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リリーってヒロインじゃなくヒーロー?
「リラっ!」
ハルト様と少しお話すること十五分。
ガチャガチャと音がしたと思ったら、扉が開いてリリーが飛び込んできた。
リリー、本当にGPS付けてない?
助かったけど。ありがたいけど。ちょっとドン引きなんだけど。
「・・・すごいな。本当に来た」
ハルト様が感心したように呟いている。
まぁ、引かれてないなら良いか。
「リリー、迎えに来てくれてありがとう。近くに、誰かいなかった?」
「誰も見えなかったけど・・・何?これって誰かが閉じ込めたの?私の大切なリラを貶めようとする人がいるのっ?」
うーん、私を貶めるというか、まぁ公爵令嬢からしたら私もターゲットなのかもしれないけど。
あの伯爵令息の標的はリリー。
リリーにフラれた彼は、リリーを手に入れるために公爵令嬢に手を貸した。
ハルト様とあの伯爵令嬢を閉じ込めることで、何をどうやってリリーを追い詰めるつもりなのかはわからない。
もしかしたら、ハルト様を崇拝している私を利用するのかもしれないし、他の方法があるのかもしれない。
一応ハルト様には、彼らの会話は伝えている。
告げ口みたいだけど、知らないことでまたハルト様が罠にかかっては困る。
今回はたまたま私が話を聞けたから、助けることができたけど、次もそうとは限らない。
でも警戒しておくことで、次を逃れることができるかもしれない。
ハルト様は、リリーと共に私たちを探しに来たエミリオ殿下たちと話をしている。
彼らにも話しておいた方が良いと言ってある。
今回はハルト様だったけど、次はエミリオ殿下とクモリス公爵令嬢を閉じ込めるかもしれない。
彼らを罰することができれば良いんだけど、今回は私が話を聞いただけなので、問い詰めてもシラを切られる可能性が高い。
相手は公爵家のご令嬢だ。
言い逃れできない証拠がいる。
「リラ嬢。これからどうするか、打ち合わせておこうと思うんだが」
「あ、はい。リリー、一緒に行こう。そこで説明するから」
「・・・分かった」
あの伯爵令息のターゲットはリリーだし、リリーにも話を聞いておいて欲しい。
まぁ、攻略対象たちが守るとは思うけど、ここは乙女ゲームの中じゃないから、絶対とは言えない。
私たちは特別室へと向かった。
クモリス公爵令嬢とビラック伯爵令嬢が備品室に向かい、誰もいない室内を覗き込んでダントン伯爵令息に何か喚いていたと報告をくれたのは、エミリオ殿下のファンクラブの一員だと名乗ったご令嬢だった。
え?ファンクラブがあるの?
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まぁ、引かれてないなら良いか。
「リリー、迎えに来てくれてありがとう。近くに、誰かいなかった?」
「誰も見えなかったけど・・・何?これって誰かが閉じ込めたの?私の大切なリラを貶めようとする人がいるのっ?」
うーん、私を貶めるというか、まぁ公爵令嬢からしたら私もターゲットなのかもしれないけど。
あの伯爵令息の標的はリリー。
リリーにフラれた彼は、リリーを手に入れるために公爵令嬢に手を貸した。
ハルト様とあの伯爵令嬢を閉じ込めることで、何をどうやってリリーを追い詰めるつもりなのかはわからない。
もしかしたら、ハルト様を崇拝している私を利用するのかもしれないし、他の方法があるのかもしれない。
一応ハルト様には、彼らの会話は伝えている。
告げ口みたいだけど、知らないことでまたハルト様が罠にかかっては困る。
今回はたまたま私が話を聞けたから、助けることができたけど、次もそうとは限らない。
でも警戒しておくことで、次を逃れることができるかもしれない。
ハルト様は、リリーと共に私たちを探しに来たエミリオ殿下たちと話をしている。
彼らにも話しておいた方が良いと言ってある。
今回はハルト様だったけど、次はエミリオ殿下とクモリス公爵令嬢を閉じ込めるかもしれない。
彼らを罰することができれば良いんだけど、今回は私が話を聞いただけなので、問い詰めてもシラを切られる可能性が高い。
相手は公爵家のご令嬢だ。
言い逃れできない証拠がいる。
「リラ嬢。これからどうするか、打ち合わせておこうと思うんだが」
「あ、はい。リリー、一緒に行こう。そこで説明するから」
「・・・分かった」
あの伯爵令息のターゲットはリリーだし、リリーにも話を聞いておいて欲しい。
まぁ、攻略対象たちが守るとは思うけど、ここは乙女ゲームの中じゃないから、絶対とは言えない。
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クモリス公爵令嬢とビラック伯爵令嬢が備品室に向かい、誰もいない室内を覗き込んでダントン伯爵令息に何か喚いていたと報告をくれたのは、エミリオ殿下のファンクラブの一員だと名乗ったご令嬢だった。
え?ファンクラブがあるの?
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