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まだまだ子供だから
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チュッと音を立てた後、クリス様の顔が離れていく。
今、額にキスされた?
私たちは婚約者で、もうお膝抱っこが当然みたいな甘やかされ方をされてるけど、クリス様は私に口付けしたことはない。
されないからといって、クリス様の愛情を疑ってはいない。
どちらかというと、重すぎる愛情だと認識している。
だから、クリス様はそういう行為は好きでないのだと勝手に思っていた。
「ごめんね?ルミィが可愛い過ぎて、我慢出来なかった」
「・・・」
「ルミィ?」
ボッ!と音を立てて赤くなった顔を、両手で隠す。
「そんなに・・・嫌だった?」
クリス様の、どこか苦しそうな声が聞こえる。
私を抱きしめていた体が離れて行くのがわかって、私は慌てて手を伸ばした。
「ちがっ・・・」
「ルミィ、ごめんね?」
クリス様は私の上から起き上がり、そのまま私の体もソファーから起こしてくれる。
髪を撫でて謝ってくれるクリス様に、違うのだと何度も首を振った。
「・・・やじゃない。いやじゃない」
べそべそと泣き出した私に、クリス様は困ったような顔をして、それでも私を優しく抱きしめてくれた。
「うん、大丈夫だよ?別に僕は怒ってるんじゃないから。僕はね、ルミィに嫌な思いをカケラもさせたくないんだ。我慢が出来なかった自分に腹を立てているだけなんだよ」
「嫌じゃない」
どう言えば伝わるの?
本当に嫌じゃないんだけど。
「うん?」
「クリス様は・・・私のこと好きって言うけど、今までそゆことしたことなかったから、そういうことするのあんまり好きじゃないのかな、って。だから、びっくりしただけ・・・あと」
「あと?」
「・・・恥ずかしかった、の」
デコチュー程度で、こんなに恥ずかしい気持ちになるとは思わなかった。
いや。
まぁ、前世でもチューの経験ないけど。
「恥ずかしかったんだね、ごめんね?それから、さすがにルミィはまだ13歳だからね。そういうことはもう少し大人になってから、と思っていたんだよ」
「そう・・・なのですね」
ちょっと納得。
そうよね、前世でいえば中学1年生だし、デコチューくらいが相当よね。
婚約者といえど、ルミナスはまだまだ子供だから、クリス様もちゃんと考えてくれてるんだ。
何だかホッとして、クリス様にぎゅっとしがみついた。
この人は・・・
私の不安をいつも取り除いてくれる。
悪役令嬢になりたくなくて学園に通いたくないと思ったことも。
そういう行為に不慣れで、やっぱりちょっと怖いと思っていたことも。
いつも、クリス様有責みたいな顔をして、私を助けてくれる。
この人が私を好きで良かった。
私は心からそう思いながら、クリス様に抱きつくのだった。
今、額にキスされた?
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されないからといって、クリス様の愛情を疑ってはいない。
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だから、クリス様はそういう行為は好きでないのだと勝手に思っていた。
「ごめんね?ルミィが可愛い過ぎて、我慢出来なかった」
「・・・」
「ルミィ?」
ボッ!と音を立てて赤くなった顔を、両手で隠す。
「そんなに・・・嫌だった?」
クリス様の、どこか苦しそうな声が聞こえる。
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「ちがっ・・・」
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「・・・やじゃない。いやじゃない」
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「うん、大丈夫だよ?別に僕は怒ってるんじゃないから。僕はね、ルミィに嫌な思いをカケラもさせたくないんだ。我慢が出来なかった自分に腹を立てているだけなんだよ」
「嫌じゃない」
どう言えば伝わるの?
本当に嫌じゃないんだけど。
「うん?」
「クリス様は・・・私のこと好きって言うけど、今までそゆことしたことなかったから、そういうことするのあんまり好きじゃないのかな、って。だから、びっくりしただけ・・・あと」
「あと?」
「・・・恥ずかしかった、の」
デコチュー程度で、こんなに恥ずかしい気持ちになるとは思わなかった。
いや。
まぁ、前世でもチューの経験ないけど。
「恥ずかしかったんだね、ごめんね?それから、さすがにルミィはまだ13歳だからね。そういうことはもう少し大人になってから、と思っていたんだよ」
「そう・・・なのですね」
ちょっと納得。
そうよね、前世でいえば中学1年生だし、デコチューくらいが相当よね。
婚約者といえど、ルミナスはまだまだ子供だから、クリス様もちゃんと考えてくれてるんだ。
何だかホッとして、クリス様にぎゅっとしがみついた。
この人は・・・
私の不安をいつも取り除いてくれる。
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そういう行為に不慣れで、やっぱりちょっと怖いと思っていたことも。
いつも、クリス様有責みたいな顔をして、私を助けてくれる。
この人が私を好きで良かった。
私は心からそう思いながら、クリス様に抱きつくのだった。
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