2度目の人生は好きにやらせていただきます

みおな

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アチラは片付いたみたい

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「アチラは片付いたみたいですわね」

 シャルロット様たちの前からコストナー様・・・いえ、エリサさんが連れて行かれるのを眺めます。

 すでにコストナー男爵家からは勘当され、平民となったエリサさん。

 隣国の奴隷商に売る件は、すでに国王陛下である伯父様の許可も出ています。

 奴隷だなんてかわいそうだと思いますが、ああまで会話が通じないんですもの。

 それにシャルロット様は、国内の修道院に入れても改心するように見えないとおっしゃって。

 それと、これが一番の理由なのですが、厳しい処分にしないとエリサさんはにあってしまう可能性が高いのだそうです。

 仕方ありませんわよね。命があるだけマシだと思っていただくしかありません。

「ああ。こちらは他国の王族と貴族だ。奴隷商というわけにはいかない」

 まぁ、セオドア王家の許可が出れば奴隷商でもかまいませんけど、少なくとも王太子殿下に関しては王妃様がうるさそうですわね。

「さて、セオドア王国王太子殿下。ローゼンタール王国王太子の婚約者に危害を加えようとした罪、どうやって償う?」

「き、危害など・・・そちらの騎士の方が」

「王太子妃になる彼女を守るために、騎士が動くのは当たり前だろう?そうでなくとも彼女は王姪だ。彼女の兄君の次になるが、王位継承権はあると考えなかったのか?」

「はぁ?アリスティアが?その女は母上の指示がなければ何もできない役立たずだぞ。王位なんか・・・ぎゃああ!」

 セオドアの王太子殿下の言葉は、最後まで言うことができませんでした。

 護衛の剣を受け取ったジーク様が、その手のひらを剣で突き抜いたのです。

「僕の婚約者を貶す言葉を言ったら、次はその口がきけないようにする」

「ヒッ!」

 あの方、学習能力はないのかしら?
まず、他国の貴族を名前で、しかも呼び捨てで呼ぶなんて、どれだけ礼儀がなっていませんの?

 仮にも王太子殿下ですのよ?

 あのまま婚約を継続しなくて、本当に良かったですわ。

 外交の場で、こんな醜態を晒されたら大問題ですもの。

 それもこれも、王妃様がとことん甘やかした結果ですわね。

 国王陛下はまだ常識がお有りになったようですけど、王妃様に頭が上がりませんでしたものね。

 お義姉様のご実家と我が家がいなくなって、きっと政務も滞っていることでしょう。

 王太子殿下とその婚約者の失態の罪は、償っていただかないと。

 やはり打ち合わせ通り、セオドア王家は取り潰すしかなさそうですわね。

 ああ。
ユリア様、貴女も他人事ではございませんわよ?
 

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