悪役令嬢はヒロイン(♂)に攻略されてます

みおな

文字の大きさ
2 / 37

家族と婚約者

しおりを挟む
 エリザベートの家族構成は、公爵の父と公爵夫人の母、そして三歳年下の妹の三人家族なの。

 父は、エルムント・クライスラー。
 青色の髪に空色の瞳の美丈夫よ。

 この国、ヴァルフリーデ王国の宰相をしているわ。

 母は、フロランテ・クライスラー。
 エメラルドグリーンの髪と瞳を持った淑やかな美人。
 社交界の華と呼ばれてるわ。

 妹は、イザベリーナ・フロランテ。
 母と同じエメラルドグリーンの髪と父と同じ空色の瞳を持つ、可愛らしい容姿をしているわ。

 七歳にして我儘放題なの。

 それともこのくらいの子供って、我儘な生き物なの?
 前世では一人っ子だったし、親戚付き合いもしてなかったからよく分からない。

 ほら、よくあるじゃない。
スーパーとかでおもちゃやお菓子を買って欲しくて泣き喚いている子供。

 まさしくアレよ。

 え?スーパーって何なのかって?
うーん。そういえばこの世界にはないのよね。
 食料品を売ってるお店って言えば分かるかしら?

 イザベリーナは、父の色も母の色も受け継がなかった私を馬鹿にしてるのよね。

 私の髪色と瞳の色は、祖父と祖母の色を継いでいるのに。

 そんな妹を可愛いかといえば、どちらかといえば可愛くないわね。

 そもそも私、子供嫌いなのよ。
イザベリーナって見た目は可愛いから、黙ってれば可愛がりたくなる感じなんだけどね。

 でも今は、この子も役に立ちそうって思ってる。

 というのもね。
私の婚約者はこの国の第二王子殿下なんだけど・・・

 これまた典型的な我儘王子なの。

 第二ってことでわかると思うけど、ヴァルフリーデ王国第二王子アーロン殿下にはお兄様がいる。

 ここが私が彼の婚約者に選ばれた原因というかポイントなの。

 まず、このヴァルフリーデ王国の現王妃様であるアーロン様のお母様は、元々は側妃様なの。

 前王妃様が第一王子殿下をお産みになられた後に儚くなられてしまって、陛下は喪が明けてから側妃様を召されたのよ。

 本来なら王位継承は第一王子がされるんだけど、産みのお母様が現在の王妃だから、アーロン様陣営が強気というか、ね。

 そこで、宰相であり筆頭公爵家の娘の私の存在が問題になってくる。

 私が第一王子殿下と婚約なんかしたら、アーロン様陣営としては不利になるってこと。

 元々、私と第一王子殿下は同い年で、アーロン様は三歳年下、つまりイザベリーナと同い年だもの。

 なら、イザベリーナと婚約すればって思うんだけど。

 私とアーロン様の婚約は王命だから、陛下や王妃様は何か思うところがあるんだと思うわ。



しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

あの日々に戻りたくない!自称聖女の義妹に夫と娘を奪われた妃は、死に戻り聖女の力で復讐を果たす

青の雀
恋愛
公爵令嬢スカーレット・ロッテンマイヤーには、前世の記憶がある。 幼いときに政略で結ばれたジェミニ王国の第1王子ロベルトと20歳の時に結婚した。 スカーレットには、7歳年下の義妹リリアーヌがいるが、なぜかリリアーヌは、ロッテンマイヤー家に来た時から聖女様を名乗っている。 ロッテンマイヤーは、代々異能を輩出している家柄で、元は王族 物語は、前世、夫に殺されたところから始まる。

自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~

浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。 本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。 ※2024.8.5 番外編を2話追加しました!

【完結】ど近眼悪役令嬢に転生しました。言っておきますが、眼鏡は顔の一部ですから!

As-me.com
恋愛
 完結しました。 説明しよう。私ことアリアーティア・ローランスは超絶ど近眼の悪役令嬢である……。  気が付いたらファンタジー系ライトノベル≪君の瞳に恋したボク≫の悪役令嬢に転生していたアリアーティア。  原作悪役令嬢には、超絶ど近眼なのにそれを隠して奮闘していたがあらゆることが裏目に出てしまい最後はお約束のように酷い断罪をされる結末が待っていた。  えぇぇぇっ?!それって私の未来なの?!  腹黒最低王子の婚約者になるのも、訳ありヒロインをいじめた罪で死刑になるのも、絶体に嫌だ!  私の視力と明るい未来を守るため、瓶底眼鏡を離さないんだから!  眼鏡は顔の一部です! ※この話は短編≪ど近眼悪役令嬢に転生したので意地でも眼鏡を離さない!≫の連載版です。 基本のストーリーはそのままですが、後半が他サイトに掲載しているのとは少し違うバージョンになりますのでタイトルも変えてあります。 途中まで恋愛タグは迷子です。

シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした

黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)

婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました

宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。 しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。 断罪まであと一年と少し。 だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。 と意気込んだはいいけど あれ? 婚約者様の様子がおかしいのだけど… ※ 4/26 内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。

転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした

ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!? 容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。 「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」 ところが。 ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。 無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!? でも、よく考えたら―― 私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに) お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。 これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。 じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――! 本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。 アイデア提供者:ゆう(YuFidi) URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464

転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。 もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。 振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!! え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!? でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!? と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう! 前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい! だからこっちに熱い眼差しを送らないで! 答えられないんです! これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。 または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。 小説家になろうでも投稿してます。 こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。

彼女が高級娼婦と呼ばれる理由~元悪役令嬢の戦慄の日々~

プラネットプラント
恋愛
婚約者である王子の恋人をいじめたと婚約破棄され、実家から縁を切られたライラは娼館で暮らすことになる。だが、訪れる人々のせいでライラは怯えていた。 ※完結済。

処理中です...