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可愛いは正義!
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黒猫は、私の頭の上を自分の所定場所と決めたみたいだ。
うん。頭が重い。
子猫だからいいけど、成長されると絶対頭がもげる。
「ノア、重いから下りて」
「にゃあ」
「抱っこするから」
「にゃー」
うん。全く会話にならない。
にゃーとは鳴くけど、動いてくれないし。
私の第六感、どうなった?
まぁ、可愛いからいいけど。
「魔法の枷、どうするかなぁ」
パラパラと本をめくりながら、ため息を吐く。
教会はこっちから来るものと思ってるから今のところ動きはないけど、実際枷を外さないと魔法は使えないから、こちらとしても身動きが取れない。
カイン様はお忙しいのか、全く連絡がない。
というか、こっちも忙しいから連絡してないけど。
元々が偽装だから気にはならないし、こっちはランディとの関係は問題なくなったからいいけど、アッチは大丈夫なのかな?
婚約者除けだったはずだけど、役に立ってるのかな?
ふとそんなことを考えていると、頭上から金色の目が私を見ていた。
「ノア?」
「にゃーん」
頭上からとん!と下りて、机の上の本の上に座ると、私と向かい合うように座った。
その小さな頭を撫でると、私の手に頭を擦り付けるように目を瞑る。
うん、可愛い。
癒されるなぁ。もう魔法使えなくても良いって思うくらい、可愛いなぁ。
「ノア、可愛い~」
「にゃー」
ギュッと抱きしめようとしたら、小さな両手で顔を押された。
つれない。
と、ノアのしっぽがペラペラと本をめくっている。
「ノア、上手だね~」
「にゃーん」
ノアはご機嫌に鳴くと、ピタリと本をめくるのをやめた。
そして、ギュッと抱きしめようとする私の手から逃れると、ヒョイと私の頭の上へと再び戻る。
「ノア、重いよ」
前のめりになって、開かれたページを眺めると、そこには『闇魔法使いについて』との記載があった。
『闇魔法を使える者は希少で、その分魔力量も多く繊細な魔法使いである。彼らは触れた相手の精神に関与出来、相手の悩みを増幅させたり、また取り除くことも出来る』
取り除くこともできる?
もしかして、ストッパーを外すことができるのって、闇魔法使いだから?
闇魔法使いは、数が少ない。
ゼッケン公爵の娘さんがその例で、教会に連れて行かれて・・・戻って来なかった。
亡くなったのか、それともそのまま軟禁されてるのかは分からないけど、それだけ貴重な存在。
でも、その闇魔法使いなら私のストッパーを外せる可能性が高い。
「すごいよ、ノア。お手柄」
頭の上のノアを撫でて、立ち上がった。
お母様たちに報告だ。
うん。頭が重い。
子猫だからいいけど、成長されると絶対頭がもげる。
「ノア、重いから下りて」
「にゃあ」
「抱っこするから」
「にゃー」
うん。全く会話にならない。
にゃーとは鳴くけど、動いてくれないし。
私の第六感、どうなった?
まぁ、可愛いからいいけど。
「魔法の枷、どうするかなぁ」
パラパラと本をめくりながら、ため息を吐く。
教会はこっちから来るものと思ってるから今のところ動きはないけど、実際枷を外さないと魔法は使えないから、こちらとしても身動きが取れない。
カイン様はお忙しいのか、全く連絡がない。
というか、こっちも忙しいから連絡してないけど。
元々が偽装だから気にはならないし、こっちはランディとの関係は問題なくなったからいいけど、アッチは大丈夫なのかな?
婚約者除けだったはずだけど、役に立ってるのかな?
ふとそんなことを考えていると、頭上から金色の目が私を見ていた。
「ノア?」
「にゃーん」
頭上からとん!と下りて、机の上の本の上に座ると、私と向かい合うように座った。
その小さな頭を撫でると、私の手に頭を擦り付けるように目を瞑る。
うん、可愛い。
癒されるなぁ。もう魔法使えなくても良いって思うくらい、可愛いなぁ。
「ノア、可愛い~」
「にゃー」
ギュッと抱きしめようとしたら、小さな両手で顔を押された。
つれない。
と、ノアのしっぽがペラペラと本をめくっている。
「ノア、上手だね~」
「にゃーん」
ノアはご機嫌に鳴くと、ピタリと本をめくるのをやめた。
そして、ギュッと抱きしめようとする私の手から逃れると、ヒョイと私の頭の上へと再び戻る。
「ノア、重いよ」
前のめりになって、開かれたページを眺めると、そこには『闇魔法使いについて』との記載があった。
『闇魔法を使える者は希少で、その分魔力量も多く繊細な魔法使いである。彼らは触れた相手の精神に関与出来、相手の悩みを増幅させたり、また取り除くことも出来る』
取り除くこともできる?
もしかして、ストッパーを外すことができるのって、闇魔法使いだから?
闇魔法使いは、数が少ない。
ゼッケン公爵の娘さんがその例で、教会に連れて行かれて・・・戻って来なかった。
亡くなったのか、それともそのまま軟禁されてるのかは分からないけど、それだけ貴重な存在。
でも、その闇魔法使いなら私のストッパーを外せる可能性が高い。
「すごいよ、ノア。お手柄」
頭の上のノアを撫でて、立ち上がった。
お母様たちに報告だ。
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