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ご挨拶に
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ウェルズ様とエレメンタル帝国に向かうことが決定した。
まぁ決定と言っても、私の気持ち的にだけど。
これからウェルズ様と共に、国王陛下にエレメンタル帝国に向かうことや婚約擬装のお話をしに行く。
そういえばウェルズ公爵家には、ご挨拶しなくてもいいのかしら?
ウェルズ様のお立場は複雑なのよね。
実際には、弟さんが成人して公爵家を継いだら廃籍されるけど、それまで籍は残しておくことになっている。
そしてそのことは秘匿されて、ご両親はもちろん他の貴族にも内密だとか。
ああ。ウェルズ公爵家以外の公爵家侯爵家のご当主には、誓約書に署名させた上に話したらしいわ。
一応、婚約者という立場になるけど、ウェルズ様は廃籍されて平民という形になるわけで・・・
「あの・・・ウェルズ様、ウェルズ家にご挨拶は・・・」
「ハデス」
「はい?」
「一応だとしても、婚約者なのだからハデスと呼ばないと。あと、すぐにとは言わないけど、様付けはやめようか。平民でそんな人はいないから」
言っていることは、理解出来るわ。
平民の方で恋人に様付けをしてる人はいない。でも・・・呼び捨て?
わ、私、出来るかしら?
「俺もジュエルって呼ぶから。いや、愛称の方が良いかな。ジュエル・・・エルとか、どう?」
「エル、ですか?そういえば愛称呼びはなかったです」
「その敬語も・・・いや、まぁいいか。良いとこのお嬢さんという体で」
さすがに、話し方までは修正出来ないわ。
高位貴族に嫁ぐつもりはないけど、私は貴族令嬢なのだから、平民の言葉遣いに慣れてしまったら後で困るもの。
「ウェルズ様、リビエラ様、どうぞ」
今回は他の方達に大々的に知らせる必要がないというか、むしろ秘密の話なので、陛下の執務室での謁見となる。
陛下、お痩せになったわ。
無理ないことだけど。
本当に、王妃様もシリウス殿下も、どうしてあんな愚行をなさったのかしら。
ご自分の奥様と一人息子を裁かなければならない陛下のお気持ちを考えなかったの?
「ご無沙汰いたしております。国王陛下」
「ああ、リビエラ嬢。先日のことは本当に申し訳なかった。あやつらは二度と、令嬢の前に姿を見せることはない」
「はい」
王妃様もシリウス殿下も、北の塔に生涯幽閉だと聞いている。
罪人は祝事があると恩赦が与えられたりするけど、お二人が塔から出されることはないと聞く。
「それで・・・エレメンタル帝国に行くのだったな」
陛下が暗い空気を打ち消すように、パン!と手を叩いた。
「ウェルズの廃籍の話は・・・」
「お伺いしております」
「そうか。なら、ハデス・ウェルズ公爵令息とジュエル・リビエラ伯爵令嬢の婚約を認める。自由な世界を楽しんで来なさい」
「ありがとうございます」
まぁ決定と言っても、私の気持ち的にだけど。
これからウェルズ様と共に、国王陛下にエレメンタル帝国に向かうことや婚約擬装のお話をしに行く。
そういえばウェルズ公爵家には、ご挨拶しなくてもいいのかしら?
ウェルズ様のお立場は複雑なのよね。
実際には、弟さんが成人して公爵家を継いだら廃籍されるけど、それまで籍は残しておくことになっている。
そしてそのことは秘匿されて、ご両親はもちろん他の貴族にも内密だとか。
ああ。ウェルズ公爵家以外の公爵家侯爵家のご当主には、誓約書に署名させた上に話したらしいわ。
一応、婚約者という立場になるけど、ウェルズ様は廃籍されて平民という形になるわけで・・・
「あの・・・ウェルズ様、ウェルズ家にご挨拶は・・・」
「ハデス」
「はい?」
「一応だとしても、婚約者なのだからハデスと呼ばないと。あと、すぐにとは言わないけど、様付けはやめようか。平民でそんな人はいないから」
言っていることは、理解出来るわ。
平民の方で恋人に様付けをしてる人はいない。でも・・・呼び捨て?
わ、私、出来るかしら?
「俺もジュエルって呼ぶから。いや、愛称の方が良いかな。ジュエル・・・エルとか、どう?」
「エル、ですか?そういえば愛称呼びはなかったです」
「その敬語も・・・いや、まぁいいか。良いとこのお嬢さんという体で」
さすがに、話し方までは修正出来ないわ。
高位貴族に嫁ぐつもりはないけど、私は貴族令嬢なのだから、平民の言葉遣いに慣れてしまったら後で困るもの。
「ウェルズ様、リビエラ様、どうぞ」
今回は他の方達に大々的に知らせる必要がないというか、むしろ秘密の話なので、陛下の執務室での謁見となる。
陛下、お痩せになったわ。
無理ないことだけど。
本当に、王妃様もシリウス殿下も、どうしてあんな愚行をなさったのかしら。
ご自分の奥様と一人息子を裁かなければならない陛下のお気持ちを考えなかったの?
「ご無沙汰いたしております。国王陛下」
「ああ、リビエラ嬢。先日のことは本当に申し訳なかった。あやつらは二度と、令嬢の前に姿を見せることはない」
「はい」
王妃様もシリウス殿下も、北の塔に生涯幽閉だと聞いている。
罪人は祝事があると恩赦が与えられたりするけど、お二人が塔から出されることはないと聞く。
「それで・・・エレメンタル帝国に行くのだったな」
陛下が暗い空気を打ち消すように、パン!と手を叩いた。
「ウェルズの廃籍の話は・・・」
「お伺いしております」
「そうか。なら、ハデス・ウェルズ公爵令息とジュエル・リビエラ伯爵令嬢の婚約を認める。自由な世界を楽しんで来なさい」
「ありがとうございます」
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大切な二人を失って邸を出て行くことにしたシャノンはみんなに支えられてなんとか頑張って生きていく予定。
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