はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第七十四話

「お母様!」

 お母様が、クシュリナ王国の王宮へ訪ねて来られました。

 お母様だけかしら?お父様は?ジェレミーは?

「お疲れではありませんか?お母様。少しお部屋でお休みになってから、お茶をご一緒して下さいませんか?」

「ありがとう、エリザベス。お言葉に甘えて、そうさせてもらうわね。陛下や王妃殿下にご挨拶させていただきたいわ。お伺いしてくれるかしら?」

「はい。ミリア、お母様をお部屋へご案内して。セイラは陛下にお時間が取れるかお伺いを」

 お母様がいらっしゃることは、もちろん陛下たちにお伝えしてあります。

 いくら私の親だからといって、勝手に王宮に招くわけにはいきませんもの。

 お手紙をいただいた時、お父様とジェレミーも一緒だと思って、お部屋もふたつ準備してもらったのですけど・・・

 とりあえず、あとでお母様からお話をお聞きしてから、ですわね。

 一時間ほどしてから、お母様のいる客室に向かいました。

 陛下からは、夕食を一緒にと言付かりました。

 陛下も王妃殿下もお忙しい方ですが、急務がない限りは晩餐は共にして下さっています。

 扉の前に立つ護衛に声をかけてもらい、客室に入りました。

 お母様は、立ち上がり私を迎えて下さいます。

「ふふっ。ちゃんと王太子妃殿下とお呼びしなくてはいけないわね」

「やめてください。公の場では仕方ありませんが、今は私の場です。私もお母様とお呼びしているのですから」

 さすがに公の場では、カリスタ伯爵夫人とお呼びしなくてはいけませんけど。

 陛下や王妃殿下のことも、晩餐の時などは、お義父様お義母様とお呼びしています。

 恐れ多いことですが、そう呼んで欲しいとお願いされてしまって。

 いえ。そんなことよりも、お母様ですわ。

「お母様、お父様とジェレミーはどうなさいましたの?ご一緒だとばかり」

「旦那様は、バルトフェルド帝国に縁ある方々に会いに行っているわ。ジェレミーはお留守番なの。あの子、出る直前に風邪をひいてしまって。もし貴女にうつしたら大変だから今回は置いてきたのよ」

「まぁ、風邪を。残念ですわ、ジェレミーにも会いたかったです」

 私はアルバート様のお子を授かっている可能性がありますから、周囲はとても厳戒態勢なのです。

 授かりものですから、そうすぐに授かるとは限りません。

 まぁ、夜は共寝をしておりますし、今月はまだ月の物は来ておりませんけど。

 それよりも。

「バルトフェルド帝国にゆかりのある方、ですか?」

「ええ。うちは出店していなくても、繋がりはあるのよ」

 いえ。それはそうでしょうけど、まさかもう動いてくださっているの?

 

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