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第二十九話
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パーティーの当日、お日様がその日の役目を終え、煌めく星々と、優しく大地を照らす月が空に浮かびだした頃、私はリオン様と共に、パーティー会場へとやってきた。
「リオン様、エメフィーユ様、お待ちしておりました。どうぞお入りください」
受付を済ませて会場に入ると、思わず眩暈がするほどの煌びやかな会場と、談笑をしている参加者が目に入った。
しばらく来ていなかったから、社交界の場が懐かしく感じる。始めてきた時も、こんなふうにキラキラしすぎていて、眩暈がしたっけ。
「エメフィーユ、少し挨拶回りをしたいから、付き合ってもらえるか?」
「わかりました」
リオン様の婚約者としては、初めての社交界だ。リオン様の顔に泥を塗らないように、気をつけないとね。
「おお、リオン様! その節は、大変お世話になりました」
「ごきげんよう。こちらこそ、大変お世話になりました」
最初に声をかけたのは、恰幅の良い初老の貴族だった。この人は、何度も社交界で見かけているし、挨拶もしたことがあるから知っている。確か、山々に囲まれた国の貴族だったはず。
「お久しぶりです。息災そうでなによりです」
「おや、エメフィーユ殿ではありませんか。最近社交界に出席されないので、心配しておりましたよ」
「それは、大変申し訳ありませんでした。少々事情があって、中々参加できなかったのです」
「そうでしたか。して、どうしてあなたがリオン様と?」
「実は、彼女と婚約を結びまして」
リオン様の発言が聞こえた参加者達から、動揺の声が聞こえてきた。
うん、無理もないよね。大勢の前で離婚をされた私が、急に社交界に出てきたと思ったら、ミヌレーボ国の王子であるリオン様と婚約しているだなんて、誰だって驚くと思う。
「それはそれは、おめでとうございます。もしや、最近のミヌレーボ国の大豊作は、彼女とご関係が?」
「ええ。彼女が力を貸してくれたおかげです」
「私の力なんて、大したことはありません。皆様が長年頑張ってきた結果が出た時期が、たまたま私がミヌレーボ国に流れ着いた時と重なっただけです」
これは謙遜とかではなく、本当に思っていることだ。だから、私は堂々と胸を張って言ったら、それが功を奏したようで……彼は私にとても感銘を受けているようだった。
「新しい鉱脈も見つかりまして、この調子で行けば、我が国の民達に、裕福な暮らしをさせてあげられそうです」
「相変わらず、民の事が第一のお方だ。ミヌレーボの民は、皆幸せですな」
「そう思っていただけるのが、私の何よりの幸せです」
リオン様が褒められていると、なんだか自分のことのように嬉しくなるし、私のリオン様はもっともっと凄いんだから! って、たくさん自慢したくなる。
……あはは、さすがにそんなことをしたら、迷惑だよね。でも、意識をしていないと、本当に言ってしまいそうだ。
「それに比べて、ティタブタン国の王子と来たら……」
わざとらしく溜息を吐いた彼は、会場の端っこにチラリと視線を向ける。
そこには、とてもやつれた雰囲気のマルセムの姿と、異常にベタベタとくっつく、ベアトリスの姿があった。
……うわぁ、物凄い形相で睨みつけられてるよ。まるで、今にも殺しに来そうなくらい……。
「なにかあったのですか?」
「ご存じないのですか? 最近のティタブタン国は、歴史的な大不作になってしまいましてね。それも、原因が全くわからないようで、かなり手をこまねいているようです」
「ティタブタン国が、大不作……!? リオン様、知っていましたか?」
「ああ、話は聞いていた。しかし、君に話して心配をかけたくなかった。それに、あまり大きな声では言えないが……他国の食糧事情を気にしていられるほど、ミヌレーボ国に余裕があるわけじゃないからな」
ティタブタン国の民は、なにも罪はない。祖国のことだし、助けてあげたい気持ちはあるが、まだミヌレーボ国のことがある以上、疎かには出来ないんだよね。
「作物は何故か枯れ、水は腐り、自然の恵みも確実に減っているそうです。この目で見たわけではないので、話半分でよろしく頼みますぞ」
話半分は良いんだけど……あれが、大不作をどうにかする王族の一人の姿なのかしら? 女を侍らせて、イチャイチャして……やるなとは言わないけど、時と場合を考えるのが大人だよ!
「まあ、俺達には関係ないことだ。さあ、行こうか」
「はい」
気にならないと言えば嘘になるけど、関わってもろくなことにならなさそうだし、話したくもないから、さっさといこっと。
****
何事もなくパーティーを終えた私は、リオン様と一緒に、帰りの馬車の準備が出来るのを、のんびりと待っていた。
「エメフィーユ、今日はお疲れ様。久しぶりの社交界とは思えないほど、とても立派だったよ」
「えへへ、頑張った甲斐がありました」
元々、ただの田舎娘に過ぎない私にとって、社交界で失礼のないように振舞うというのは、かなりの重労働なんだ。いまだに、言葉遣いとかだって、貴族の人が使うような、品のあるものは使えない。
そのせいで、度々教養がないってバカにされていたけど、特に気にしたことはない。だって、実際のその通りだからね。
「うんうん、とっても偉かったですわ。さすがはエメフィーユですこと」
「あっ、ヴァレア様!」
私達の元にやってきたヴァレア様は、ニコニコしながら私の頭を撫でたり、ほっぺもモチモチしてきた。
これでは、まるで私がヴァレア様のペットみたいだよ。将来の義姉に気に入られるのはいいけど、周りの目もあるから、少し控えてもらいたいな。
「う~ん、相変わらず私の義妹は可愛くて触り心地バッチリ! 挨拶回りさえなければ、もっと早く来てモチモチ出来ましたのに、残念ですわ~」
「姉上、仮にもオーシオン国の代表として出席されているのですから、もう少ししっかりしてください」
「仮にってなんですの? 正真正銘、私はオーシオン国の代表でしてよ」
「自覚があるなら、それこそちゃんとしてください。彼にご迷惑をおかけするつもりですか?」
「そ、それを言われると胸がズキズキと……おほほほ……そ、そうですわ! エメフィーユは、御覧になって?」
ヴァレア様、さすがにその話題変更は露骨すぎると思うよ……。
「マルセム様の、あの疲れ切った顔! ふふっ、私の可愛いエメフィーユに散々酷いことをしたから、罰が当たったのです! ざまぁみやがれですわ!」
「姉上、そういうことは外ではお控えください」
「リオンは心配性ですこと。周りに聞こえない声量で話しているから、問題ありませんわ」
確かに、ヴァレア様にしてはかなり声量は抑えている方だと思うけど、いつどこで、誰が聞いているかわからない以上、リオン様の意見の方が正しいと思う。
「ごほん……まあ、姉上の言いたいことには一理ありますが、かといってティタブタン国が貧しくなるのは、良いことではありません。各地で暴動が起きているとも聞いていますし、それほど逼迫した状況なのでしょう」
「そんな……住んでいる人達には、何の罪もないです。何とかできれば良いんですが……」
簡単に何とかと言っちゃったけど、既に私はミヌレーボ国の人間で、リオン様の婚約者という立場もある。おいそれと、他国の問題に口を出せる立場じゃないんだよね……。
「そもそも、どうしてそんなに急に大不作になったんでしょう?」
「なぜかしらね? あれだけ豊かな土地で、気候も安定していると耳にしておりますわ」
「生態系を脅かすような疫病も、天災も、大戦も起こっていない……それも、前触れもなく、今年になって突然だ」
考えれば考える程、謎は深まるばかりだ。おとぎ話に出てくるような、凄い力でもあれば可能なのかもしれないけど……そんなの、現実にあるはずないしね。
「マルセム様が苦しむのは結構ですが、民がかわいそうというのは、私も同意ですわ。マルセム様に恩を売っておくという意味でも、ある程度は支援するのもアリかもしれませんわね。帰ったら、愛する彼と相談しましょ」
「お、恩って……」
「あら、外交なんてそんなものですわ。私達は、ボランティアをしているわけではありませんからね。困っている時に恩を売っておけば、いざという時の外交のカードになりますもの」
……そういうものなのかな。村にいることは、そんな損得なんて度外視で、みんなで力を合わせて生きてきたから、理解に苦しむ。
「姉上、そういう上の立場の人間の裏事情を、エメフィーユに教える必要はありません。彼女には、無垢でいてもらいたい」
「相変わらず過保護でいやがりますこと。あ、そろそろうちの馬車の準備が出来たみたいですから、この辺りでお暇いたしますわ」
「もうそんな時間なんですね。名残惜しいですけど……ヴァレア様、お体に気をつけてお過ごしくださいね」
「ありがとうですわ、エメフィーユ。今度は、一緒にお茶会を開きましょうね!」
私をギューッと抱きしめたヴァレア様は、用意された馬車に乗りこむと、窓から身を乗り出して、両手をブンブン振って去っていった。
相変わらず、パワフルな人だ。私もあんなふうな人間だったら、もっとリオン様の力になれていたのかな?
「リオン様、エメフィーユ様、お待ちしておりました。どうぞお入りください」
受付を済ませて会場に入ると、思わず眩暈がするほどの煌びやかな会場と、談笑をしている参加者が目に入った。
しばらく来ていなかったから、社交界の場が懐かしく感じる。始めてきた時も、こんなふうにキラキラしすぎていて、眩暈がしたっけ。
「エメフィーユ、少し挨拶回りをしたいから、付き合ってもらえるか?」
「わかりました」
リオン様の婚約者としては、初めての社交界だ。リオン様の顔に泥を塗らないように、気をつけないとね。
「おお、リオン様! その節は、大変お世話になりました」
「ごきげんよう。こちらこそ、大変お世話になりました」
最初に声をかけたのは、恰幅の良い初老の貴族だった。この人は、何度も社交界で見かけているし、挨拶もしたことがあるから知っている。確か、山々に囲まれた国の貴族だったはず。
「お久しぶりです。息災そうでなによりです」
「おや、エメフィーユ殿ではありませんか。最近社交界に出席されないので、心配しておりましたよ」
「それは、大変申し訳ありませんでした。少々事情があって、中々参加できなかったのです」
「そうでしたか。して、どうしてあなたがリオン様と?」
「実は、彼女と婚約を結びまして」
リオン様の発言が聞こえた参加者達から、動揺の声が聞こえてきた。
うん、無理もないよね。大勢の前で離婚をされた私が、急に社交界に出てきたと思ったら、ミヌレーボ国の王子であるリオン様と婚約しているだなんて、誰だって驚くと思う。
「それはそれは、おめでとうございます。もしや、最近のミヌレーボ国の大豊作は、彼女とご関係が?」
「ええ。彼女が力を貸してくれたおかげです」
「私の力なんて、大したことはありません。皆様が長年頑張ってきた結果が出た時期が、たまたま私がミヌレーボ国に流れ着いた時と重なっただけです」
これは謙遜とかではなく、本当に思っていることだ。だから、私は堂々と胸を張って言ったら、それが功を奏したようで……彼は私にとても感銘を受けているようだった。
「新しい鉱脈も見つかりまして、この調子で行けば、我が国の民達に、裕福な暮らしをさせてあげられそうです」
「相変わらず、民の事が第一のお方だ。ミヌレーボの民は、皆幸せですな」
「そう思っていただけるのが、私の何よりの幸せです」
リオン様が褒められていると、なんだか自分のことのように嬉しくなるし、私のリオン様はもっともっと凄いんだから! って、たくさん自慢したくなる。
……あはは、さすがにそんなことをしたら、迷惑だよね。でも、意識をしていないと、本当に言ってしまいそうだ。
「それに比べて、ティタブタン国の王子と来たら……」
わざとらしく溜息を吐いた彼は、会場の端っこにチラリと視線を向ける。
そこには、とてもやつれた雰囲気のマルセムの姿と、異常にベタベタとくっつく、ベアトリスの姿があった。
……うわぁ、物凄い形相で睨みつけられてるよ。まるで、今にも殺しに来そうなくらい……。
「なにかあったのですか?」
「ご存じないのですか? 最近のティタブタン国は、歴史的な大不作になってしまいましてね。それも、原因が全くわからないようで、かなり手をこまねいているようです」
「ティタブタン国が、大不作……!? リオン様、知っていましたか?」
「ああ、話は聞いていた。しかし、君に話して心配をかけたくなかった。それに、あまり大きな声では言えないが……他国の食糧事情を気にしていられるほど、ミヌレーボ国に余裕があるわけじゃないからな」
ティタブタン国の民は、なにも罪はない。祖国のことだし、助けてあげたい気持ちはあるが、まだミヌレーボ国のことがある以上、疎かには出来ないんだよね。
「作物は何故か枯れ、水は腐り、自然の恵みも確実に減っているそうです。この目で見たわけではないので、話半分でよろしく頼みますぞ」
話半分は良いんだけど……あれが、大不作をどうにかする王族の一人の姿なのかしら? 女を侍らせて、イチャイチャして……やるなとは言わないけど、時と場合を考えるのが大人だよ!
「まあ、俺達には関係ないことだ。さあ、行こうか」
「はい」
気にならないと言えば嘘になるけど、関わってもろくなことにならなさそうだし、話したくもないから、さっさといこっと。
****
何事もなくパーティーを終えた私は、リオン様と一緒に、帰りの馬車の準備が出来るのを、のんびりと待っていた。
「エメフィーユ、今日はお疲れ様。久しぶりの社交界とは思えないほど、とても立派だったよ」
「えへへ、頑張った甲斐がありました」
元々、ただの田舎娘に過ぎない私にとって、社交界で失礼のないように振舞うというのは、かなりの重労働なんだ。いまだに、言葉遣いとかだって、貴族の人が使うような、品のあるものは使えない。
そのせいで、度々教養がないってバカにされていたけど、特に気にしたことはない。だって、実際のその通りだからね。
「うんうん、とっても偉かったですわ。さすがはエメフィーユですこと」
「あっ、ヴァレア様!」
私達の元にやってきたヴァレア様は、ニコニコしながら私の頭を撫でたり、ほっぺもモチモチしてきた。
これでは、まるで私がヴァレア様のペットみたいだよ。将来の義姉に気に入られるのはいいけど、周りの目もあるから、少し控えてもらいたいな。
「う~ん、相変わらず私の義妹は可愛くて触り心地バッチリ! 挨拶回りさえなければ、もっと早く来てモチモチ出来ましたのに、残念ですわ~」
「姉上、仮にもオーシオン国の代表として出席されているのですから、もう少ししっかりしてください」
「仮にってなんですの? 正真正銘、私はオーシオン国の代表でしてよ」
「自覚があるなら、それこそちゃんとしてください。彼にご迷惑をおかけするつもりですか?」
「そ、それを言われると胸がズキズキと……おほほほ……そ、そうですわ! エメフィーユは、御覧になって?」
ヴァレア様、さすがにその話題変更は露骨すぎると思うよ……。
「マルセム様の、あの疲れ切った顔! ふふっ、私の可愛いエメフィーユに散々酷いことをしたから、罰が当たったのです! ざまぁみやがれですわ!」
「姉上、そういうことは外ではお控えください」
「リオンは心配性ですこと。周りに聞こえない声量で話しているから、問題ありませんわ」
確かに、ヴァレア様にしてはかなり声量は抑えている方だと思うけど、いつどこで、誰が聞いているかわからない以上、リオン様の意見の方が正しいと思う。
「ごほん……まあ、姉上の言いたいことには一理ありますが、かといってティタブタン国が貧しくなるのは、良いことではありません。各地で暴動が起きているとも聞いていますし、それほど逼迫した状況なのでしょう」
「そんな……住んでいる人達には、何の罪もないです。何とかできれば良いんですが……」
簡単に何とかと言っちゃったけど、既に私はミヌレーボ国の人間で、リオン様の婚約者という立場もある。おいそれと、他国の問題に口を出せる立場じゃないんだよね……。
「そもそも、どうしてそんなに急に大不作になったんでしょう?」
「なぜかしらね? あれだけ豊かな土地で、気候も安定していると耳にしておりますわ」
「生態系を脅かすような疫病も、天災も、大戦も起こっていない……それも、前触れもなく、今年になって突然だ」
考えれば考える程、謎は深まるばかりだ。おとぎ話に出てくるような、凄い力でもあれば可能なのかもしれないけど……そんなの、現実にあるはずないしね。
「マルセム様が苦しむのは結構ですが、民がかわいそうというのは、私も同意ですわ。マルセム様に恩を売っておくという意味でも、ある程度は支援するのもアリかもしれませんわね。帰ったら、愛する彼と相談しましょ」
「お、恩って……」
「あら、外交なんてそんなものですわ。私達は、ボランティアをしているわけではありませんからね。困っている時に恩を売っておけば、いざという時の外交のカードになりますもの」
……そういうものなのかな。村にいることは、そんな損得なんて度外視で、みんなで力を合わせて生きてきたから、理解に苦しむ。
「姉上、そういう上の立場の人間の裏事情を、エメフィーユに教える必要はありません。彼女には、無垢でいてもらいたい」
「相変わらず過保護でいやがりますこと。あ、そろそろうちの馬車の準備が出来たみたいですから、この辺りでお暇いたしますわ」
「もうそんな時間なんですね。名残惜しいですけど……ヴァレア様、お体に気をつけてお過ごしくださいね」
「ありがとうですわ、エメフィーユ。今度は、一緒にお茶会を開きましょうね!」
私をギューッと抱きしめたヴァレア様は、用意された馬車に乗りこむと、窓から身を乗り出して、両手をブンブン振って去っていった。
相変わらず、パワフルな人だ。私もあんなふうな人間だったら、もっとリオン様の力になれていたのかな?
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