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私は間違ってない《セレズノア侯爵令嬢視点》
「ゔーっ!ゔぅー!」
侯爵家の令嬢で、未来の王太子妃である私に、猿轡をするなんて!
いくら未来のお義母様だとしても許せるものではないわ。
やっぱり女はだめね。
きっと、可愛い私に息子を取られたからって嫉妬してるんだわ。
お父様もお母様も、何か言ってくだされば良いのに、どうして何も言わないのかしら?
だって、私はクリストフ様の婚約者で、未来の王太子妃。
いくら、王妃様だといっても、間違いは間違いだと言わなきゃだわ。
でも、いつまでたってもお父様たちは何も言ってくれないし、私の猿轡は外されないまま。
そうこうしているうちに、公爵家で会ったおばさんが入室してきた。
確か、クリストフ様の婚約者だと嘘をついてた子供の母親よね?
娘の非礼を詫びに来たのかしら?
というか、詫びるなら私によね?土下座されても許すつもりはないけど。
未来の王太子妃、つまりは未来の王妃に対しての非礼だもの。公爵家は取り潰しね。
そうしたら、お義母様と仲良く話し出したのよ。どういうこと?
しかも、ノエルが話に参加して、おばさんが大国の皇女だったとか、あの子供が皇帝の姪だとか言い出した。
は?
何でここで大国が関係してくるのよ。
生まれがどこであろうと、今はこの国の公爵の妻よね。
それなら、王太子殿下の婚約者である私の方が立場は上よ。
お父様とお母様は、おばさんたちの話を聞いて、死んだみたいな顔してるし。
ノエルも、なんでそんな害虫を見るみたいな目で私を見るのよ!
大体、ノエルは見た目はクリストフ様の次に好みなのに、私に対する態度が悪すぎるのよ。
賢いみたいだけど、難しい言葉ばっかり使うし、私のことを馬鹿を見るみたいな目で見るし。
私が王太子妃になったら、絶対に跪かせてやるわ。
「それで、どうされるんですか?わかりやすく処刑でもしますか?」
ノエルが言ったことに、思わず目を見開く。
それって、おばさんたちへの断罪・・・じゃないのよね?
だって、ノエルはチラリと私を見てから言ったし。
え?処刑?誰を?
頭は理解していないのに、体はガタガタと震え出す。
嘘でしょ?
だって私は何も間違ったことなんかしていないわ。
私のクリストフ様を自分の婚約者だと言う子供に、間違いを教えてあげただけじゃない。
なのに、どうして私が責められなきゃいけないの?
「私たちはそれでも良いんだけど、クリストフがねぇ・・・」
ああ!
やっぱりクリストフ様は、私のことを愛してくれているのね。
きっと、処刑なんて有り得ないって抗議してくれてるんだわ。
「死んでそれで終わりなんて、楽な終わり方は許せないって言うのよ」
侯爵家の令嬢で、未来の王太子妃である私に、猿轡をするなんて!
いくら未来のお義母様だとしても許せるものではないわ。
やっぱり女はだめね。
きっと、可愛い私に息子を取られたからって嫉妬してるんだわ。
お父様もお母様も、何か言ってくだされば良いのに、どうして何も言わないのかしら?
だって、私はクリストフ様の婚約者で、未来の王太子妃。
いくら、王妃様だといっても、間違いは間違いだと言わなきゃだわ。
でも、いつまでたってもお父様たちは何も言ってくれないし、私の猿轡は外されないまま。
そうこうしているうちに、公爵家で会ったおばさんが入室してきた。
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は?
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賢いみたいだけど、難しい言葉ばっかり使うし、私のことを馬鹿を見るみたいな目で見るし。
私が王太子妃になったら、絶対に跪かせてやるわ。
「それで、どうされるんですか?わかりやすく処刑でもしますか?」
ノエルが言ったことに、思わず目を見開く。
それって、おばさんたちへの断罪・・・じゃないのよね?
だって、ノエルはチラリと私を見てから言ったし。
え?処刑?誰を?
頭は理解していないのに、体はガタガタと震え出す。
嘘でしょ?
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私のクリストフ様を自分の婚約者だと言う子供に、間違いを教えてあげただけじゃない。
なのに、どうして私が責められなきゃいけないの?
「私たちはそれでも良いんだけど、クリストフがねぇ・・・」
ああ!
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きっと、処刑なんて有り得ないって抗議してくれてるんだわ。
「死んでそれで終わりなんて、楽な終わり方は許せないって言うのよ」
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