう!」
村長様と一緒に、例の私が耕した畑に向かうと、そこでも小麦達が芽を出し、すくすくと育っている光景が広がっていた。
自分が一から耕し、みんなと一緒に植えた種が、こうして立派に成長を始めている光景というのは、じーんと胸に来るものがある。
って、まだ発芽の段階でしんみりしている場合じゃないよね。ここからもしっかりお世話をして、この小麦が国中に行き渡るようにしないと!
「近くで状態をの確認をしに行ってきますね」
「はい。よろしくお願いします」
畑に降りて、小麦達の状態を確認する。
パッと見た感じでは、虫や動物に食べられている気配はなさそうだね。虫はこの前の薬でいいけど、動物には効果がないだろうから……野生動物が侵入しないように、対策を立てていかなくちゃ。
「あ、エメフィーユ様! 見てくださいこの畑! これもあなたが来てくれたおかげですよ!」
「いえいえ、皆さんが日頃から頑張った結果ですよ! それでですね、この調子でもうちょっと育ったら、麦踏みを行わないといけませんよね。ここの村の人の人数とか年齢を考えると、リオン様にお願いをして、少し人員を分けてもらった方が効率が良さそうかなーとおもいまして」
「そうですね。ぜひお願いします」
「わかりました。後でリオン様にご相談してみますね」
「ウキー!」
「あ、サン! 食べちゃダメだからね!」
服の中からサンが飛び出てくると、嬉しそうに小麦の目の間をすり抜けて走り回る。まるで、小麦を踏まないように走るゲームをしているみたいだ。
「サンも、小麦が成長して嬉しいのかな? よーし、私も一緒に走る――わけにはいかないよね」
小さなサンだから出来る遊びで、人間の私がやったら、確実に小麦を踏んでしまう。さすがにこの段階で踏んだら、悪影響が出ちゃうよ。
「サン、他の畑を見に行くよ~!」
「キー!」
おいで、と両手を広げると、サンは私の元に戻って来て、手の上に器用に飛び乗った。
相変わらず、この子は頭もいいし器用だ。サルだから言葉が喋れない以外、非の打ち所がないね。
ここ最近は、こうして研究室に籠り、資料を漁る日々を送っている。畑の仕事は、今のところは私が行っても、あまりすることがないんだ。
「作物の育て方と言っても、色々な種類がある。土地の土壌一つで育ち方は変わるし、同じ野菜でも、品種が違えば育たない。常に、適切な選択を取らないと、ちゃんと育たないよね」
「ウキッ」
故郷にいる時は、そんなことなんて考えずに、育てたい種を植えて、適当に水やりとか雑草抜きとかのお世話をするだけだった。今思うと、あれは本当に恵まれていたからこそ、ゆったりできたんだって、強く思うよ。
「今は小麦を育てているけど、それ以外にも育てるのに適したものがあるかもしれない……リオン様にお願いして、他の国にいかせてもらって、勉強をするのもありかも……」
いくら自然豊かな国であるティタブタン国で、色々な情報を集めた学者の資料とはいえ、これが全ての知識というわけではない。他の国の育て方を知るのは、とても良い機会だ。
そんな遠出をするなんてと、リオン様に止められるかもしれないけど、今の私はとても身軽だからこそ、私が遠出をするのが適してると思うんだよね。
「あとで、リオン様に相談してみようかな。とりあえず、今はここの資料を読むことに集中しよう」
「エメフィーユ!」
「リオン様……?」
資料を読むのを再開してから間もなく、リオン様が血相を変えて部屋に飛び込んできた。
リオン様がこんなに取り乱すなんて、ただ事じゃない。それほど大変な事件が起きたの?
「君が手伝いをしている村から、畑のことで連絡があったんだ」
「畑? もしかして、ダメになってしまったとか……?」
「逆だ。順調に育ちすぎて、信じられないくらいだそうだ。どんな状況か確認したいから、一緒に来てくれないか?」
「は、はい!」
私は、急いで身支度をして、例の村へと向かう。
育っているのはとても喜ばしい。しかし、リオン様の取り乱し方が少し気になる。育ちすぎって、一体どういうことなんだろう?
「到着いたしました」
あれこれ考えている間に、無事に目的地についたみたいだ。
こんな時でも、リオン様は、私へのリードを欠かさない。なんていうか、生真面目さが伝わってくる感じだね。
「こ、これは……!」
私が最初に来た時は、既存の畑はほとんど死んでいる状態で、新しい畑はまだ耕したばかりだった。
でも、今は植えた小麦が発芽し、たくさんの新芽が地面の中から顔を出して、風でそよそよとなびいている。まるで、私達に挨拶をしているようだ。
「すごい、こんなにたくさん発芽するなんて……!」
「我が国で、こんなにたくさんの発芽をしているのは、長い歴史上で一度もない。大抵は、中々うまく育たないのに。これも、君が手伝ってくれたおかげだ!」
「うひゃあ!?」
リオン様は、私に喜びと感謝の気持ちを爆発させながら、軽々と私を抱き上げると、その場でクルクルと回り始めた。
う、嬉しいのはわかったから! お、おろして~! ドキドキしすぎて死んじゃう~!
「おお、リオン様にエメフィーユ様、わざわざ来てくれたのですか!」
「村長殿の使者から話を聞いて、飛んできましたよ」
「報告だけでもと思ったのですが、わざわざお越しいただき、ありがとうございます」
「あの、ここ以外の畑も同じ感じなんですか?」
「ええ、特にエメフィーユ様が最初に耕してくれた新しい畑の育ちが、素晴らしいのです」
よかった、もしかしたらここだけという可能性もあったけど、杞憂で済んだみたい。
「ここまで育つのは喜ばしいことですけど、さすがにこれは間引きをしないといけなさそうですね……」
実りが少なくて悩んでいたのが、間引きをしないといけないところまで芽吹いてくれるのは、あまりにも嬉しい悲鳴だね。
ただ、どうしてこんなに急に育ってくれたんだろう? もちろん、こうなるように、ちゃんと面倒を見て、お薬も使ったのも事実だけど……今までと今回の振れ幅が大きすぎて、戸惑いを感じているのも確かだ。
「これが、我が国の食糧問題を解決する、記念すべき第一歩となる! 早く戻って、母上に報告をしなければ!」
「あの、リオン様。私、念のために畑に問題がないか見てきてもいいでしょうか? せっかくここまでうまくいったのに、油断して枯れてしまったら、元も子もないですから」
「ああ、ぜひお願いするよ。すぐに迎えの馬車を寄こすから、帰りのことは心配しなくていい」
今だ興奮冷めやらぬ状態のリオン様は、急いで馬車に乗りこむと、窓からひょっこり顔を出した。
「村長殿、俺は先に失礼させてもらう。みんなにここまで頑張ってくれたことへの感謝を伝えてほしい」
「わかりました。しっかり伝えさせてもらいます!」
「それと、エメフィーユ! こんな言葉だけで、足りるとは思っていないが……本当にありがとう! 後でまたお礼をさせてくれ!」
「は、はいっ!」
本当なら、そんなことはないとか、全部リオン様が頑張ったからといいたいところだけど、話を引き延ばして引き止めるわけにはいかないから、端的な挨拶で済ませた。
「行っちゃった……さてと、私も仕事しなきゃ! 村長様、畑を見に行ってきてもいいでしょうか?」
「もちろんです! ささ、行きましょう!」
村長様と一緒に、例の私が耕した畑に向かうと、そこでも小麦達が芽を出し、すくすくと育っている光景が広がっていた。
自分が一から耕し、みんなと一緒に植えた種が、こうして立派に成長を始めている光景というのは、じーんと胸に来るものがある。
って、まだ発芽の段階でしんみりしている場合じゃないよね。ここからもしっかりお世話をして、この小麦が国中に行き渡るようにしないと!
「近くで状態をの確認をしに行ってきますね」
「はい。よろしくお願いします」
畑に降りて、小麦達の状態を確認する。
パッと見た感じでは、虫や動物に食べられている気配はなさそうだね。虫はこの前の薬でいいけど、動物には効果がないだろうから……野生動物が侵入しないように、対策を立てていかなくちゃ。
「あ、エメフィーユ様! 見てくださいこの畑! これもあなたが来てくれたおかげですよ!」
「いえいえ、皆さんが日頃から頑張った結果ですよ! それでですね、この調子でもうちょっと育ったら、麦踏みを行わないといけませんよね。ここの村の人の人数とか年齢を考えると、リオン様にお願いをして、少し人員を分けてもらった方が効率が良さそうかなーとおもいまして」
「そうですね。ぜひお願いします」
「わかりました。後でリオン様にご相談してみますね」
「ウキー!」
「あ、サン! 食べちゃダメだからね!」
服の中からサンが飛び出てくると、嬉しそうに小麦の目の間をすり抜けて走り回る。まるで、小麦を踏まないように走るゲームをしているみたいだ。
「サンも、小麦が成長して嬉しいのかな? よーし、私も一緒に走る――わけにはいかないよね」
小さなサンだから出来る遊びで、人間の私がやったら、確実に小麦を踏んでしまう。さすがにこの段階で踏んだら、悪影響が出ちゃうよ。
「サン、他の畑を見に行くよ~!」
「キー!」
おいで、と両手を広げると、サンは私の元に戻って来て、手の上に器用に飛び乗った。
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