悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな

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吐露発衝撃の事実行き

「ごめんなさい・・・」

 騙すつもりはなく、しかも私には不可抗力だったとはいえ、ローズのフリをしていたことは事実です。

 ローズのフリをして、お兄様に甘え。

 ローズのフリをして、エセルたちに大切に守られ。

 ローズのフリをして、ローズが受けるはずだった権利を傍受して来ました。

 今の私にできることは、謝罪することだけですが、ちゃんとローズが戻って来たらこの体を返すつもりです。

 そのために魔法の勉強も頑張っているのですが、今のところそれらしき魔法は見つかっていません。

 ジルベール魔王陛下は、ただ静かに私の話を聞いておられましたが、私が深々と頭を下げた後、静かにおっしゃられました。

「知っていた」

「え?」

 言われた言葉が理解出来ず、思わず聞き返します。

 知っていた?何を?

「・・・ローズが池に落とされて、俺の元に運ばれて来た時、すでにローズの心臓は。だが、俺はそれを受け入れる事が出来なかった。ローズは唯一残った俺の家族だ。だから、禁忌の闇魔法を使うことにした。何を犠牲にしても、ローズを取り戻したかった」

「・・・」

「その魔法を発動するには、代償が必要だった。俺の魔力や寿命を差し出すつもりだったが、エセルとカレンにロイン、リカルドとエラルドそれぞれが自分の魔力を差し出してくれた。だが、この魔法にはもうひとつ必要なものがあった。ローズと相性が良い魂だ。その魂をローズが生き戻るはずだった」

 ここまで聞けば分かります。
その、ローズと相性の良い魂とは、ヴァイオレットの魂だったのですね。

 別にジルベール魔王陛下やみんなを、恨んだり憎んだりするつもりはありません。

 大切な、大切な家族を取り戻すためです。

 それに、ヴァイオレットはその魔法の力に引っ張られなくても、どうせ翌日には死んでいたことでしょう。

 でも、どうしてローズではなくヴァイオレットが生き戻ったのでしょうか。

「ローズが目覚めたと聞いて、会った時には分からなかった。目覚めたばかりなのと、ショックのせいだと思っていた。だが、魔力測定の時に。魔力の波動がローズのものに似ていたがどこか違った。犠牲にした魂だろうと想像付いた。まさか、王太子に殺された令嬢だとは思わなかったが・・・」

 そんな前から気付いていたのに、どうして・・・

「生き戻ったのがどちらにしろ、生き戻った者に罪はない。罪があるとすれば、それを強行した俺であり、それを行わせた罪人だ。だから、そんな表情をするな」

 ジルベール魔王陛下は、優しく私の頬を撫でました。
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