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ヒロインの思い
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「わた、しが、中途半端に仲良くしていたから・・・」
「そうね。悪いのはダイジェスト様だけど、貴女にも知っておく義務はあるわ。平民の貴女からしたら、みんなと親しくあることは当たり前だったのでしょう。だから、それを責めるわけじゃないわ。本来なら、殿下たちが踏みとどまるべきだったのだもの」
私の言葉に、ラクトウェル殿下が俯く。まぁ、殿下たちは踏みとどまったけどね。
「でも、口で私を罵るだけならともかく、公爵であるお父様たちに手をあげようとしたことは見逃せないの。ダイジェスト伯爵様は厳しい方よ。おそらくは、絶縁されると思うわ」
「絶縁・・・」
「仕方のないことよ。貴族は、裕福な暮らしをする代わりに、それだけの責任が生じるの。謝罪で済ませれることと、済ませられないことがあるのよ。それに、彼が心から反省していれば、助言することはできるけど、多分無理でしょうね」
自分は悪くない。悪いのは、私だと永遠に言ってそうだもの。
逆恨みされても困るから、多分だけどカクラムは、施設に入れられることになるわね。
こんな話をチェリーさんにすることは酷かもしれないけど。
「あ、あのっ!ルミナス様。無理を言っていることは理解っています。でも!私も一緒に連れて行ってください」
「見ても気持ちのいいものではなくてよ?私は、貴女には知っておく義務があるから話したけれど、ダイジェスト様の罪はダイジェスト様のもの。貴女が気にすることはないわ」
「でも、私が親しくさえしなければ・・・」
「同じように親しくしていた、アーシュリー様もセイグラム様も、踏み留まられたわ。ラクトウェル殿下もね」
確かに、チェリーさんが仲良くしなければ、カクラムが道を踏み外すことはなかったかもしれない。
クリス様が叱責しなければ、ジェライトたちは更生しなかったかもしれない。
だけど、全てがかもだ。
そうあったかもしれない仮定の話だ。
そう。仮定の責任まで問わなければならないのだとしたら『私がルミナスに転生していなければ、乙女ゲームの展開通りに、悪役令嬢以外は断罪されなかったかもしれない』
そんな仮定のことにまで、私は責任を負うつもりはない。
カクラムの行動の責任は、カクラムが負うべきであり、まぁ未成年ということから親も負うべきというところか。
「分かって・・・います。それでも、私がルミナス様の手をお借りして、正しい道に進めたように、カクラムさん・・・ダイジェスト様にもやり直して欲しいんです」
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私の言葉に、ラクトウェル殿下が俯く。まぁ、殿下たちは踏みとどまったけどね。
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「絶縁・・・」
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逆恨みされても困るから、多分だけどカクラムは、施設に入れられることになるわね。
こんな話をチェリーさんにすることは酷かもしれないけど。
「あ、あのっ!ルミナス様。無理を言っていることは理解っています。でも!私も一緒に連れて行ってください」
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「でも、私が親しくさえしなければ・・・」
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そう。仮定の責任まで問わなければならないのだとしたら『私がルミナスに転生していなければ、乙女ゲームの展開通りに、悪役令嬢以外は断罪されなかったかもしれない』
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カクラムの行動の責任は、カクラムが負うべきであり、まぁ未成年ということから親も負うべきというところか。
「分かって・・・います。それでも、私がルミナス様の手をお借りして、正しい道に進めたように、カクラムさん・・・ダイジェスト様にもやり直して欲しいんです」
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