気弱令嬢は死に戻ったら何故か幼女化したので、人生やり直すことにしました

みおな

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「魔王って、本当にいるんだ・・・というか、倒すのじゃないの?眠りにつかせるって何?」

 普通、物語だと勇者とか聖女とかが魔王を倒して、めでたしめでたしですよね?

 私の問いにティターニアは首を横に振りました。

『魔王は倒せないの。何百年か毎に目覚めるのを、精霊女王の加護を得た人間が封じて眠りにつかせるの。ルディの魂は神様の影響を受けているから、私が加護を与えることができたの。精霊女王の愛し子になれるのは、そういう《普通でない》魂の持ち主だけなのよ』

 確かに私は、死んだはずのルディアのままルディとして目覚めました。

 神様が、本来死ぬ予定でなかったルディアを不憫に思いルディとして生き返らせてくれたと思っていましたが、それだけではなかったということですね。

 しかし、まさか魔王と対峙することになるとは思いませんでした。

 いえ。
ちゃんと役目は果たしますけど。

 だって、私はこの世界で私を誰よりも愛してくれるお父様が大好きです。

 セバスが、クラリスが、帝城の使用人のみんなが大好きです。

 魔王が目覚めれば、魔物が活発になって、それで色々と被害が出たり、そういうのは嫌です。

 魔法があまり発達していないグーズベリー王国だって、もしかしたら被害にあうかもしれません。

 元家族に愛情はありませんけど、だからといって死んだり怪我したりすればいいとは思いません。

 何より、絶対絶対、お父様には怪我してほしくありません。

「魔王を封じるってどうやるの?というか魔王ってどこにいるの?」

『魔王は北の最果てにある地下深くにある魔王城にいるわ。まだ目覚めたばかりだから、地上には出てきていないみたい。魔王を封じるのは、無魔法と光魔法、闇魔法を融合させて使うの。魔物は普通に火や水などの四大魔法で倒せるわ』

 ティターニアの言葉に、私は深く息を吸い込みました。

 ティターニアは、精霊たちに魔王の様子を伺わせているそうです。

 魔王が目覚めた影響で、魔物が活発になり始めたというのも精霊からの報告みたいです。

 仕方ありません。

 私は聖人君子ではないし、勇者でも聖女でもないので、世界を救いたい!とか思いませんけど、お父様との幸せな生活は守りたいです。

 今度こそ幸せに、それこそおばあちゃんになるまで生きたいです。

 やれるだけやってみましょう。
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