【完結】 ずっと夫を信じて暴力や暴言に耐えてきましたが、もう耐えられません ~あなたが離婚を望むなら、喜んで受け入れます~
田舎に平和に住んでいた一人の少女エメフィーユは、病弱で寝たきりの母親と共に暮らしていたが、森で助けた王子に求婚され、断り切れずに病弱の母を支えてもらうことを条件に、彼と結婚をする。
社交界では聖人君子として見られていた彼だが、それは表の顔。一年が過ぎた頃にはエメフィーユを愛さなくなり、代わりに暴力や暴言を吐くようになった。
それでも、エメフィーユは必死に耐えた。きっと日々の公務が忙しくて、ストレスが溜まっているだけだ。いつか、出会った時のような優しい人に戻ってくれると。
そんな願いも虚しく、エメフィーユはそこから四年間の間、心身共に傷つきながら、必死に耐えていたが……ある日、彼を信じる心が消え、離婚を望むようになった。
エメフィーユの願いは、とあるパーティーでついに叶う。なんと、彼は社交界の場で離婚を宣言したのだ。
当然、エメフィーユはその提案を飲んだ。これで、この地獄から逃げられる。自分は故郷に帰って、母と共に暮らすのだと、大いに喜んだ。
それから間もなく彼の再婚の話を聞く。その再婚相手とは、なんとかつての友人だった。そして、友人から衝撃的なことを聞いてしまう。
それは、とっくの昔に、エメフィーユの母親への支援なんて、していないというものだった――
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