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「皇帝陛下、ご機嫌麗しゅう」
そのでっぷりとした貴族の方の姿に、お父様のご機嫌が急降下しました。
え。ものすごく不機嫌オーラが出てます。
「何のようだ、ジャカランダ侯爵」
「もちろん、皇女殿下のお誕生日のお祝いを述べに来たのですよ。ついでに我が娘が陛下にお会いしたいというのでね」
その、ジャカランダ侯爵の後ろに控えている、ご令嬢の姿を見て、お父様のご機嫌がさらに降下します。
周囲の貴族の人たちも、彼らを軽蔑の眼差しで見ていますけど。
というのも、深紅の色は、王家の色だからです。
深紅を纏えるのは、現在では皇帝陛下であるお父様と皇女である私だけなのです。
それなのに、深紅のドレスを着るだなんて。
「ジャカランダ侯爵。どういうつもりだ」
「陛下も、いつまでもおひとりというわけにはいかないでしょう?皇女様にも母親が必要でしょうし、何より皇帝妃がいないというのは如何なものかと。娘は、陛下と年齢も近いですし、以前より陛下をお慕いしておりましてね」
「お父様!恥ずかしいですわ」
違う意味で恥ずかしいですよ?
こんな場所で、しかも皇女の誕生日の祝いの場で、皇帝陛下に再婚を促すなんて。
しかも年齢は知らないけど、お父様と歳が近いのに婚約者もいないということ?
そんな不良物件、いらないんですけど?
そりゃ、お父様が好きな方だったり、政略結婚でもお父様が望まれる方なら、再婚してもいいと思いますが。
あなた方は違うんじゃないでしょうか。
だって・・・
お父様のお顔から表情が抜け落ちて、能面みたいになっているのですけど。
怖っ。
お父様が冷酷皇帝と呼ばれていたのを、少し理解出来るかもしれないです。
「何故、その色のドレスを着ている?誰の許可を得て、王家の色を纏った?ああ。自分たちが王家に成り替わるという謀反の宣言か?いいだろう。そんな人間は、我が国には必要ない。牢へ入れておけ!」
お父様の指示で、すぐに騎士団の方々がジャカランダ侯爵、夫人、令嬢を拘束しました。
「え、あ、陛下っ!ち、違います!謀反など・・・」
「エドワード様っ!私は・・・」
「おとちゃまのにゃまえをよばにゃいで!」
令嬢がお父様に手を伸ばしながら、その名前を口にした途端、私はプッツンしてしまいました。
「おとちゃまは、わたちの・・・うわぁぁぁん!」
自分でも何が言いたかったのか、全く分かりません。
ルディアも、実際に皇帝陛下と婚姻はしていませんというか、会ってもいません。
だから、嫉妬というのとは違います。
でも、ルディとして一緒に過ごしている今、お父様が幸せになれない相手を認めたくありません。
そのでっぷりとした貴族の方の姿に、お父様のご機嫌が急降下しました。
え。ものすごく不機嫌オーラが出てます。
「何のようだ、ジャカランダ侯爵」
「もちろん、皇女殿下のお誕生日のお祝いを述べに来たのですよ。ついでに我が娘が陛下にお会いしたいというのでね」
その、ジャカランダ侯爵の後ろに控えている、ご令嬢の姿を見て、お父様のご機嫌がさらに降下します。
周囲の貴族の人たちも、彼らを軽蔑の眼差しで見ていますけど。
というのも、深紅の色は、王家の色だからです。
深紅を纏えるのは、現在では皇帝陛下であるお父様と皇女である私だけなのです。
それなのに、深紅のドレスを着るだなんて。
「ジャカランダ侯爵。どういうつもりだ」
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「お父様!恥ずかしいですわ」
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こんな場所で、しかも皇女の誕生日の祝いの場で、皇帝陛下に再婚を促すなんて。
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そりゃ、お父様が好きな方だったり、政略結婚でもお父様が望まれる方なら、再婚してもいいと思いますが。
あなた方は違うんじゃないでしょうか。
だって・・・
お父様のお顔から表情が抜け落ちて、能面みたいになっているのですけど。
怖っ。
お父様が冷酷皇帝と呼ばれていたのを、少し理解出来るかもしれないです。
「何故、その色のドレスを着ている?誰の許可を得て、王家の色を纏った?ああ。自分たちが王家に成り替わるという謀反の宣言か?いいだろう。そんな人間は、我が国には必要ない。牢へ入れておけ!」
お父様の指示で、すぐに騎士団の方々がジャカランダ侯爵、夫人、令嬢を拘束しました。
「え、あ、陛下っ!ち、違います!謀反など・・・」
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令嬢がお父様に手を伸ばしながら、その名前を口にした途端、私はプッツンしてしまいました。
「おとちゃまは、わたちの・・・うわぁぁぁん!」
自分でも何が言いたかったのか、全く分かりません。
ルディアも、実際に皇帝陛下と婚姻はしていませんというか、会ってもいません。
だから、嫉妬というのとは違います。
でも、ルディとして一緒に過ごしている今、お父様が幸せになれない相手を認めたくありません。
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